2022年6月10日に発売日を迎えるソニーの新型格安スマホ Xperia Ace III(エクスペリア エース マークスリー/SO-53C・SOG08・A203SO)を買う場合に気をつけたい、他のモデルと比較した場合のデメリット・弱点・欠点などを実機レビューで解説します。
Xperai Ace IIIはその機種名の通り、Xperiaの「Ace」シリーズの第3世代となるモデルで、ソニーのスマホとしては最も安いエントリーモデルです。
2022年モデルの場合、他ランクのモデルは「IV」(フォー/4)世代です。
・Xperia 1 IV (一番高い高級機)
・Xperia 5 IV (仮/たぶん2022年秋冬発売)
・Xperia 10 IV (中間の機種)
・Xperia Ace III (一番安い機種)
となっており、Aceだけ2022年モデルが”第3世代”となっているため、購入時に間違えないようにしてください(Xperia Ace4という機種はまだ存在しません)。
ちなみに、初代のXperia Aceは2019年モデル、第2世代 Xperia Ace 2は2021年にドコモから発売されています。
(2世代前のXperia Ace 実機)
(2021年モデル Xperia Ace II実機)
当サイトでは歴代Xperia Ace/Ace2ともに実機レビューを掲載しており、2022年モデル Xperia Ace3と比べた場合に「買うメリットがあるのか」あるいは「買うときに気をつけたほうが良い点」を比較・評価していきます。
Xperia Ace3とAce2の比較・進化
まずは2022年モデルのXperia Ace IIIと2021年モデルのXperia Ace IIの数字的な違い・比較をしてみましょう。
2022年新型のXperia Ace IIIは、実は旧モデルのXperia Ace IIのサイズと数字的な違いは少なく、大きさはほとんど変わっていません。
スペック・仕様 | 2022年モデル Xperia Ace III |
2021年モデル Xperia Ace II |
ディスプレイ | 5.5インチ HD+/TFT (1496×720) |
5.5インチ HD+/TFT |
サイズ | 140 × 69 × 8.9 mm |
140 × 69 × 8.9 mm |
重さ | 162グラム |
159グラム |
SIMスロット |
nano SIM(d) nano SIM+eSIM(au/YM) |
nano SIM |
電池容量 | 4500mAh | 4500mAh |
連続待受時間(4G) |
約610時間 |
約810時間 |
CPU | Snaapdragon 480G |
Helio P35 |
RAM | 4GB | 4GB |
ROM | 64GB |
64GB |
5G通信 | 対応 | 非対応 |
おサイフケータイ |
対応 |
対応 |
ワンセグ/フルセグ |
非対応 |
非対応 |
ワイヤレス充電 |
非対応 |
非対応 |
外部ストレージ |
micro SD対応 |
micro SD対応 |
カメラ | 1300万画素[メイン]
1/3.0インチセンサー F値 1.8 |
1300万画素[メイン]
1/3.0インチセンサー F値 2.0 +200万画素[深度測位] |
インカメラ |
500万画素(インカメラ) | 800万画素(インカメラ) |
防水防塵 |
IPX5/8 IP6X対応 | IPX5/8 IP6X対応 |
生体認証 |
指紋(画面横) | 指紋(画面横) |
価格** | d:34,408円 au:33,415円 YM:31,680円 |
d:22,000円 |
*ドコモモデルの数値を参照しています。
**発売時点の価格。
Xperia Ace IIIのSIMスロットはドコモ版SO-53Cのみnano SIMシングル、他社はnano SIM+eSIMのデュアルスロットに対応しています。デュアルSIMが利用したい場合はau(UQ)またはワイモバイルモデルの購入を推奨します。
Xperia Ace2→Ace3で大幅に進化した点・メリット
2021年モデルと2022年モデル新型Xperia Aceでは、外観の見た目はそれほど変わっていません。しかし、中身は大きく進化した部分もあります。
それは搭載CPU(SoC)と5G通信への対応です。
旧モデルのXperia Ace IIに搭載されていたCPUは「Helio P35」という型番のチップであり処理性能は、はっきり言ってかなり低めでした。
新型に搭載されている「Snapdragon 480 5G」も決して性能が高いわけではないのですが、Helio P35より格段に処理性能が高くなっています。Antutuベンチマークスコアでの比較なら2倍以上の差があります(Antutu Benchmarkは低スペックなスマホ(RAMが小さい)だと正確な数字が出ない場合があり)。
Xperia Ace IIIのAntutuスコアは約30万点です(ver9/Liteバージョン。当サイトで実際に測定したデータ)。
Xperia Ace IIIはSnapdragon 480 5G/RAM 4GBという、最新のスマートフォンとしては最も低い水準と言えるスペックながら最新スマホはエントリーレベルでもゲーム目的でなければ快適に動作することが期待出来ます。
(Xperia Ace2のベンチマーク結果/ ver8時)
1世代前のXperia Ace II (SO-41B)は、ドコモのスマートフォンとしても最小限の処理性能でした。これでもスマホの基本動作・ある程度のゲームプレイは可能ながら、2022年時点からみると初心者向けとしても低性能と言わざるを得ません。
スマホでいろんなゲームを快適に遊びたいという場合はもう少し性能が高い機種の購入を推奨しますが「LINEやSNSツールを使う」「カンタンなスマホゲームで遊びたい」「ネットや動画・漫画アプリを見たい」と言った程度なら、Xperia Ace IIIでも十分なパフォーマンスを得られるでしょう(個々のアプリ・動作はシステムとの相性等でも変わることがあります)。
Xperia Ace IIIの処理性能は「初心者向けとしては十分/ゲームをたっぷり遊びたい人には不足する可能性大」という評価です。旧モデルからは断然アップグレードしているとは言え、数世代前の型落ちハイエンド機種にも劣るレベルであることは覚悟して購入検討をしてください。
Xperia Ace3の5G通信/対応バンド
Xperia Ace初代・第2世代までは4G(Xi)スマートフォンでした。2022年モデルのXperia Ace IIIは各モデル5G通信に対応します。
現時点で公開されている各社の5G対応バンドは以下のとおりです。
型番 | sub-6 | mmWave |
docomo SO-53C | n78(3.7GHz) / n79(4.5GHz) | 非対応 |
au SOG08 | n77/n78(3.5GHz/3.7GHz)/n3/n28 | 非対応 |
YM A203SO | n77(3.4GHz/3.7GHz)/n3/n28 | 非対応 |
*より詳しい対応周波数は各社HPを参照。
Xperia Ace IIIはsub6の5G通信に対応します。一方でミリ波(mmWave)の5Gには非対応です。
Xperia Ace3の弱点やデメリット・不安点
Xperia Ace IIIは旧モデル(Ace2)に比べると大きく性能がアップした点がある一方で、5Gスマートフォンとしては低価格なエントリーモデルであることから、過度な期待をして機種変更するとがっかりする・性能や機能に不足を感じるかも知れない部分があります。
まずXperia Ace IIIの弱い点はカメラです。
Xperia Ace IIIのカメラは1300万画素のシングルカメラであり、望遠やワイドな撮影が出来る専用レンズがありません。ズーム・広角できれいな写真が撮れる上位モデル・最新高性能カメラ搭載モデルにはXperia Ace IIIの画質は遠く及びません。
Xperia Ace IIIのカメラには、写真撮影の初心者でも何も考えずに最適な設定が出来る「シーン」(食事・風景・人物など)と「コンディション」(固定・動き)などのAI機能があります。
Xperia Ace3の写真機能は一般的な風景を記録として残すだけ、カメラの加工などは一切したことがない・拘らないというユーザー向けのカメラ性能です。
Xperia Ace IIIのメリットでもありデメリットにもなり得る部分は、新たに対応した「5G通信」に関わるものです。
Xperia Ace IIIでは4Gスマホに比べて高速な通信速度が期待出来る一方で、5G通信の利用・5G通信に対応したチップにより、消費電力が増える傾向にあります。これは5G通信エリアに居る・5Gの周波数につながっている時だけの問題ではなく、「5Gに接続を試みる」という時点でバッテリー消耗が大きくなり、ドコモが公開している4G待機可能時間は約25%も短くなりました。
ただ、Xperia Ace IIIの電池持ちはスマホ全体では優れているほうであり、「電池持ちが良いスマホが欲しい」という場合にはXperia Ace IIIを選択することは間違っていません。
5G通信に対応したことで、回線通信の速いサービスで利用する場合にはあっという間にギガ(パケット容量)を使い尽くしてしまう(高速通信容量がなくなり、通信が低速化する)可能性が出てくるため、使い放題系のプラン以外で利用する場合は注意が必要です。
Xperia Ace IIIの最大通信速度は他のハイエンドモデルほど速くはないものの、それでも最大1Gbpsを超える速度が出る可能性はあります。
設定により5G通信を無効にする(4Gのみで接続する)ことや、通信容量が一定値に達した場合に警告を表示させたり、データ利用の上限を設定することも出来ますので、パケット通信の節約術を身につけている人・管理できる人なら特に問題ないでしょう。
2022年時点ではもう5Gスマホが当たり前となり、4Gスマホの新機種はほとんど出なくなったため「5Gスマホは嫌だ」という人はガラケー機種などを選ぶようにしてください。
Xperia Ace IIIは初心者にも向いている
Xperia Ace IIIはシンプルで軽いだけでなく、始めてのスマホとして使いやすい「かんたんモード」にも対応しています。
通話機能やメールのアプリ起動アイコンを大きく表示し、シニアユーザーでも扱いやすい・わかりやすい設定に変える事ができます。
もちろんXperia Ace IIIはシニア専用モデルというわけではないので、アプリやゲームの追加も自由自在です。
Xperia Ace IIIを買うべき/買うべきではない人の目安
Xperia Ace IIIは旧モデルから大きくアップグレードされた部分があったり、低価格モデルがゆえに他機種から比べると性能が低め・抑えめである点も多数あります。
Xperia Ace IIIの特長・特性を理解した上で、この機種を買うべきか、別の機種を選ぶべきかざっくりと目安を列挙してみましょう。
【Xperia Ace IIIの優れた点/メリット】
・最新高性能スマホは高くて買う気になれない人向け
・安いXperiaで初の5G対応モデル
・初心者向けなら十分な処理性能
・片手で持ちやすいサイズ/電池持ちも良い
・指紋が目立たないコーティング/割れにくいガラス採用
・便利なeSIM対応モデルもある
【Xperia Ace IIIでは満足できないかもしれない人】
・始めてのスマホ購入ではない人
・スマホゲームを快適に遊びたい人
・きれいな写真を撮りたい人
このような項目を重視するなら、より上位の高性能モデルを買うほうが満足できるでしょう。
Xperia Ace3は大幅値上がり。でも安く買えるチャンスあり
2022年モデルのXperia Ace IIIは、旧型のXperia Ace IIよりも処理性能アップ・5G通信対応などのアップグレードをした影響から、大幅な本体価格値上げとなりました。
2021年 Xperia Ace II価格 22,000円 → Ace IIIは約56%の定価値上げ
Xperia Ace IIIは旧モデルよりは高くなってしまったのですが、今ならキャンペーンや乗り換え特典を使うことにより、ドコモで機種変するよりも断然安く買えるチャンスがあります。
Xperia Ace IIIの乗り換え価格
旧モデルのXperia Ace IIはドコモ専売モデルであったため、既存のドコモユーザーは割引無し(2022年6月8日時点)の機種変更をするしかありませんでした。
しかし、今年のXperia Ace IIIは各社がそれぞれ扱うため、乗り換え・キャンペーンにより割引合戦が活発です。
販売ショップ | 各社の定価 | 乗り換え時の割引/キャンペーン |
ドコモ SO-53C | 34,408円 | 5Gウェルカム割適用時 一括17,908円 |
au SOG08 | 33,415円 | au Onlineshopお得割 一括11,415円~ |
UQモバイル SOG08 | 33,415円 | 指定プラン加入時 一括11,415円~ |
ワイモバイル | 31,680円 | 一括10,080円~ +最大3,000円相当還元 ( +もれなく3,000円相当還元 →実質4,080円で買える |
*それぞれ2022年6月8日時点の情報。加入プランにより割引が変動する場合があります。
2022年6月8日時点で、一番お得にXperia Ace IIIが買えるのはワイモバイルです。
ワイモバイルモデルの購入時限定で、対象期間中に購入すると3,000円相当のPayPay還元/新規・乗り換え契約で対象プラン加入時に最大3,000円相当、合わせて6,000円分もPayPay還元がもらえるキャンペーンがあります(キャンペーン参加には応募が必要です)。
対象 | 新規/乗り換え/機種変更などすべて |
購入期間 | 2022年8月31日まで |
応募期間 | 2022年9月4日まで |
特典 | 3,000円相当 |
一括価格もワイモバイルが他社より安いため、Xperia Ace IIIを買うならワイモバイルへの乗り換え検討をしましょう。
☆「ワイモバイル-新どこでも貰える特典 クーポン発行ページ」
*新どこでももらえる特典:新規・のりかえ・番号移行・シンプルS/M/Lへの変更が対象。シンプルS/M/L内のプラン変更と機種変更(指定プランからのプラン変更を伴う場合は除く)は対象外です。クレジットカードでのお支払いは対象外。ただし、PayPayアプリを介したPayPayカード、ヤフーカードでのお支払いは対象。シンプルSは500円相当。シンプルM/Lは6,000円相当(2023年8月25日~/終了日未定)。後日PayPayポイントを付与。出金と譲渡はできません。PayPayポイントは出金と譲渡はできません。PayPay公式ストア/PayPayカード公式ストアでも利用可能。 特典には適用条件があります。最新情報は公式HPの記載を各自参照ください