[レビュー]エクスペリアがついにここまで来た。Xperia 1 III/IV/Vの新望遠カメラで月面模様が撮れる

他社の超高性能カメラ搭載スマホに、ソニー・Xperiaもようやく追いついてきました。

最新のスマートフォンでは望遠（ズーム）専用のレンズを搭載すること自体は珍しくなく、高いズーム性能があるモデルでは遠くのものを大きく拡大しても綺麗に撮れるようになってきました。

スマホカメラのズーム性能をチェックしたい場合、月の表面の模様が撮れるか否かを試すことによって、望遠性能をある程度まで判別することが出来ます。

ズーム性能に特化していない格安スマートフォンやiPhoneでは、満月などを撮影しても「ただの白い丸」にしかなりません。

参考記事：[iPhone12月撮影] 月面が綺麗に撮れるGalaxy,Huaweiスマホと撮り比べ(2021年モデル比較随時追加中)

歴代のXperiaスマホでは、月が大きく見えるスーパームーンなどを撮っても、残念ながら月を綺麗に撮れるとは言い難い水準でした。

しかし、2021年夏モデルのソニースマホ最上位機種 Xperia 1 III (エクスペリアワン・マークスリー/ドコモ型番SO-51B)は、シリーズ最大の望遠・ズーム性能→Xperia 1 IV/Vではさらに進化した望遠レンズを持っています。

今までのエクスペリアで「他社スマホのように月をズームで撮ってみたい」と羨ましく思っていた方は、新型Xperia 1 III以降のカメラ望遠性能をチェックしてみてください。

Xperia 1 IIIでの月面模様の見え方

Xperia 1 IIIには、世界初となる「可変式望遠レンズ」が搭載されています。Xperia 1 IIIのズーム性能は広角（ワイド）側から合わせて0.7倍→1倍→光学2.9倍→光学4.4倍→デジタルズーム併用最大12.5倍まで切り替えが出来ます。

ここでは実際にXperia 1 IIIで月を撮影した「月の見え方」を公開します。

まずはオートモードで撮影した場合の月です。

倍率	月の見え方
1倍（標準レンズ-24mm相当）
2.9倍（望遠 -70mm相当）
4.4倍（望遠-105mm相当）
12.5倍（デジタルズーム 300mm相当）

*それぞれ月の部分をトリミング、画質を圧縮しています。

上記の通り、Xperia 1 IIIで月を撮影すると、月が明るすぎて真っ白になってしまいます。

しかし、パワーアップしたXperia 1 IIIと専用アプリ Photography Proのマニュアル設定を使えば、月面模様が見えるようになります。

Xperia 1 IIIで月面模様が見える設定

Xperia 1 IIIで月の模様を撮りたいのなら、マニュアル設定を駆使する必要があります。

マニュアルモードを使うには、カメラアプリを起動後に右上の「BASIC」ボタンをタップ、ダイヤルを回すようにモードを切り替えて「M」（マニュアル）に切り替えます。

月の明るさにもよりますが、シャッタースピード（SS）を1/200秒（0.005秒）から1/50秒（0.02秒）くらいに、ISOを最小の50に固定します。

すると、先程真っ白にしか写っていなかった月が・・・

Xperia 1 IIIのズームで、月の模様がくっきり見えます。従来のXperiaではこうはいきませんでした。

Xperia 1 IIIの光学ズームは4.4倍（標準レンズ24mm相当に対して105mm）です。正直に言って、他社にはもっとスゴイ望遠カメラ機能を持った機種は存在しますが、今までのXperiaでは望遠が物足りなかったというユーザーもXperia 1 IIIの新望遠レンズでさまざまな風景・シーンを切り取ってみるのも良いでしょう。

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Xperia 1 IIIの詳細なレビュー・評価は下記を参照ください。

続きを読む ▶ [実機レビュー]Xperia1III SO-51B買うときに注意すべきポイント