年々高額になり続ける最新iPhoneを買うよりも「型落ち(直前)モデル」を狙って賢く買い替えるシステムが出来上がっているようです。
ソフトバンクは2024年7月時点において、おそらくあと2ヶ月もすれば型落ちモデルになってしまうことが予想される2023年モデルのiPhone 15の機種変更向け新トクするサポート利用負担額を改定し、1世代古い「iPhone 14」と全く同じ価格で販売してしまうという暴挙に出ています。
ソフトバンクでは乗り換え(MNP)の契約であれば新しいiPhoneやスマホを値引き価格で買うことが出来ますが、既存ユーザー向けの機種変更でも安く現行モデルのiPhoneが使えるチャンスは稀ですので、このおトク感を正しく理解して、iPhone 15より古い機種を使っているソフトバンク契約者はすぐに取り替えておきましょう。
最新iPhone 15負担額は月額1000円以下に
2023年9月に発売されたApple iPhone 15は、発売当時のアップルストア価格は128GBモデルの場合で124800円でした。
ソフトバンクモデルの場合、さらに割高な価格設定で本体通常価格は14.5万円もする(2024年7月20日時点)のですが、2年後に端末を返却することを前提とした”残価設定型割賦購入”(いわゆる”レンタル”や”リース”のような購入方式)を選ぶと、2年間の負担額を大幅に軽減できます。
この方式で”2年後に返却して、手元にiPhoneが残らないなんて損”と思い込んでいる人もいるかもしれませんが、現在iPhone 15 128GBモデルの購入補助プログラムは、利用者にとって有利過ぎるレベルになっています。
その有利さが「iPhone 15とiPhone 14の負担額が全く同じ」という異常な現象を引き起こしています。
2024年7月20日時点において、ソフトバンクでは本来iPhone 14 (128GB)とiPhone 15 (128GB)の間には販売価格で約1.8万円の差があります。しかし、iPhone 15とiPhone14を”2年後に返却した時の価値”を考慮すると、当然ながらiPhone 15のほうが価値があるため、端末返却時の残債免除額が高く設定されているのです。
iPhone 15 128GB | iPhone 14 128GB |
本来の価格 145,152円 |
本来の価格 127,440円 |
2年後の 残債免除額 ▲123,144円 |
2年後の 残債免除額 ▲ 105,432円 |
機種変更負担 総額22,008円 (月額917円) |
機種変更負担 総額22,008円 (月額917円) |
*2024年7月20日時点、ソフトバンク公式オンラインショップの場合。
2年後にiPhoneをソフトバンクに故障がない状態で送り返せば、上記の通りiPhone 14を選んでもiPhone 15を選んでも、負担額に全く差は生じません(機種変更の場合、料金プランや契約内容にも依存しません。なんなら上記の試算には回線有無も関係ありません)。
2年前のiPhone 14 128GBも安くはなりましたが、逆に現在の割引システムではこれ以上安くなることは望めないため(本体価格の大幅改定でもない限り)、この秋にiPhone 16が登場してもiPhone 15が今以上にすぐには安くならないことの前例になっているとも言えます。
つまり、今がiPhone 15の買い時と言える可能性が高いのです。
2年間を超えて(返却せずに)使ったり、返却不能な状態にしてしまう(紛失や状態確認が出来ないレベルの破損・改造時)場合には、残債免除が出来ないため負担額に差が生じる可能性はありますが、通常の利用であれば2年で最新iPhoneが壊れる可能性は低いですので、ユーザーにとって有利な購入方法といえるはずです。
☆「ソフトバンク公式サイト-新トクするサポート(スタンダード/バリュー)の条件・料金について」
・48 回割賦で対象機種を購入し、13か月目/25か月目※以降に特典利用を申込み、翌月末までにソフトバンクで機種の回収・査定完了が必要。新トクするサポート(スタンダード/バリュー/プレミアム)が適用される対象機種かは、機種購入時にソフトバンクホームページで確認できます ・ウェアラブルデバイスは、購入時のバンドも回収・査定が必要です。 ・査定条件を満たさない場合、回収に加えて22,000 円(不課税)の支払いが必要。 *お客さまが特典利用を申し込むタイミングによって、お支払い不要になる金額が変わります。 ※お申し込み状況等によって、時期が前後にずれることがあります。お客さまの特典受付開始日は、MySoftBank 等でご確認いただくことができます。最新情報は公式HPで確認してください
仮に、もしiPhone 15 128GBをアップルストアで一括定価購入(124,800円)して、2年間使ってから売却や下取に出したとしても、2026年に10万円以上の価値を持たせることは難しいはずです。発売当時98,800円(値上げ後117,800円)だったiPhone 13の中古を、今8万円以上で売ることがほぼ不可能なレベルであることを考えれば、誰にでもこの予想は容易いでしょう。
ソフトバンクの購入補助プログラムを利用すれば、購入時の割賦購入契約内容に基づく最大残債免除額が変わることはありませんから、しっかりと2年間使い倒して(もちろん壊さない・無くさない範囲で)iPhoneを活用するなら、今が買い替え時です。
なお、機種変更ではなく新規や乗り換え契約の場合は、別途iPhoneに対して割引が適用できる場合もありますので、最新キャンペーンの内容をチェックしてみてください。