ドコモのXperia X Compact SO-02Jの機種変更が一括割引&値下げされたことによって人気となっていますが、もう一つ2年前の旧モデルを使い続けている人はスマホを買い換えるメリットを再認識できるポイントがありました。

それはバッテリーの劣化による影響&割高な電池交換コストについてです。

スマートフォンが一般的に普及し始めた頃のモデルに比べれば、現在から2~3年前に発売されたモデルは大容量バッテリー・節電機能を搭載した機種も増えていた時期であり、電池の保ちが良い機種もありました。しかし、2年も使い込めばやはり購入直後の電池の持ちの良さは保たれていないでしょう。

昔の携帯であれば多くの機種が電池パックを交換することでリフレッシュが出来たので2年以上使う場合でも電池の劣化を気にせずに使うことは出来たかもしれません(年ごとに電池パックが貰える施策もありましたね)。2014年~2015年頃も含めて現在販売されているほとんどのスマートフォンはユーザーが電池交換を出来るようには作られていません(電池交換が出来る機種も無くはないですが)。気合を入れれば自分で交換することも出来なくはありませんけれど、それも無料・ノーリスクというわけにはいきません(関連記事:au Xperia ZL2(SOL25)の分解&バッテリー交換修理方法)。

およそ2年前にドコモから発売された機種をもし今後も使い続けたいけれど、バッテリーの劣化が気になる・・・という人に電池交換をするよりも、下取りに出して機種変更することをオススメしたいです。

旧モデルのバッテリー交換費用

機種名 電池交換費用 下取り評価額*
Xperia A2 SO-04F 9570円 9,800円相当
Xperia Z3 Compact SO-02G 9680円 20,800円相当
Xperia Z3 SO-01G 9680円 20,800円相当
Xperia Z2 SO-03F 9,900円 15,800円相当
ARROWS NX F-02G 8,140円 15,800円相当
AQUOS ZETA SH-01G 8,910円 13,800円相当
AQUOS ZETA SH-04F 8,910円 9,800円相当

*ドコモの公式修理サービス・下取りプログラムの2017年2月1日時点の価格情報(良品の場合)です。郵送の場合はdポイントが付与されます。

上記の7機種はおよそ2年前に発売された人気モデルですが、いずれも公式でバッテリー交換を行うと8千円~1万円程度のコストが掛かり、さらに預かり修理が必要です。どうしてもその機種に拘りがあるというのなら電池交換をしてでも使い続けるのも良いですけれど、2年前の機種をドコモの下取りに出し、2016年-2017年の最新モデルに買い替えたほうがむしろ出費は少なく済みます。

バッテリー以外にも故障箇所がある場合には「ケータイ補償サービス」を使うことによって単にバッテリー交換をするよりも安く機種交換をすることが出来なくもないですが、とにかくドコモの公式サービスとしての非交換型内蔵バッテリーの交換修理は非常に割高だということだけは知っておきましょう。

Xperia X Compactの価格

2017年2月時点のSO-02Jの販売価格情報です。

2017年2月1日~:新規・機種変更・MNP全オーダー

Xperia X Compact
SO-02J
定価 一括購入
値引き額
購入サポ適用後
一括価格
割引解除料
so-02jmini 63,504円 -47,952円 新品
15,552円
23,976円
(機変のみ
21,384円)
SO-02G電池交換
9,504円 中古のまま
9,504円

*一括値引きの「端末購入サポート」には適用条件があります。小容量のデータパック・シェアオプションおよびカケホーダイライトプランとも組み合わせ可能ですので、月額料金もXperia Z3 Compactのときより安くなる可能性もあるでしょう。

2017年冬モデルとして、Xperia X Compactをハイエンドまで性能アップさせた新機種 Xperia XZ1 Compact SO-02Kが発売中です。

2018年5月時点での価格はXperia X Compactの価格より1万円ほど高くなりましたが、コンパクトモデルながら処理性能は2倍以上、デザインもさらにかっこよく・発熱も少ないSO-02Kの機種変更はオススメです。

→2018年6月1日より、機種変更価格が値下げされます。SO-02JとSO-02Kの公式価格は同額(SO-02Jはすでに販売終了済み)となりますので、ますますXperia XZ1 Compactへの機種変更がお得になります。

Xperia XZ1C
SO-02K
定価 月サポ 機種負担額
 77,760円 −2,133円
→-2,592円

×24回
15,552円

また、ユーザーで交換が不可能な機種でもリスクを承知で自己修理を行うケースも考えられますが、ドコモで2014-2015年頃に発売された機種はまだまだ下取りで高い価値がありますので、自分で電池交換をして破損させるリスクを取るよりは下取りの活用をオススメしたいです。

☆「ドコモの下取りプログラム

Xperia Z3 Compact SO-02G(通称:ソニジ)に比べて、Xperia X Compact SO-02Jが性能面で劣っている点はほとんど無く、電池も長持ちになっています(実利用可能時間でおよそ2割アップ)。Xperia XZ1 Compact SO-02Kならばさらに電池の持ちは向上しますので、古いスマホを使い続けるメリットはますます小さくなってしまいました。

ソニジの電池交換に9,504円支払うことに比べて、SO-02Gを下取りに出してSO-02Jを実質マイナス5千円で買う(機種変一括15,552円 – 下取りで2万円引き)のと、どちらが良いのかという話です。他の2年前の機種も同様で、よほどの事情がない限りは2年前の機種を使い続けるよりも新しい機種に買い替えてしまったほうがお得だと思います。

☆「ドコモ公式HPでXperia XZ1 Compact SO-02Kをみる


2年間でスマホの買い替え時期がやってきている人は、2年間のスマホ性能のアップだけでなくバッテリーを新しくするという意味でも買い替えを推奨します。Xperia Z3 Compactの場合は2017年時点から見ても日常利用程度ならスペックは悪くありませんし、物を大事にするのは良いことですが電池の持ちが悪くなってしまったらやはり替え時です。

関連記事:機種変更が安いと評判のXperia X Compact SO-02Jと2年前のZ3 Compactからの進化点

Xiスマホの契約からであればオンラインショップにて機種変更注文すれば事務手数料も無料(店頭では2000円+頭金)になるため、古い機種を持っている人は下取りプログラムを活用して最新機種に取り替えを行いましょう。

☆ドコモの簡単オンライン注文手順まとめ

ソニジのバッテリー交換料金は割高 自己修理よりもXperia X Compactへの機種変更がオススメ