ソフトバンクの格安スマホブランド「ワイモバイル」では、2020年8月より新たに最新の小型モデル Apple iPhone SE(第2世代)の取り扱いをはじめました。

Apple iPhone SE(第2世代)は、従来のiPhone 6sやiPhone 7あるいはiPhone 8と同じ4.7インチのディスプレイを採用しています。

一方でAppleでは2017年以降の主流モデルは5.8インチより大きな「X/11」シリーズをメインとしており、2020年秋モデルのiPhone 12シリーズも大画面のiPhoneシリーズになることが確定的です。

*2020年10月14日、iPhone 12シリーズが正式発表されました。

iPhoneシリーズのモック(模型)を事前販売することで知られる「Sunsky」では、すでにiPhone12シリーズのモックや保護フィルム・ケースが輸入できるようになっています。

iPhone 12シリーズには4種類のモデルが存在することがほぼ明らかになっており、

・iPhone 12 mini:5.4インチ デュアルカメラモデル
・iPhone 12 :6.1インチ デュアルカメラモデル
・iPhone 12 Pro:6.1インチ トリプルカメラモデル
・iPhone 12 Pro Max:6.7インチ  トリプルカメラモデル

となる見込みです(2020年10月14日時点、アップルから正式に発表されました)。

iPhone12シリーズが発表される日は、日本時間で2020年10月14日2時のスペシャルイベントでほぼ確定的です。

従来のモデルでいうと無印のiPhone 12 (6.1インチ)が iPhone XR/iPhone 11の後継機、iPhone 12 Pro(6.1インチ)はiPhone 11 Pro(5.8インチ)、iPhone 12 Pro MaxがiPhone 11 Pro Max/XS Maxの最大画面モデルの後継モデルとなります。

そして新サイズのiPhone 12 miniは4.7インチのiPhone 7/8/SE2などよりも一回り小さい、世界最小・最薄の5Gスマートフォンとされています(10/14アップル発表時点)。

iPhone 12シリーズはディスプレイサイズ・ボディサイズ、そしてカラーも新しくなり、これまでワイモバイルで販売されていたiPhone 7や SE2とは異なる使用感になるでしょう。

「Pro」が名称に付くモデルは2019年のiPhone 11 Pro/iPhone 11 Pro Maxから登場していましたが、2020年秋モデルでは両者ともに5.8インチ→6.1インチへ、6.5インチ→6.7インチへ少し大きくりましたが、ボディサイズは旧型とほぼそのままとのことです。

”小型のiPhoneが好み”というユーザーにはiPhone SE2がぴったりのサイズとなり、2020年10月時点で入荷が間に合わないほどの人気となっているワイモバイルのiPhone SE2ですが、「もっと大きな画面のiPhoneが使いたい」というユーザーには、SIMカードのみを契約してiPhoneを別途買う、という方法もあります。

ワイモバイルではSIMフリーの各種iPhoneも利用可能

ワイモバイルでは2020年9月上旬までにおいて、iPhone SE2 (2020年モデル)のほか、2016年発売のiPhone 7を取り扱っています。

(左iPhone 7, 右 iPhone SE2)

iPhone 7 以前のモデルだとiPhone SE(第1世代)やiPhone 6s, iPhone 5sをワイモバイルが販売した実績はありますが、4.7インチより大きなiPhoneをワイモバイルが取り扱ったことはありません

将来のことは確実にはわかりませんが、ワイモバイルが5.4インチ~6.7インチサイズとなるiPhone 12/iPhone 12 Max/iPhone 12 Pro/iPhone 12 Pro Maxシリーズをリリース後すぐに直接発売する可能性は極めて低いでしょう(過去、ワイモバイルがiPhone SE2以外の主流モデルを発表直後に直接発売した実績はないため)。

*iPhone 12シリーズについて、国内発売日は2020年10月23日(iPhone 12/12 Pro)と11月13日(iPhone 12 mini/ 12 Pro Max)に決定しました。

しかし、ワイモバイルで4.7インチよりも大きなiPhoneが使えないというわけではありません

ワイモバイルのホームページではiPhoneを含めてさまざまなSIMフリーモデル・他社が販売しているスマートフォンも一部動作確認を行っており、音声通話・SMS・データ通信・テザリング機能が動作するかどうかをチェック・情報公開しています。

ワイモバイルの公式サイトで「契約と同時に買える」のは2020年9月時点でiPhone 7とiPhone SE(第2世代)に限られますが、5.8インチ・6.1インチ・6.5インチの大画面iPhoneも各種利用が可能であることが公開されています。

2020年9月時点で確認されている、iPhone 5s以降の国内のSIMフリーモデルであればワイモバイルのSIMカードですべて動作するため、2020年秋モデルのiPhone 12シリーズも問題なく動く利用できる見込みです(ただし2020年10月14日時点でワイモバイルでは5Gサービスに対応していないため、5G対応iPhone 12でも5G通信にはならない見込み)。

SIMのみの契約であればiPhone 12シリーズの発売日にも依存せずプラン変更を先に行なっても損得は関係なくなるため、2年更新や普段は契約の手続きが忙しくてなかなか出来ないという人も、ワイモバイルを契約するタイミングを自由に調整出来ます。

2020年8月27日に発売された4.7インチ iPhone SE2についても、ワイモバイルでは発売日以降在庫がないカラーもあり、128GB/256GBモデルが欲しい場合にも、ワイモバイルでセット注文するのではなくSIMフリーモデルを買うという手法もあります(10月16日~ビックカメラでもSIMフリーiPhone 12シリーズの予約受付が始まりました)。

以前ならば「新しいiPhoneはドコモ/au/Softbankショップで並んで買う」というのが恒例行事でしたが、今はSIMフリー販売・ネット契約も当たり前、特に新型コロナウイルスの影響で密になりやすい場への外出は控えるべき状況となり、オンラインのSIMのみ契約・端末のみ購入のほうが安全で早く手に入れられることもあります。

*ワイモバイルにおけるiPhoneの利用可否は、販売元(SIMフリーモデルかキャリアモデルか、SIMロック解除済みであるかどうか)・ソフトウェアのバージョンにより異なる可能性があります。最新情報はワイモバイルサイトの情報を参照ください。

☆「ワイモバイル公式サイトで動作確認一覧を確認する

ワイモバイルで買えないサイズのiPhoneを使う方法

ワイモバイルが直接販売している4.7インチサイズのiPhoneが欲しい場合、ワイモバイルのサイトでiPhone SE2/iPhone 7を選択して注文すれば、新規・乗り換え時にはSIMカードと本体がセットで届き、すぐに使い始めることが可能です。

一方で、ワイモバイルで取り扱いのない5.8インチや6.1インチ、最大の6.5/6.7インチモデルのiPhoneが使いたいという場合には、SIMフリー(あるいはSIMロック解除済み)のiPhoneを自分で別のお店で買い、ワイモバイルではSIMカードのみを注文することで、好きなiPhone(および各種スマホ)をワイモバイル回線で使うことが出来ます。

ワイモバイルのオンライン注文では、スマホをセット購入せずにSIMカードのみで契約する販売ページがあります。

SIMカードだけの購入であれば機種代金は必要なく、契約時のコストはタダです(もちろん回線契約をすれば月々の料金は発生します)。

SIMカードのみの注文をすると、以下のように台紙にくっついた小さなSIMカードと設定・利用ガイドだけが配送されてきます。

このSIMカードを対応のiPhoneに装着・初期設定をすれば、ワイモバイルで売られていないサイズのiPhoneであっても、ワイモバイルの料金プラン・割引を使って月々の通信費を安くすることも可能となります。

☆「ワイモバイル公式HP:スマホ料金が安くなるか調べるシミュレーター

2020年10月16日、ソフトバンクでiPhone 12・iPhone 12 Proの予約が始まりました。一方でワイモバイルではやはり直接iPhone12の販売・取り扱いは発表されませんでしたが、日本国内ではSIMフリー版のiPhone12シリーズが販売されますので、「ワイモバでSIMのみ契約+SIMフリーiPhone12」での組み合わせがどのくらい安くなるのか、計算することが出来るようになりました。

ソフトバンクの場合も他社からの乗り換え・新規契約であれば大きな割引や還元クーポン・キャッシュバックを使ってiPhone12購入の負担を減らすことは可能ですが、特別な割引の無い機種変更の場合とワイモバのSIMのみ契約で購入コストを比較してみましょう。

iPhone12 Pro 256GBモデル
料金/購入方法
SBで機種変更する場合 SB→YMに
番号移行する場合
事務手数料 ソフトバンクオンラインショップ」なら無料 ワイモバ公式サイトなら無料
本体代金 一括151,920円 SIMフリー購入
一括129,580円

*2020年10月17日時点の価格。

ワイモバイルではiPhone 12の5G通信を活かすことは現時点では出来ませんが、5G通信エリアはどのキャリアでもごく限られた地域・施設でしか使えないことを考えると、本体を安く買えるSIMフリー版+月々の料金も安いワイモバが有利になりえます(ただし現時点でワイモバイルではiPhone12の動作確認はされていません。動作状況が気になるユーザーは前項でも解説したとおり公式の発表やクチコミをよく確認してから購入することをオススメします)。

SIMカード+SIMフリー購入でも使える特典・割引例

ワイモバイルでiPhoneを直接購入して契約する場合、対象の契約種別・プランで申し込みをするとセット購入の割引を適用することが出来ます。

2020年9月時点の場合、iPhone SE2なら39,600円~、iPhone 7なら22,320円~という割引価格で安くiPhoneを買うことが出来ますが、「SIMフリーのiPhoneを別店舗で買う」場合には、ワイモバイルのセット値引きは使えません。

しかし、別途「SIMカードのみの契約」に対して特典・割引キャンペーンが使えることがあります。

2020年9月8日時点で「SIMカードのみ契約」に使えるキャンペーンは以下のとおりです。

PayPayボーナス最大6,000円相当プレゼント:新規または乗り換え/対象プラン申込時
事務手数料無料:公式サイト申し込みでは新規・機種変更全種別手数料が無料化
データ増量無料オプション1年無料
・Enjoyパック 初月無料
おうち割光セット:「SoftBank Air」/「SoftBank 光」利用者向けのネットセット割引
家族割引サービス2回線目以降550円/月額値引き
・新規割:最大6ヶ月 770円/月額値引き

*PayPay特典の受け取りには初期設定・ID連携が必要です。

ワイモバイルでiPhone 12やiPhone 11シリーズを使いたいのであれば、これらのSIMのみ契約特典を使いつつ、好みのサイズ・容量のSIMフリーモデルを割安な回線で使って料金節約を狙いましょう。

☆「ワイモバイルで実施中のキャンペーン一覧をみる

*上記キャンペーンは2020年9-10月時点のものです。SIMカード契約のみ・iPhoneセット契約時に使える割引・値引きは変更されることもあるため、各自公式HPで最新の正しい記載をご確認ください。

ワイモバイルでiPhone12は使える?4.7インチ~6.7インチモデルまでSIMカードのみ契約でもスマホ代がお得