新型モデルによって型落ちしてしまっているとはいえ、ここまで投げ売りをされてしまうと定価で買った人/値下げ前に買った人は少し悲しくなってしまうかもしれません。
*【追記】:本キャンペーン価格は2023年8月20日を以って終了します。それ以降は実質値上げとなる見込みですので、購入はお急ぎください。
NTTドコモは2023年8月7日より、ドコモの公式サイト「ドコモオンラインショップ」の限定割引を改定し、2022年モデルとして発売していたソニーの超高級スマホを、格安スマホ並の負担で機種変更出来るようにします。今回は新規、乗り換えだけでなく、既存ユーザーも全く同じ価格まで値下げOKです。
今回の値下げにより、本来定価は19万円もする高級スマホであった「Xperia 1 IV」が、格安スマホとして人気だった同じくソニー製の「Xperia 10 IV」と割引・購入補助プログラム適用によってわずか2,640円の差になってしまうというバグレベルの価格設定になります。
Xperia 1 IVよりも古いXperiaシリーズを使っているドコモユーザーで、10万円を遥かに超えるような最新スマホを買うのは厳しいという人は、この機会を逃さない方が良いでしょう。
Xperia 1 IVの「19万円」なスペック・仕様
通常価格が「19万円」もする高級モデル Xperia 1 IVは以下のようなスペック・仕様です。
ディスプレイ (解像度) |
6.5インチ 有機EL 4Kワイドパネル |
生体認証 | 指紋認証 (本体横) |
サイズ | 縦:165 mm 横:71 mm 厚さ:8.2 mm 重さ:187グラム |
カメラ | 1200万画素 +1200万画素 +1200万画素 |
バッテリー | 5000mAh | SIMスロット | nano SIM+eSIM |
充電速度 | 急速充電対応 | おサイフケータイ | 対応 |
CPU | Snapdragon 8 Gen1 |
防水/防塵 | 対応 |
RAM/ROM | 12GB/256GB | 定価 |
190,872円 |
Xperia 1 IVは2022年の最高峰CPU「Snapdragon 8 Gen1」を採用、スマホとしては最高レベルの4K解像度ディスプレイ、ハイスペックパソコン級のメモリ12GB、ドコモ版でも2つの電話番号で同時利用が出来る「nano SIM+eSIM」のデュアルSIM対応、世界初の望遠”光学”ズーム対応などなど、当時はソニーの最新技術・最高のコンテンツを楽しむための仕様が詰め込まれていました。
2023年夏モデルXperia 1 Vから比べるとやはり「1世代古い」と感じる仕様であるものの、19万円で販売されるだけはあるハイエンド仕様であることは変わりなく、2022年モデルより古い機種・エントリー~ミドル~並のハイスペッククラスのスマホから買い替えるのであれば、Xperia 1 IVのほうが性能は格上でしょう。
関連記事:Xperia 1 IV実機レビュー・評価
Xperia 1 IVの投げ売りセールを使う方法
2023年8月7日から実施されるドコモのXperia 1 IVの投げ売りは、オンラインサイトから誰でも簡単に参加出来ます。乗り換え(MNP)ユーザーだけ優遇する店舗販売とは違い、このセールは機種変更ユーザーも同じ待遇です。
2023年8月7日以降、Xperia 1 IV SO-51Cの負担額は以下のとおりになります。
Xperia 1 IV SO-51C 通常価格: 190,872円 |
オンラインショップ限定 機種購入割引 (8月20日までの場合) ▲ 77,000円値引き |
いつでもカエドキプログラム ▲最大80,520円免除 |
実質負担 33,352円 |
*割引には適用制限があります(オプション加入などの条件は一切ありません)。詳しくはドコモサイトを参照してください。購入後8日以内なら返品も可能です(保証規定は公式HP参照)。
☆「ドコモオンラインショップ割引対象 Xperia 1 IVの価格をみる」
同じ条件でXperia 10 IVの機種変更をすると、定価 64,152円ー機種変更値引き11,000円ーカエドキ 22,440円=実質30,712円となるため、Xperia 1 IVとXperia 10 IVの実質的価格差はたったの2,640円になるというからくりです。本来は10万円以上も値段が違う格安スマホとハイエンドモデルが、こんなことになってしまいました。
楽天ならXperia10IVが返却不要で実質5,800円
ドコモでは極端な値引き・返却時の残債免除効果が異常に高いことで型落ちハイエンドのXperia 1 IVだけが安く、割引が少ないXperia 10 IVが逆に割高に感じられる設定ですが、料金の安い楽天モバイルならXperia 10 IVが更に安く、面倒な返却プログラムも無しで買えるため超人気です。
楽天モバイルのXperia 10 IVはドコモ価格より本体が安く、さらにポイント還元が強力です。
楽天モバイル Xperia 10 IV 価格:49,800円 |
プランセット値引き (新規または乗り換え) ▲16,000円オフ |
購入キャンペーン ▲最大28,000ポイント還元 |
実質価格 5,800円相当 |
*1ポイント=1円相当として。還元ポイントを獲得するには条件があります。
Xperia 1 IVに比べると性能が低めのXperia 10 IVですが、返却無しで、ドコモで機種変更するより2.5万円もお得という設定であり、こちらもXperia 10 Vによる型落ち効果で投げ売り状態です。
Xperia 1 IVは2022年モデルの最上位スマートフォンであり、ディスプレイ・処理性能・カメラ性能などあらゆる点で格安スマホのXperia 10 IVとは比べ物にならないほどの性能を持っています。
ドコモでは現在新機種「Xperia 1 V」を20万円を超える価格で販売しており、Xperia 1 IVの在庫処分を急がないと現行モデルも売れ残ってしまうというタイミングが来ているのでしょう。1 IVがいつまでも残っていると、1 Vも同じ道を辿ってしまうでしょうから・・・
ドコモの財政事情はユーザーにとって知ったことではありませんが、ここまでのドコモ機種変更ユーザー優遇は滅多にあるものではありません。
ドコモのオンライン限定割引で機種変更する場合は、送料も事務手数料も無料の優待があります。古いXperiaスマホや2年以上前のスマホをまだ使っているユーザーは、簡単に注文できるオンラインショップでXperia 1 IVの特価セールを利用しましょう。
参考:返却出来なかったときのリスクに備える
今回のXperia 1 IVの投げ売りセールでは、負担額を大幅に減らすことが出来る「いつでもカエドキプログラム」を適用する必要があります。ユーザーに非常に有利な設定(2年後、SO-51Cの中古価値が8万円以上である可能性はほぼゼロ)であるため、Xperia 1 IVを買うなら絶対に加入することを推奨しますが、”紛失・破損・改造”などによって返却できない場合/残債免除が出来ない場合の負担が怖いという人もいるかもしれません。
ドコモの「いつまでカエドキプログラム」を含む、2年後に端末を返却する販売手法は、高くなりすぎた日本のスマホを手軽に使うためにもはや必須の購入補助です。しかし、破損・紛失してしまうと免除効果は受けられない/負担金が生じる場合があるため、別途保険・保証サービスへの加入をするかどうかは各自の判断となります。
ユーザーのミスでスマホを水没させたり、画面を割ってしまった場合に保険が使えるサービスもありますので、高級な(返却時の免除額が大きな機種)スマホを使うのが不安という人は、モバイル保険への加入検討をしましょう。