2019年10月15日深夜、Googleは2019年冬モデルの最新スマホ Pixel 4・Pixel 4 XLを発表しました。Pixel 4については事前にさまざまなリーク情報や噂が出回っていましたが、ついに真実が明らかになりました。

2019年モデルのPixel 4/ Pixel 4 XLは、事前に公式リークがされたとおり、デュアルカメラとモーションセンスが最大の目玉となります。従来モデルから大幅にアップグレードされたPixel 4の価格も明らかになっており、ハイエンドモデルとして他社製品に比べればお買い得と言えるかもしれません。

2019年10月16日早朝時点ではまだ日本向けのGoogle公式サイトには日本語の情報が反映されていませんが、日本向けのPixel4シリーズのスペックも確定していますので詳細を解説します(→発売日、価格、すべて確定しました)。

Pixel 4/Pixel 4 XLの詳細スペック

Pixel 4シリーズは従来どおり、無印とXLの2サイズで展開されます。旧シリーズとデザインが変わったこともあり、中身もサイズも変わりました。

Pixel4 Pixel 4 XL
5.7インチ フルHD+
OLED (444ppi)
19:9比率ディスプレイ
スムーズディスプレイ(最大90Hz)
HDR対応
6.3インチ QHD+
OLED (537ppi)
19:9比率ディスプレイ
ムーズディスプレイ(最大90Hz)
HDR対応

Pixel4とXLのディスプレイの違いは、主にサイズと解像度です。いずれもノッチ(凹)デザインではありません。

コントラスト比率は100,000:1、Always-on displayに対応、Corning® Gorilla® Glass 5仕様といったパネルが採用されました。

Pixel 3シリーズのパネルは「18:9」比率でしたが、4シリーズでは「19:9」と縦長になっています。

CPUはSnapdragon 855、RAMは6GBとなり、従来モデルより20-30%程度処理性能が上がる見込みです。ストレージは従来と同じく64GBと128GBの2種類です。

Pixel 4とPixel 4 XLのカラーバリエーションは、それぞれ3色が発表されました。

フレーム・パネルまで真っ黒なジャストブラック(電源ボタンは白色)。

フレーム部分がブラック・電源ボタンはオレンジなクリアリーホワイト。

新色の「オーソーオレンジ」(電源ボタンもオレンジ)。とても変わった名前です。

オレンジカラーは限定モデルとされており、もしかしたら販売国・販売キャリアが限定されているかもしれません(Pixel 3シリーズでもドコモでは取り扱いのないカラーやモデルがありました)。

ここでは比較用に2018年モデルのPixel 3/3XLのサイズも掲載します。

項目/モデル Pixel 4 Pixel 4XL Pixel 3 Pixel 3XL
147.1 mm 160.4 mm 145.6 mm 158.0 mm
68.8 mm 75.1 mm 68.2 mm 76.7 mm
厚さ 8.2 mm 8.2 mm 7.9 mm 7.9 mm
重さ 162グラム 193グラム 148グラム 184グラム

Pixel 4シリーズは旧モデルに比べてやや大きく、重くなりました。

Pixel 4シリーズのカメラは「天の川が撮れる」とされるほど、高感度・コンピューター処理による高画質化が行われているとのことです。

カメラはデュアルレンズ化され、光学2倍相当のズームレンズが搭載されました。

ズームレンズは16メガピクセル、ピクセルサイズ1.0μm、F/2.4、視野は52°。

標準レンズ(広角)は12.2メガピクセル、ピクセルサイズ1.4μm、F/1.7、視野は77°とされており、メインカメラもPixel3シリーズから変更されています。


インカメラは8メガピクセルで1.22μmサイズ、f/2.0、視野90°とされています。

Motion Senseは日本では後日対応

スマホのインカメラに搭載されたセンサーを利用し、スマホ本体を触らず操作が出来る新機能が搭載されます。

しかし、日本国内では発売時には使えない見込みであり、後日利用可能になることが発表されています(公式には「間もなく利用可能」という表現が使われています)。

SIMの仕様はこれまでと変わらず、物理的なSIMカードはnano SIMサイズのスロットが1つ、eSIMが1つとされています。

eSIMの利用可能国に日本が入っています。

eSim enabled only for AU, CA, DE, ES, GB, JP, TW, and US

国内向けモデルにもeSIMが搭載されることが確定しています。ただし、日本国内の通信会社でDSDS(デュアルSIM,デュアルスタンバイ)利用可能になるかどうかはキャリア次第となります(過去の例では国内のPixel 3aは利用不可でした)。

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Pixel 4(G020N)の対応バンド

日本: モデル G020N
GSM / EDGE クアッドバンド(850、900、1,800、1,900 MHz)
UMTS / HSPA+ / HSDPA: 対応バンド 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
LTE: 対応バンド 1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 21 / 25 / 26 / 28 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 66
-Source Pixel スマートフォンのハードウェア技術仕様

日本の主なキャリアで利用されているバンドはほぼ網羅されています。

日本向け Pixel 4はFelica対応

過去のPixel 3シリーズと同じく、日本向けの型番「G020N」にはFelicaが搭載されており、いわゆる「おサイフケータイ」対応モデルとなります。

Pixel 4シリーズの価格と発売日

アメリカでのSIMのフリー版(Unlockモデル)の価格は以下のとおりです。

機種 64GBモデル 128GBモデル
Pixel 4
799ドル
(約87,000円)
899ドル
(約97,900円)
Pixel 4 XL 899ドル
(約97,900円)
999ドル
(約108,800円)

(日本円表示は2019年10月時点の円相場を1ドル108.9円として計算)

2018年モデルのPixel 3 64GBは95,000円、Pixel 3 XL 128GBは131,000円でした。国内正規価格は2019年10月16日日中に発表される見込みですので、公式発表次第情報を追記します(下記に追加済み)。

機種 64GBモデル 128GBモデル
Pixel 4
89,980円
103,950円
Pixel 4 XL 116,600円 128,700円

2018年モデルでは「SDM845/RAM4GBのシングルカメラで10万円」という設定だったため、他社ハイエンドモデル比べてCPUこそ同等でしたが、その他のスペックによるやや割高感を感じたものですが、RAMが増え、デュアルカメラ化されて価格据え置きならば、他社ハイエンドモデルに比べても割高ということはなさそうです(例えば2019年冬モデルでSDM855/RAM6GB/ROM64GBのXperia 5 SO-01Mは8.8万円、RAM12GB/ROM 256GBのGalaxy note10+ SC-01Mは12万円)。

海外での発送開始日は2019年10月22日とされています。日本でも同日発売開始になる可能性が高いでしょう→ 日本でも16日より予約開始、2019年10月24日発売で確定しました。

2019年10月24日までにGoogle Storeにて予約して購入すると、16,000円分のプロモーションコードとUSB-C 3.5mmアダプタが無料で貰えます。

ドコモではPixel4販売なし、キャリアではソフトバンクがPixel 4を扱うことも判明しています。

☆「ソフトバンク公式サイト Pixel4シリーズの価格・料金プランをみる」(価格も決定しています)

[この性能なら安い]Google Pixel4/4XL正式発表 日本モデルeSIM対応&おサイフケータイ対応確定 モーションセンスも後日利用可能に

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