あえて直接の新旧機種ではなく、とても安く買える派生上位モデルと比較してみます。

OPPOは2024年6月20日、最新のミドルレンジスマホ「OPPO Reno11 A」を発表しました。本モデルは”Reno”(リノ)シリーズとして日本でも多数の機種が発売されており、過去のモデルは価格と性能のバランスが優れていることで人気がありました。

2024年モデルのOPPO Reno11 Aは旧型に比べて大きく性能・仕様が変わっており、かつ価格は値上げされています。

Reno11 Aは販売ショップによって価格が異なり、かつRenoスマホは今後すぐに割引増強・値下げされていくことが予想されます。

ここでは2024年6月時点で投げ売りされて安く流通している2023年上位モデル「Reno10 Pro 5G」(型番A302OP)と比較して ”Reno11 Aのほうが良い”と思える価格ラインを検証してみましょう。

Reno11AとReno10Pro比較

スペック・仕様 Reno10 Pro 5G
(A302OP)
Reno11 A
メーカー OPPO
OPPO
発売時定価
80,640円(SB)
48,800円(公式定価)
ディスプレイ 6.7インチ
FHD+
(2412×1080)
有機ELパネル
6.7インチ
FHD+
(2412×1080)
有機ELパネル
リフレッシュレート
最大120Hz
最大120Hz
画面輝度 最大950nit
最大900nit
サイズ 163 × 75
× 7.9 mm
162 × 75
× 7.6 mm
重さ 185グラム
177グラム
SIMスロット
nano SIM+eSIM
(nano SIM×2対応)
nano SIM+eSIM
(nano SIM×2対応)
電池容量 4600mAh 5000mAh
急速充電
最大80W
最大67W
充電の目安
28分でフルチャージ
48分でフルチャージ
充電器 同梱
別売り
(IIJではセット販売あり)
CPU Snapdragon 778 5G
Dimensity 7050
Antutuスコア*
(ver10系)
約57万点前後 約55万点前後
RAM 8GB 8GB
ROM 256GB
128GB
おサイフケータイ
対応
対応
ワンセグ/フルセグ
非対応
非対応
ワイヤレス充電
非対応 非対応
外部ストレージ
非対応
対応
カメラ 5000万画素[メイン] (IMX890)
+800万画素[超広角]

(IMX355)
+3200万画素[望遠](IMX709,

光学2倍相当)
6400万画素[メイン]

+800万画素[超広角]

+200万画素[マクロ]

防水防塵
IPX4/IP5X IPX5・IP6X
生体認証
顔+指紋 顔+指指
初期OS
Android 13
Android 14

*Reno11 AのSIMフリー版は公式サイト等で発売記念特典としてOPPO Band2が無料で付いてくるキャンペーンが実施されています。

主な違いをまとめると、

・Reno11Aのほうが少し軽い
・Reno11Aのほうが少しバッテリーが大きい
・Reno10 Proのほうが充電速度が速い
・Reno10 Proは充電器が同梱されている(80W対応)
・Reno10 Proはストレージが2倍(256GB)
・Reno11AはmicroSDカードが使える
・Reno11Aのほうが防水防塵等級は上
・望遠カメラはReno10Proのみ

などとなります。ディスプレイサイズが同じであるため、サイズ感は似ています。CPUはSnapdragon778/Dimensity 7050という違いがありますが、ベンチマークスコア的には似たような性能になるはずです(実際の動作はソフトウェアやアプリとの相性に依存する)。

ソフトバンクが販売するReno 10 Pro 5Gには、Reno11Aを超える「SUPERVOOC 80W」に対応する充電器が同梱(本体価格に含まれる)されていたため、お得に使うことが出来ました。一方でReno11A用の67W充電器はOPPO公式サイトだと7,920円もします。

67Wの専用充電器でないとReno11Aを充電できないということはありませんが、Reno11Aの魅力を最大限に引き出すなら専用の充電器(および互換のある高出力充電器)も注文しておきましょう。

その他にReno11Aで気になる点としては、

・防水防塵等級がIP68のReno9Aより劣る
・モノラルスピーカーである
・望遠カメラがなく、低画素のマクロしかない

などが挙げられます。Reno11Aはハイエンドカメラ性能特化機種ではないため、写真性能を極めたい人には向きません(もちろん一般的な範疇であれば十分にきれいな写真は撮れるでしょう)。

それぞれの販売価格は、OPPO Reno 10 Pro 5Gは発売当時8万円台(ソフトバンクモデルおよびSIMフリーモデル)であったのに対して、OPPO Reno11 Aは4~5万円と安価になっています。

しかし、2024年6月時点でOPPO Reno 10 Pro 5G (ソフトバンク版 A302OP)は安売りされており、Reno11 Aより安く買えることもあります。

ソフトバンクでは定価8万円台で売り出したReno10 Pro 5Gを、発売から数ヶ月で半額以下の31,824円に値下げしました。契約割引やレンタルではなく、本体のみの販売定価が31,824円なのです(ただし2024年6月時点で在庫を見つけることは困難かもしれません)。

2024年6月時点では二次流通の白ロムなら中古携帯専門店等で入手可能です。

一方で、OPPO Reno11 Aもワイモバイルが特価販売・発売記念キャンペーンで還元を行います。

OPPO Reno11 Aのワイモバイル向け価格はOPPO公式サイトよりも割安で、さらに事前ガチャで最大9000ポイントもの還元を狙えます(期間限定)。これらの割引・還元を考慮すれば(すでに入手困難な)Reno 10 Pro 5Gよりも買いやすい可能性はあります。

なお、ワイモバイルでは現在型落ちした「Reno9A」の在庫限りのセールも実施しています。

OPPO Reno11 Aのガチャキャンペーンで良い結果が得られなかった人は、今はReno9Aを買っておき、来年の今頃に在庫処分セールになっているであろうReno11Aを狙うのも良いでしょう。おそらく半年~1年も経てばReno11Aは新規/MNPなら一括1万円以下で買えるようになるはずです。

☆「ワイモバイル公式サイトで最新料金・割引キャンペーンをみる」/最新情報は必ず公式HPで確認してください

Reno11Aはいくらなら買い?Reno9Aではなく投げ売りされたReno10Pro5Gと比較