国内でXperia X Performanceが発売開始となったのは僅か2ヶ月前の2016年6月24日ことでした。まさかこんなに早く型落ちするとは・・・
2016年9月1日20時(日本時間)にソニーモバイルはIFAのプレスカンファレンスにて2016年秋以降に投入するスマートフォン端末「Xperia XZ」および「Xperia X Compact」を発表しました。
2015年モデルまで続いたフラッグシップ機の「Z」を冠する、5.2インチモデルのハイエンド機種が「Xperia XZ」です。そして、Xperia X Compactはこれまで国内ではドコモだけで発売されてきた4.6インチのコンパクトシリーズを引き継いだモデルとなります。
Xperia X Compactは旧モデルのXperia Z5 Compact SO-02Hの発売からほぼ1年が経過しているため、モデルチェンジのタイミングとしては妥当ですが、2016年夏モデルのXperia X Performanceとターゲット層が重なるモデルがこんなに早く投入されるのは驚きです。
Xperia XZの国内での発売時期は2016年10月~11月頃、Xperia X Compactは9~10月頃にもドコモより発売される見込みです。
実際に日本で買えるようになるまでにはしばらく時間がありますけれど、今回は上位モデルのXperia XZと、夏モデルのXperia X Performanceについて注目しながら比較してみましょう。
スペック比較
まずは現在公開されているスペックデータの数値を旧モデルと見比べていきましょう。
機種名 | Xperia XZ | Xperia XC | Xperia XP | Xperia X | Xperia XA | Xperia Z5 | Xperia Z5P | Xperia Z5C |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
画面サイズ | 5.2インチ | 4.6インチ | 5.0インチ | 5.0インチ | 5.0インチ | 5.2インチ | 5.5インチ | 4.6インチ |
解像度 | 1080×1920 | 720×1280 | 1080×1920 | 1080×1920 | 720×1280 | 1080×1920 | 2160×3840 | 720×1280 |
重量 | 161g | 135g | 165g | 153g | 137.4g | 154g | 181g | 138g |
縦幅 | 146mm | 129mm | 144mm | 142.7mm | 143.6mm | 146mm | 154mm | 127mm |
横幅 | 72mm | 65mm | 71mm | 69.4mm | 66.8mm | 72mm | 76mm | 65mm |
厚さ | 8.1mm | 9.5mm | 8.6mm | 7.9mm | 7.9mm | 7.3mm | 7.8mm | 8.9mm |
電池容量 | 2900mAh | 2700mAh | 2570mAh | 2620mAh | 2300mAh | 2900mAh | 3430mAh | 2700mAh |
CPU | MSM8996 スナドラ820 | MSM8956 スナドラ650 | MSM8996 スナドラ820 | MSM8956 スナドラ650 | MediaTek 6755 Helio P10 | MSM8994 スナドラ810 | MSM8994 スナドラ810 | MSM8994 スナドラ810 |
RAM | 3GB | 3GB | 3GB | 3GB | 2GB | 3GB | 3GB | 2GB |
ROM | 32GB(Single)/ 64GB(Dual SIM) | 32GB | 32GB | 64GB | 16GB | 32GB | 32GB | 32GB |
メインカメラ | 2300万画素 | 2300万画素 | 2300万画素 | 2300万画素 | 1300万画素 | 2300万画素 | 2300万画素 | 2300万画素 |
サブカメラ | 1300万画素 | 500万画素 | 1300万画素 | 1300万画素 | 800万画素 | 510万画素 | 510万画素 | 510万画素 |
防水/防塵 | ○/△? | ×/× | ○/○ | ×/× | ×/× | ○/○ | ○/○ | ○/○ |
指紋認証 | ○ | ○ | ○ | ○ | × | ○ | ○ | ○ |
SIMフリー価格相場 | --- | --- | --- | 70000円 (F5122) | 40000円 (F3115) | 55000円 (E6653) | 65000円 (E6853) | 45000円 (E5823) |
新型モデルのスペックデータはグローバル向けの発表時点のものです(http://www.sonymobile.com/global-en/products/phones/より)。
ディスプレイのサイズからも明らかですが、Xperia XZは「Xperia Z5」、Xperia X Compact(XC)は「Xperia Z5 Compact」に非常によく似ています。XCはZ5Cとサイズは同じですが、「高性能モデル」から「廉価モデル」のような位置づけに変わっているため、細かくは別の記事で紹介したいと思いますのでツッコミは後回しとし、Xperia XZの変化点について見ていきましょう。
発表されたXperia XZの特徴を見て感じられる印象はある意味では非常にシンプルでした。これまでになかったカメラの新技術(後述します)の搭載という点が大きなトピックスになっているものの、それ以外は「2016年夏モデル(Xperia XP)の性能を詰め込んだ、Xperia Z5」と言えるでしょう。もちろんデザインも変わっていますし、外見もZ5そのものではありません。しかし、XP/Z5との類似点が多いことはスペックシートの比較だけでも明らかです。
スマートフォンの頭脳である「CPU」にはXperia XPと同じ Snapdragon 820を採用し、Z5のSnapdragon 810からアップしています。このスナドラ810と820では大きく処理能力が異なり、Antutuベンチマークテストでは1.5倍くらいの差がつくはずです。
一方で、ディスプレイサイズおよび解像度、RAM・バッテリー容量・ストレージ(海外では64GBモデルもありますが、おそらく国内向けは32GBのみ)は1年前のXperia Z5から全く変わっていません。それどころか、画面や大きさ、メモリーに関しては3年前のXperia Z2の頃から、ほとんど進化が見られません。もちろん数値に現れないだけで使われている技術は何か違うのかもしれませんけれど、、、
カメラはやはりXperia X Performanceと同じ画素数なのですが、今回は新しく「5軸手ブレ補正」を採用しています。先読みオートフォーカス+レーザーAFセンサー+RGBC-IR センサーによる「トリプルイメージセンシング」によって綺麗な写真が撮れるとプレゼンテーションでは強調されています。Xperia Z5と比べてどれほど進化したのか、発売後に確かめてみたいところですね。
その他、Xperia XZでは指紋認証センサー・防水性能は旧モデル通りの仕様です。指紋認証は本体サイドの電源ボタン内に内蔵されたZ5以降と同じシステムであり、やはり「旧モデルから変わらない」という項目が目立ちます。
Xperia XZは2016年秋冬モデルとしてドコモ・ソフトバンク・auから発売される可能性が非常に高いと見られます。Xperia X Performanceからは4ヶ月・Xperia Z5からは1年というスパンでの登場ですね。
「ソニーのフラッグシップモデル」という意味ではXperia Zシリーズ(初代、Z1,Z2,Z3,Z4,Z5)と続き、Xperia X Performanceがそれを引き継ぎました。そこにこのXZの仕様ですから、Xperia Z5から見てもXPから見ても中途半端な進化と感じられてしまうでしょう。
まだ新しいXperia XPからはもちろん、Z5からXZへ買い換えるメリットは正直少ないでしょう。Z5は現在販売が終了に近づいているものの、それはXPの販売に切り替わったというだけで、今でも結構評判は悪く無い機種ですし。
Xperia Z4(SO-03G, SOV31)から買い換えるのであればCPU・カメラの品質・起動速度なども大きく向上して感じられるはずです。Z4にはまだ指紋認証センサーもありませんでした。
2016年9月1日時点では、日本市場への投入がソニー公式サイトにも明記されているため、Xperia XZ, X Compactが販売されること自体は確実です。XZはフラッグシップモデルであるため、現在のXperia X Performanceとほぼ同じ価格帯(あるいはもう少し実質負担額は高く)になると予想されます。
ドコモであれば一括価格の定価が8万円台~9万円前半、月々サポート適用時の2年間実質負担額が4~5万円前後になるでしょう。ドコモのフラッグシップモデルならほとんどがこの価格帯に収まるため、Z5,XPから大きく物理的進化をしていないXZも同程度の価格で販売されると予想されます。
一方でXperia X Compactは少し価格が読めません。海外モデルでは防水機能を排除し、より廉価モデルになったためXperia Z5 Compactより安く提供される可能性もあるでしょう。海外のSIMフリーモデルなら4~5万円からの発売になるかもしれません。
現在日本の携帯ショップで購入できるXperia X Performanceはまだまだ新しい最新モデルのため、大きな値下げは実施されていません。Xperia XZとは5.0インチと5.2インチというサイズの違いはあるものの、XPとXZでは購買層が被ってしまうため、XPの販売は今後長くは続かない可能性もあると見ています。
XPとXZの在庫入れ替え時期には、キャリアによる旧モデル在庫処分という名目で割引増額・一括購入値引きなどが実施されることも多くなります。例えば、つい先日にもドコモの夏モデルGalaxy S7 edgeの新規・機種変更の割引が1万円増額され、値下げされたところでした。
XZの進化点にそれほど魅力を感じないという方は、このタイミングでXperia X Performanceや2016年夏モデルに買い替えを検討してみるのも賢い選択になると思います。
Xperia X Performance | 新規/機種変更 | MNP | |
47,952円 | 20,736円 | ||
43,200円 | 21,600円 | ||
オンラインショップ |
35,520円 | 16,080円 |
*上記はそれぞれ月額割引(最大額)のみを適用した実質負担額を表しています。割引の適用状況によってもっと安くなるケースがほとんどですので、各自最新のキャンペーンを確認してから購入検討をして下さいね。