Huaweiの新製品スマートウォッチシリーズ 「Band 10(2025年モデル)」と「Watch GT5 Pro(2024年モデル)」の両方を使ってみて感じた差・選ぶポイントを先行レビューしていきます。
Huawei Watch GT5 Proは2024年に発売された、主にスポーツ・エクササイズをメインに使いたい人向けの高性能スマートウォッチです。特にゴルフ機能(ゴルフ場のマップ読み込みやスイング測定など)に特化した上位機種です。
一方のBand 10は健康維持サポート・フィットネスをメインにした低価格なスマートウォッチの最新機種で、旧型「Band9」のマイナーチェンジモデルというポジションの一台です。
この2機種はどちらも「スマートウォッチ/ウェアラブルデバイス」に分類されますが、機能面ではかなり差がある2モデルです。目的・予算に応じてどちらを買うか、あるいは両方買って使い分けたほうがよい場合すらありますので、違いをよく理解してから注文しましょう。
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Huawei Band 10の主な機能・仕様
Huawei Band10は「24時間の健康管理」を掲げた、ライフサポートデバイスといえる防水対応スマートウォッチです。
Band 10ではアルミニウム合金を使った新デザインのケースを追加し、快適な装着感を優先した仕様になっています(アルミケース以外に耐久性ポリマーケースはブラック・ピンクの2色があります)。
標準のベルトは柔らかい合成樹脂の「フルオロエラストマー」で作られており、取り替えも可能です(Band 9とBand 10のバンドは共用可能のため、9用として販売されている互換品も利用可能)。
とくに「睡眠管理」が重視されており、Band10で記録された睡眠状態をスマートフォンで細かく確認出来ます。
(実際にBand 10を装着して睡眠をとったデータ)
睡眠中のデータとして、単純な睡眠時間の記録だけでなく、深い眠り/浅い眠り/目覚めた回数/呼吸の質/心拍数/心拍変動などのさまざまなデータが保存されます。
さらに、心拍数・血中酸素濃度・ストレスを感じているかどうかといった、健康に影響するさまざまな指標を確認出来ます。
3日間ほど装着して寝てみたところ本睡眠・仮眠ともに、100%の確率で眠りを検知・記録しています(ただし睡眠中に多く動いたり、バンドが緩かったりすると記録されないこともあるそうです)。
もちろんスマートフォンと接続して通知を受け取ったり、時計としてのアラームやタイマー・天気確認、スマホのリモートカメラシャッターとしての利用など、一般的なスマートウォッチで使える機能も搭載しています(ただしマイク機能はないため、Bandを経由した通話自体は不可)。
Huawei Bandの文字盤は無料でダウンロードできるたくさんの文字盤や独自のカスタマイズも可能です。
Band 10はファーウェイのスマホだけでなく、 Android 8.0以上 iOS 13.0以上のAndroidスマホ・iPhoneで利用可能です。
Huawei Band10の本体大きさによる差
Huawei Band 10はタッチパネル付きスマートウォッチの中でもかなり小型のウェアラブルデバイスです。
Band 10はライフロガーとしての使いやすさを重視するため、軽量・コンパクトな構造であることを最優先に作られています。
サイズ比較 | Huawei Band 10 | Apple Watch 10(GPS/42mm) |
重さ | 約14-15グラム | 36.4グラム |
大きさ | 43.45mm ×24.86mm ×8.99mm |
42mm ×36mm ×9.7mm |
上記の通り、Apple社のウォッチに比べて重さは半分以下、サイズも縦方向以外の大きさは小さく作られています。
複雑な機能やたくさんの情報を一度に画面で確認するには小さすぎるサイズですが、時間確認・健康管理に使うだけなら、Huawei Band10のサイズで十分とも言えます。
46mmサイズのHuawei Watch GT5 Proと比べると、上記のように一度に表示できるアプリの数にも大きな差が出ます。
Band 10では各文字・数字の表示もやや小さくなりがちですが、直感でわかりやすいアイコンやイラストによる表示がされています。
ワークアウト(運動の測定)開始はそこそこ大きく表示できるため、屋外でかんたん操作で使い始めることは可能です。Band 10では約100種類のワークアウトに対応しており、珍しいところでは防水機能(5ATM)と9軸センサーを活かした水泳中の運動(ストロークデータとラップ数)を検知できるようになっています。
Huawei Band10は非常に軽量であるため、大型なスマートウォッチに比べて装着感が非常に良いです。筆者の場合はHuawei Watch GT5 Proだと、どうしても装着したまま眠るのはムリでしたが、Band10なら我慢できます。
睡眠管理のためにスマートウォッチを探しているのなら、Huawei Band 10は向いているはずです。
GPS機能の有無による差
Huawei Band10は低価格化のため、本体にGPSは非搭載です。GPSを利用する情報・機能を使う場合(例えばランニングのコースを記録する)には、スマホが必要です。
ただし、GPSを機能させなくても、ウォーキングやジョギングのワークアウト測定自体は出来ます。
上記はHuawei Band10およびWatch GT5 Proを本体のみ(ペアリングしたスマホを持たずに)で、同時にランニングを記録したデータです。
GPSを内蔵したWatch GT5 Proでは、実際に移動したルートを地図上に表示できます。GPSがないBand 10では位置情報は記録されず、およその歩幅からシミュレートされた距離が表示されました。
今回のテストでは、Band 10では1kmあたり50mほどの誤差が(距離が長めに)出ました。データを検証すると、実際の歩幅よりも広く計算されていることが分かります。歩数自体はわずか0.2%ほどの差です。
GPS機能があるスマートフォンと接続した状態で持ち歩いていれば、スマホのGPSに依存したルートが記録できます。
運動時にスマホを持ち歩きたくない、でもデータは正確な情報が欲しいのならHuawei Band 10ではなくGPS内蔵のWatch GTシリーズを買いましょう。”運動の目安”を知るだけならBand10でも十分でしょう。
音楽再生機能による差
Huawei Band 10では接続したスマートフォンの音楽機能をコントロールすることは出来ます。一方で、Watch GT5 Proはスマートウォッチ本体に保存した音楽を、ウォッチ本体から再生(Bluetooth接続したイヤホンからも)出来ます。つまり、Watch GT5 Proならスマホを持ち歩かなくても音楽が聴けます。これはBand 10では出来ませんので、音楽プレイヤー機能が欲しいならWatch GT5 Proを選びましょう。
充電の仕様による差
Huawei Band 10の充電は、専用の特殊端子がついたUSBケーブルを使います。
ケーブルはBand 10に同梱されています(ACアダプタは付属しないため、必要に応じて別途購入我必要)。
Band 10の充電は、上記のように2つのピンがバンドの裏側に配置されており、磁石でピタリとくっつきます。充電速度はかなり早く、電池残量30%→80%まで20分で増えました(仕様上は”5分で2日分を充電、フル充電は約45分”)とされています。
Band 10は1日中付けていられることを前提にデザインされいますが、入浴中(温水)での利用までは想定されていないため、数日~週1程度の頻度でおフロに入っている間だけ充電すればOKという感じです。
ただ、上記の通りケーブルが特殊な仕様であるため、他製品との使い回しは不可能です。金属端子での接続が必要なため、少しでもずれると充電が止まってしまいますので注意が必要です(磁石でくっつきますが、接着できる方向が決まっているため、置き方によっては外れることがある)。
一方で、Huawei Watch GT5 ProはQi方式のワイヤレス充電であるため、専用の充電ケーブルで充電できるほか、位置さえ合う製品なら多くのQi充電器やリバースチャージ機能があるスマホから充電することも可能です。
Band 10もWatch GT5 Proも電池持ちが非常に良いため、充電に関するストレスはありません。
電池持ちの差
Huawei WatchもBandも、スマートウォッチのなかでは電池持ちが良い機種です。かなりヘビーに使ったとしても”毎日充電”は必要ありません。
モデル | 電池の持ち具合 |
Band 10 | 最大14日 (ヘビーユースで8日~ 常時点灯利用だと3日程度) |
Watch GT5 Pro (46mm) | 通常使用で約14日間 ヘビーユースで約9日間 常時点灯機能使用時で約5日間 |
運動時だけ利用、睡眠時に外す場合は、上記よりももっと長く持つ場合もあります。
Band 10価格・セール情報
2025年4月3日時点、Huawei Watch GT5 Pro/Band 10に使えるクーポン・セールが実施されています。
モデル/定価 | セール情報 |
Band 10 /6,800円~ |
2025年4月9日まで Huawei Band 10 オンライン限定エディション専用クーポンコード 【A8MAR29】で10%オフ2025年4月9日まで Huawei Band 10 クーポンコード |
Watch GT5 Pro (46mm) /48,180円~ |
39,418円に値下げ +2025年6月30日まで クーポンコード 【A8FES0308】 5%オフ |
上記セールは公式オンラインの情報です。
より詳しい情報・クーポンは「ファーウェイ公式のクーポン・セール情報」でもまとめ・更新しています。
Band 10/Watch GT5 Proを選ぶポイント
最後に、筆者はたくさんのスマートウォッチをこれまで利用・所有してきた経験から、Band 10/ Watch GT5 Proを選ぶ・買うべき人が重要視するであろうポイントをざっくりまとめてみましょう。
・ウォーキング/ジョギングを記録したい → Band10/WatchGT5どちらでも可
・電池長持ちなスマートウォッチが欲しい → Band10/WatchGT5どちらでも可
・価格重視で健康管理をしたい → Band 10がオススメ
・睡眠データを取りたい → Band 10がオススメ
・ゴルフのパートナーとして使いたい → Watch GT5 Proがオススメ
・スマホを取り出さずウォッチで通話したい → Watch GT5 Proならできる
・スマホを”持ち歩かず”ウォッチのみで通話したい → Band10/WatchGT5ではどちらもダメ(セルラー版が国内には無い)
・スマホを”持ち歩かず”ウォッチのみで音楽が聴きたい → Watch GT5 Proならできる
・決済機能を使いたい → Band10/WatchGT5ではどちらもダメ(国内の決済機能に対応していないため)
こんな感じで、使いたい機能・重視したいポイントを各自で考えて、スマートウォッチを使い分けましょう。