2016年10月時点における、ドコモ・au・ソフトバンクの携帯電話機種の価格情報をまとめておきます。
スマートフォンプランに比べて純然たる維持費が安いガラケー用プランのまま今後もずっと契約を続けていきたい人向けに「機種変更時の価格」を比較していきます。MNPで2年毎に他社に乗り換え続けることでスマートフォンなら安く使えることは解っていても、乗り換え手続きが面倒・プランが変わってしまうのがイヤだと言う人はなるべく機種変更の料金が安いキャリアに定住すると節約に繋がるでしょう。
ドコモのガラケー機種変更価格
現在ドコモの公式サイトで取扱があるのは上記の5モデルです。SH-06G, F-05GはAndroidをベースにしたモデルであり、従来のFOMAプランで契約が可能ですが「iモード携帯」ではなくspモードでの契約となります。
おさいふケータイ機能付きのP-01Hはiモードでの契約を継続出来る人気機種です。
FOMA機種からの機種変更であれば、オンラインストアで注文した場合に限り事務手数料が無料になります。本体価格も実質0円のSH-06G/F-05Gへの機種変更であれば月々の負担を全く増やさずに携帯の機種変更が可能です。
☆「[初心者向け]ドコモオンラインショップで機種変更をするメリットとお得度・便利度を比較」
auのガラケー機種変更価格
auの公式サイトで取り扱われているケータイ機種はすべて4G携帯(ガラホ)となっています。高品質な通話が可能となる「au VoLTE通話」に対応した機種もあり、よく通話する家族や友人がVoLTE対応機種を使っているのなら、声が聞き取りやすいauのVoLTE携帯が有利になるでしょう。
auケータイの機種の特徴としておサイフケータイ機能に対応していることが挙げられます。ドコモのガラホ(SH-06G,F-05G)は古い世代のモデルであるためおサイフ機能に対応できなかったのですが、auのガラホならLINEやツイッターも使えるようになりながらも従来の高機能ガラケーと同じように「防水・おさいふ・ワンセグ」のガラパゴス機能を引き続き利用できます。
上記の価格リストにも表示した「ケータイ取り替えおたすけギフト」という割引システムを2016年8月より開始しています(第一弾終了予定2016年12月31日)。
おたすけギフトはauの会員プログラム「au star」の一環として始まった割引です。au starはauの携帯回線を持っていれば誰でも加入可能です。
au starの会員であり、「同一の3Gケータイ・3Gスマートフォンを49ヶ月以上利用した回線で4G LTE対応ケータイに機種変更する」ことが適用条件です。また、パケットプランの加入も必須となりますが「データ定額2~13(VK)、「ダブル定額(VK)」の月額500円~から利用できるためライトユーザーでも維持費が安く出来ます。
ダブル定額VKを外してしまうと割引増額がなくなってしまいますので、ウェブ接続を全く使わない場合でも取り替えおたすけギフトが適用出来るのなら使わない手はありません。
さらにおたすけギフト適用時には機種変更にかかる事務手手数料は購入時には支払いが必要になりますが、翌月の料金から手数料と同額が割引されてGRATINA 4Gは本体価格・手数料ともに実質0円で購入できる機種変更用のお買い得機種となっています。
ケータイ取り替えおたすけギフトはau取扱店および公式オンラインショップで適用可能です。この割引は「おたすけギフト券」というような実物があるわけではなく、対象のau STAR会員であれば自動で適用されます。
SBのガラケー機種変更価格
2016年10月時点ではソフトバンクが最も多くのガラケー機種をラインナップしています。従来通りの3Gガラケーから4G LTE対応のガラホまで選べます。
現在ソフトバンクのガラケーで「おサイフ・ワンセグ・防水」の3機能が揃ったモデルは2013年にハイエンドガラケーとして発売されたTHE PREMIUM 10 WATERPROOF 301SHのみです。3年前のモデルではありますが、「ガラホ」へ切り替わる前の最後の多機能モデルと言って良い3Gガラケーであり、かつては機種変更ではもっと高い価格になっていたと記憶していますが、今はタダで機種変更プログラムを使うと0円で取り替えることも可能です。
auでいうところのケータイ取り替えおたすけギフトに近いシステムとして、ソフトバンクでは以前から「タダでガラケー機種変更プログラム」という割引を提供しています。機種の対応範囲は古い簡単携帯108SHを除き、現在SBで販売されている全てのガラケー・ガラホが実質0円で買えるようになります。
3Gケータイを5年(60ヶ月)以上続けて利用していることが適用条件となりますのでauの買い替えギフトより1年分条件は厳しいながら、買い替え対象が3Gガラケーであれば「ホワイトプラン」+「S!ベーシック」+「パケットし放題S(月額372円~)」という低価格維持が可能なところがポイントです。
詳しい適用条件は公式サイトのキャンペーン詳細をチェックしてください。
まとめ
以上、携帯キャリア3社のガラケー機種変更価格を比較してみました。ドコモではガラホなら実質0円、au・ソフトバンクでは旧モデルを使い続けている人で条件を満たせば実質0円で機種変更が可能な携帯電話が用意されており、維持費の安い携帯電話用プランのまま今後も使い続けたい人にもお買い得な機種は残されています(それぞれ実質0円にするための加入条件・適用条件があります)。
スマホに買い替えることで優遇されるプラン・キャンペーンも3社とも出していますが、高い月額費用のパケットプラン・通話定額が必須条件となるため、まだまだ安くガラケーを使い続けたいという方は上記の「実質0円で買える機種」へ取替をしておきましょう。