docomoから発売中のソニーの最新スマホ Xperia X Compact SO-02JおよびXpeira XZ SO-01Jはバッテリーの充電を従来のモデルより速く行うことが出来る「急速充電(Quick Charge 3.0)」に対応しています。
ドコモモデルでQuick Charge 3.0(QC3.0)をするためには専用のACアダプタを利用する必要があり、ドコモ純正の「ACアダプタ 06」を利用することで、SO-02Jの急速充電が可能です。
*SO-02Jの本体にはACアダプタ・変換アダプタは同梱されていません。対応機器を持っていない場合は本体だけを購入しても充電をすることが出来ませんので、必要に応じて購入時に入手しましょう。「ドコモオンラインショップ」から単品でも注文が可能です。
管理人はSO-02Jを買う時にアダプタを追加で買わなかったのですが、昨年購入したASUS ZenFone3 Ultra(ZU680KL)に付属しているACアダプタ(型番:AD2068320)がQC3.0に対応していますので、通常の1.0AのACアダプターで充電した場合と、充電速度の比較をしてみることにします。
Xperia X Compactの充電速度の様子
ドコモの公式データによれば、Xperia X Compact SO-02Jを急速充電対応機器(ACアダプタ06)で満充電まで155分、ACアダプタ05+変換プラグでも155分とされています。
実際の充電の様子をBattery Mixを利用して追跡した以下の図になります。
グラフの上がASUS純正急速充電対応機種(出力2A)、下はシャープ製の古いスマホの充電器(出力1A, 型番SHCEJ1)を利用した場合です。
2つのグラフを比較すると、明らかに2A出力の充電器を使ったほうが速く充電出来ていることが判ります。公式の「155分で充電」という数値は0%→100%まで電源を切った状態で充電することを条件にしているそうですが、今回は電源を付けたままで18%→100%まで約140分掛かっています。充電が少ない状態からの立ち上がりは速いため、0%→100%の場合でも公式の数値に近い2時間半で充電が可能でしょう。
一方の1Aの充電器を使った場合では25%→100%までの充電に約160分掛かっています。0→100%の場合なら約180分(3時間)くらいが掛かる見込みです。出力が2倍である2AのACアダプタを使った場合と30分しか違わないと考えるか、30分も違うと考えるかは人それぞれでしょう(笑)
注意:SO-02Jを充電しながら使うと熱くなります
多くのスマートフォンと同じように、Xperia X Compactを充電しながら使うと、けっこう本体が熱を持ちます。以下のグラフはわざと急速充電しながらゲームアプリを起動し続けた場合の温度変化です。
充電しはじめてすぐに30分ほど3Dのキャラクターが動くゲームアプリ(星のドラゴンクエスト)をインストールしてプレイしてみたところ、「え、ドラクエってこんなゲームだったかな?」と驚き・・・とアプリの話はさておきまして、急激に本体温度が上昇し、40℃を超えていました。40℃くらいなら通常通りに動作して(推奨温度は5℃~35℃)、カメラ機能・充電が強制停止・制限されることはありませんでした。
SO-02Jのボディはプラスチック系素材であるため、金属ボディ系のものよりじんわりと熱くなるような印象ながら、40℃を超えた状態ではボディの裏面あたりを触り続けていると低温やけどを起こす危険もあります。バッテリーの劣化を早めることにもなりますので、充電中の長時間利用は推奨しません。
今回のようにバッテリー充電速度追跡を実行すれば差を見ることが出来ますが、Xperia X Compact SO-02Jでは「急速充電をしているかどうか」を表示する機能は無いようです。
今回「SO-02Jを急速充電する」というテーマでお送りしていますが、上記のテスト結果も本当に「急速充電」なのかどうかは実は確かめる方法はないみたいです。純正品のACアダプタ06を買って試してみても良いのですが・・・すでにASUSのQC3.0対応ACアダプタを持っている上に、ちょっぴり高いので(苦笑)
→結局ACアダプタ06も手に入れました。この充電器を使うと多くの最新ドコモスマートフォンは急速充電可能です。
また、2018年時点ではACアダプタ07(ミネベアミツミ社製)もありますが、ACアダプタ06とほぼ性能は変わりません(値段も同じです)。
モバイルバッテリーや社外品では「Quick Charge 3.0対応」と書かれていても、実は急速充電出来ていないなんてこともあるので、自分で充電速度を実際に確かめる以外に方法がない機種・組み合わせもあります。延長ケーブル・変換プラグなどを使うだけでも充電速度が遅くなることもあるため、その評価は難しくなります。
ちなみにASUSのZenFone3シリーズでは急速充電中とそれ以外ではバッテリーのアイコンが変化します。
今回SO-02Jの急速充電に使った2AのACアダプタをZenFone3Ultraに接続すると、「+」の表示が出ます(本体の電源を切っている場合)。
機種によってはこのように通常充電中か急速充電中かをアイコンやステータスの表示でチェック出来ます。チェックできない機種の場合は今回の実験のように充電状態を追跡して比較しないとハッキリと差を感じることは難しいです。
充電・バッテリー残量はメニュー画面のバッテリー項目からも見ることが出来ますが、細かくチェックした人は「Battery Mix」のアプリを使ってみましょう。
なお、ドコモではかつて「急速充電2」と呼ばれる充電速度規格を呼称していたことがありますが、急速充電2=Quick Charge 2.0のことだそうです。Xperia X Compact SO-02Jで対応している「Quick Charge 3.0」ではさらに速い充電が可能ということになっていますので、スマホをたくさん使ってすぐに充電切れになってしまうと困るという人にはXperia X Compact SO-02J, Xperia XZ SO-01JをQuick Charge 3.0対応ACアダプタがオススメです。
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