ディスプレイ画面領域の拡大・処理性能の大幅アップ、指紋センサーを搭載した新デザインで話題の2021年iPad mini6 (第6世代)を低価格プランで運用できる、ソフトバンクの新料金プラン「データ通信専用3GBプラン」を解説します。
ソフトバンクの「データ通信専用3GBプラン」は、2021年8月18日に提供が始まったばかりの新料金システムであり、主にiPad・タブレット・通信機能付きのパソコン端末などで一時的にネットを使うことを前提とした低価格プランです。
ソフトバンクでデータ専用プランを契約するメリット
料金プランに含まれるデータ通信量(ギガ)は3GBであり、使った量に応じて料金が高くなる多段階型ではありません(別途月額5280円の50GBデータプランもあります)。
今の時代はデータ通信プランに20GBや50GBくらいの大容量スマホプランも一般的であることに比べると3GBは少ないようにも感じますが、「スマホ+iPad」のようなサブデバイスとしてiPadを持つのなら、iPad側では料金が安く、快適に使える安定した回線品質であることが重要です。
「3GBプランで月額1000円以下」という水準は、いわゆる格安SIM/MVNOの料金プランでなら標準レベル(あるいはもっと安いプランもある)ながら、ソフトバンクのデータ通信専用プランはソフトバンクの5G/4G回線品質そのもの。お昼など混雑時間帯にネットが激遅になるのはイヤ・出先での仕事中に不安定になると困るいうビジネスマンなどには、特にソフトバンク本家プランで月額料金が安いデータプランは重宝します。
iPhone・スマートフォンを常に一緒に持ち歩いていれば、iPadをWi-Fiやテザリングによってインターネット接続することも可能ですが、テザリングでのバッテリー消耗・スマホの電池切れの場合にも、iPad単独で通信が出来る状態を確保出来ることもメリットです(iPadの場合はCellularモデルである必要があります。モバイル通信が出来ないWi-Fiモデルでは契約出来ません)。
iPhoneやスマートフォンの携帯料金プランは他社の携帯会社を使っているユーザーでもソフトバンクのデータプランを追加契約することも当然出来ますので、あえて2つの携帯会社に分けてスマホ・iPadの回線を使うことで、一方の通信ネットワークがトラブル・障害になった場合にもネット環境を確保できる可能性があります。
データ通信専用3GBプランでスマートログイン設定が可能
ソフトバンクの基本プランを契約中の場合、ヤフー系列の各種特典が受けられる「スマートログイン」が利用可能となります(→2021年11月時点で管理人も実際に契約、適用中。100%確実に特典を適用できます)。
Yahoo IDに対してソフトバンクのスマートログインを設定すると、LYPプレミアム/ヤフープレミアム会員の特典が無料で(基本料金に含まれる)利用できます。
スマートログイン特典にはさまざまなものがあります。Yahooショッピングや日常の買い物での還元アップや、会員限定のクーポンサービス、電子書籍「ebookjapan」での購入特典や、ベースボールLIVE/バスケットLIVEなどの動画配信サービスも無料で視聴出来る特典もあります(特典の内容は変更・追加されることがあります)
LYPプレミアムの通常会費は月額508円です。この508円相当のオプション料金がデータプラン990円(5年間)に含まれていると考えれば、まさに激安です。
すでにソフトバンクスマホを使っているのであれば、電話回線でスマートログインの特典を得られます(Yahoo IDひとつに設定できるスマートログインは1回線のみ)。しかし他社のiPhone・スマホを利用中でソフトバンク回線を持っていないのなら、データ3GBプランによるLYPプレミアム会員相当特典を狙って契約する価値があります。
*スマートログインの利用には、対応端末での設定が必要です(iPadでも可能。iOS 9.0 以降、iPadOS 13.0 以降が必要です)。
実際に本データ通信専用プランを申し込み、SIMをスマホに挿入してスマートログイン設定を行った様子・手続きの操作方法はこちら→ [備忘録]ソフトバンクデータ通信専用3GBプランオンライン申し込み方法-開通/スマートログイン設定手順
データ通信専用3GBプランの料金仕組み
ソフトバンクの専用プランはキャンペーンによって維持費が安くなります。
[データ通信専用プラン3GB] 通常料金 1,408円 (基本プラン1078円+データプラン3GB 330円) |
[5年おトク割] ▲418円値引き×60ヶ月 |
[月々の支払い] 5年間:990円 6年目以降:1,408円 |
【スマートログイン設定で】 LYPプレミアム特典も使い放題 |
(割引開始時期は契約のタイミングにより変動します)
ソフトバンクのデータプランは、利用通信量3GBで上限となり、超過時は128kbpsに低速化します(→時間指定(1時間~24時間など)でネットが使い放題になる課金オプションもサービスが始まりました)。基本料金にはパケット料金が含まれていますので、iPadで通信を使いすぎて請求が高額になるという心配もありません。
ソフトバンクのデータプラン3GBは、スマホ回線とのセット割引/ネット回線とのセット割引などのシステムはありません。利用中のスマホがソフトバンクでも他社であっても、料金に差額はありません。
データ専用プランには「5年間値引き」以外に複雑な値引きシステムはありませんので、お手軽に追加契約出来るプランだと言えます。
他社で購入したiPadやタブレット、パソコンで利用する場合には、SIMカードのみでの契約でも上記特典・値引きが適用出来ます。
*初稿時、オンラインでは”セット申し込みのみ”としていましたが、現在はSIMのみでもデータ通信専用3GBプランの申込みが可能となっています。
☆「ソフトバンク公式サイト:SIMカードのみ申し込みページ」/ウェブ申し込みで事務手数料無料
データプランには最低利用期間無し
「5年おトク割」という長期間適用される割引がありますが、データ通信専用3GBプランに定期契約はありません。5年間の割引が終了した時点で解約することも出来ます。
データ通信専用3GBプランには最低利用期間もありませんので、不要になったタイミングでいつでも利用を止められるというメリットもあります。テレワーク・在宅ワークで一時的に利用したいユーザーにも向いています。
オンライン申し込みなら事務手数料も無料
ソフトバンク公式オンラインショップでiPad購入時にデータ通信専用3GBプランを申し込めば、契約事務手数料が無料になります。
店頭契約時には3ヶ月分以上の(割引適用990円時)事務手数料が掛かってしまうことになるため、新型iPad・iPad miniをソフトバンクで買うなら、絶対にウェブ申し込みを推奨します。今の時代、ショップ店頭にいくのはスマホ初心者/オンラインに非対応な手続きをしたい場合のみで十分です。
なお、ソフトバンクユーザーでiPhone/スマホプランを契約中の場合は、スマホ回線のデータ通信プラン(パケット)を分け合う「データシェアプラス」(月額 1,078 円 )を選ぶことも出来ます。
☆「ソフトバンク公式サイト:SIMカードのみ申し込みページ」
通話をするならLINEMOの990円プランを
データ通信専用のiPadでの利用ではなく、スマートフォン・通話可能なタブレットデバイスなどで使いたい場合には、同じ3GB・音声通話も可能なソフトバンク回線が利用できるLINEMO(ラインモ)のミニプランがあります。
ソフトバンクの「データ通信専用3GBプラン」はその名の通り、データ通信専用で音声通話が出来ません。しかしラインモのミニプランなら通話も出来て全く同じ990円(通話料金/通話オプションは別途料金が掛かります)。
データプランとは異なり無料期間はありませんが、契約時にPayPay特典が貰えます。
ラインモのプランにも最低利用期間・定期契約はありませんので、通話機能が必要ならばLINEMOのほうが便利です(ただし、LINEMOでスマートログイン/LYP会員相当の特典はありません)。
☆公式サイト:「LINEMO(ラインモ)公式サイト」
※出金・譲渡不可。PayPay公式ストア/PayPayカード公式ストアでも利用可。 ※ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの乗り換えの場合は対象外です。 ※お申し込み時に「現在ご利用中の携帯電話会社」の入力を誤って選択した場合、特典付与の対象外となる場合があります。 ※特典付与対象判定月までに、一度でも「ミニプラン」にプラン変更している場合は、特典付与の対象外となります。最新情報は公式HPで確認してください