5月31日に発表されたauの2016年夏モデルスマートフォンでは、発表済みのGalaxy S7 edge・Xperia X Performance、他社では既に同型モデルが発表されていたAQUOS SERIEに加えて、auのみが扱うHTC 10 HTV32が登場しました。
この4機種はすべてCPUにSnapdragon 820という高性能チップを採用したハイエンドスマートフォンとなり、似たような価格帯での販売が予想されます(価格は5月31日時点で報道された情報にもとづいています)。スマホを選ぶ際にどのモデルが優れているのか、どれを選べば便利に使えるのかをスペック・機能面から比較してみましょう。
スペック比較
モデル | Xperia X P. (SOV33) |
Galaxy S7 edge (SCV33) |
HTC 10 (HTV32) |
AQUOS SERIE (SHV31) |
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実質価格(機種変) | 43,200円 | 48,600円 | 37,800円 | 41,040円 |
*機種変以外の価格は「 |
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ディスプレイ 解像度 |
5インチ フルHD |
5.5インチ QHD |
5.2インチ QHD |
5.3インチ フルHD |
CPU | Snapdragon 820 | Snapdragon 820 | Snapdragon 820 | Snapdragon 820 |
RAM/ROM | 3GB/32GB | 4GB/32GB | 4GB/32GB | 3GB/32GB |
重さ | 165グラム | 158グラム | 161グラム | 153グラム |
バッテリー | 2570mAh | 3600mAh | 3000mAh | 3000mAh |
電池の持ち | 80時間 | 95時間 | 未定 | 未定 |
大きさ (縦×横×幅) |
144 × 71 × 8.6 mm |
151 × 73 × 7.7 mm |
146 × 72 × 9.0 mm |
149 × 73 × 7.6mm |
カメラ (メイン/サブ) |
23M /13M |
12.2M dual /5M |
12M Ultra pixcels/5M |
22.6M /5M |
防水/防塵 | ○/○ | ○/○ | 防塵のみ | ○/○ |
認証 | 指紋認証 | 指紋認証 | 指紋認証 | 指紋認証 |
おさいふ/テレビ | ○/フルセグ | ○/フルセグ | ×/× | ○/フルセグ |
*テーブル表記の都合上、公式スペックから「約」という表示を省いています。他社・グローバル版とは測定方法の違いなのか微妙に差が出ている箇所も見受けられます。
最も大きなディスプレイを持つGalaxy S7 edgeでは3600mAhという他機種より2回りも大きなバッテリーを搭載しているため、新機種の中では比較的電池が長持ちするようです。まだ5月31日時点ではHTC 10, AQUOS SERIEについてはデータがありませんが、AQUOSの方は省エネディスプレイのIGZOを採用しており、おそらく実利用の電池の持ちは約100時間に迫る長時間利用が可能になる見込みです。
各機種でスタミナモード・長時間モード・省エネモードなどの節電設定が出来るため、使い方によって実際の利用可能時間には差がでるでしょう。CPUが同じなのでいずれもハードに使うと一気に電池の消耗がありそうです。
今年の夏スマートフォンでは、いずれの機種もカメラに力を入れています。Galaxy S7 edgeとHTC10のメインカメラでは表記される画素数が少ないのですが、デュアルピクセル・ウルトラピクセルという独自技術によって両機種スマートフォン史上最高ランクの画質で写真が撮れると海外で高い評価を得ています。
一方で国内モデルも負けていません。まずXperiaではインカメラが1300万画素もあり、従来のモデルに比べても自撮りに向いています。レンズが広角になっており、自撮り棒などを使わなくても大人数をフレームに収めることが出来るようになっています。その画角はiPhone 6s Plusのインカメラと比べても段違いでした。
Xperiaではカメラシャッター用の物理ボタンが本体横についており、ディスプレイがオフの状態で長押しすると画面が点灯する前に撮影をしてしまうという荒業によって約0.6秒で撮影を可能にしています。カメラを起動・フォーカスをあわせるというそれぞれの動作は他機種の方が速いモデルがありますが、セットで0.6秒という瞬発力は注目すべき点だと思います。
AQUOS SERIEはオートフォーカスが過去最速の約0.02秒に。起動も約0.4秒とかなり速く、光学手ブレ補正機構を搭載することにより撮影の失敗を減らせます。
HTC 10 HTV32は同型モデルがグローバル版として既に海外で売られています。昨今の国内スマホでは「テレビ(ワンセグ・フルセグ)」、「おさいふケータイ」「防水」に対応したモデルがほとんど。2016年モデルの多くがこれらの3点セットに対応するのですが, HTC 10だけすべて非対応になっています。
ショッピングや交通機関の支払いに便利なおさいふケータイ機能が使いたい、アウトドアや水回り、お風呂での利用を想定して防水が必須という方はHTC10は選ぶべきでは無いでしょう。
一方で、HTC10ではスマホを購入するとハイレゾ対応のイヤホンが同梱されます(具体的な製品名は現時点では未定)。これは国内スマホでは初めてのプレゼントです。モデル番号などが分からないとおいくら位の価値がある同梱品かわかりませんが、決して安くないイヤホンであるのでしょう。
キャンペーン情報
auの夏モデルスマホの中で、Xperia X Performanceを事前に予約してから購入すると5000円分のキャッシュバック(au Walletへの振り込み)があります。機種変・MNPの契約であればもれなくCBが貰えますが、発売日前日までに予約することが条件ですので、早めに注文しておきましょう。
☆「au Online shop」/2016年夏モデルの価格情報・予約、購入が可能です