2017年11月上旬発売予定のドコモスマートフォン機種 Xperia XZ1 SO-01Kは、2015年モデルのXperia Z4 SO-03G, Z5 SO-01Hから2年の買い替え周期モデルになります。
Xperiaの5インチモデルは半年に一度のペースで次々にマイナーモデルチェンジを繰り返し続けていますが、2017年冬モデルの「XZ1」は過去モデルで最高のハイエンドCPU Snapdragon 835を搭載・積層型メモリーセンサーを採用したカメラ・3D Creator機能の追加などなど、2年以上前のモデルから比べると大幅に機能性・性能がアップしています。
3Dスキャン機能はXperiaシリーズのユニークな特長になりました。自宅で簡単に3Dデータを取り込み、スマホ上でグリグリ動かしたり、3Dプリンターへ転送して出力することも可能です。
古いXperiaシリーズを使い続けていてそろそろ機種変更どきかな?と考えている人は、どんなところが進化したのか、幾らくらいの負担で買い換えられるのかを分析・計算してみましたので参考にどうぞ。
先に公式サイトでスペック・価格を見たい人はこちら→「NTTドコモ Xperia XZ1 SO-01Kをみる」/発売日:11月10日
XZ1 vs.旧機種スペック比較
機種名 | Xperia XZ2 SO-03K | Xperia XZ1 SO-01K | Xperia XZs SO-03J | Xperia XZ SO-01J | Xperia XP SO-04H | Xperia Z5 SO-01H | XperiaZ4 SO-03G | Xperia Z3 SO-01G |
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発売日 | 2018年5月31日 | 2017年11月10日 | 2017年5月26日 | 2016年11月2日 | 2016年6月24日 | 2015年10月29日 | 2015年6月10日 | 2014年10月23日 |
画面サイズ | 5.7インチ | 5.2インチ | 5.2インチ | 5.2インチ | 5.0インチ | 5.2インチ | 5.2インチ | 5.2インチ |
解像度 | 1080×2160 | 1080×1920 | 1080×1920 | 1080×1920 | 1080×1920 | 1080×1920 | 1080×1920 | 1080×1920 |
重量 | 198g | 156g | 161g | 161g | 165g | 154g | 144g | 154g |
縦幅 | 153mm | 148mm | 146mm | 146mm | 144mm | 146mm | 146mm | 147mm |
横幅 | 72mm | 73mm | 72mm | 72mm | 71mm | 72mm | 72mm | 73mm |
厚さ | 11.1mm | 7.4mm | 8.1mm | 8.1mm | 8.6mm | 7.3mm | 6.9mm | 7.4mm |
電池容量 | 3060mAh | 2700mAh | 2900mAh | 2900mAh | 2570mAh | 2900mAh | 2930mAh | 3100mAh |
実利用可能時間 | 125時間 | 110時間 | 95時間 | 95時間 | 80時間 | 77.4時間 | 67.8時間 | 81時間 |
CPU | SDM845 | MSM8998 スナドラ835 | MSM8996 スナドラ820 | MSM8996 スナドラ820 | MSM8996 スナドラ820 | MSM8994 スナドラ810 | MSM8994 スナドラ810 | スナドラ801 |
RAM | 4GB | 4GB | 4GB | 3GB | 3GB | 3GB | 3GB | 3GB |
ROM | 64GB | 64GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB | 32GB |
メインカメラ | 1920万画素 | 1920万画素 | 1920万画素 | 2300万画素 | 2300万画素 | 2300万画素 | 2070万画素 | 2070万画素 |
サブカメラ | 500万画素 | 1320万画素 | 1320万画素 | 1320万画素 | 1320万画素 | 510万画素 | 510万画素 | 220万画素 |
防水/防塵 | ○/○ | ○/○ | ○/○ | ○/○ | ○/○ | ○/○ | ○/○ | ○/○ |
指紋認証 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
Xperia Z3の発売から数えて3年間が経過したことになり、5.2インチサイズのモデルは上記の6代分入れ替わっています。ディスプレイの大きさ・解像度こそ全く変化がありませんが、Z3/Z4には無かった指紋認証などもZ5以降に追加されました。
これまでずっと32GBストレージ容量もSO-01Kで初めて64GBになりました。Xperiaスマホはmicro SDカードで外付けデータ容量を増やせますが、本体に直接写真やアプリのデータを保存できるようになります。昔よりもカメラ写真・アプリの容量も大きくなっているので、がっつりとスマホを使いたい人にとっては32GBでは物足りないところもあったはずです。
夏モデルのXperia XZsでは、他のライバル機種ですでに採用されたスナドラ835ではなく、2016年冬モデルのまま同じスナドラ820を使っていましたが、ついに5.2インチモデルにもハイエンドなSoCが搭載されることになりました。
XZ1では1~3世代前のスナドラ820搭載機 X Performance, XZ, XZsに比べて2割ほど処理能力がアップしています。2年前のZ4/Z5に搭載されたスナドラ810から比べるとおよそ2倍、Z3からなら3倍くらい速くなっているはずです。
Ver6.2 | Xperia SO-02J |
Xperia XZ Premium SO-04J |
Xperia XZ1 SO-01K |
|
トータルスコア | 76878 | 172631 | 173721 | |
3D | トータル | 16020 | 71663 | 70455 |
3D Garden | 5023 | 28763 | 27821 | |
3D Marooned | 10997 | 42900 | 42634 | |
UX | トータル | 28493 | 52773 | 56911 |
Data Secure | 6296 | 7551 | 7962 | |
Process | 4251 | 7712 | 8557 | |
Strategy Games | 7790 | 11689 | 12613 | |
Image Process | 6463 | 20170 | 21947 | |
I/O Performance | 3693 | 5651 | 5832 | |
CPU | トータル | 24298 | 37517 | 38123 |
Mathematics | 7916 | 9926 | 10208 | |
Common Use | 6123 | 12068 | 11894 | |
Multi-Core | 10259 | 15523 | 16021 | |
RAM | 8067 | 10678 | 8232 |
日常的な操作(メールを読む・写真を見る)だけならば古い機種でもそこまで違いを感じることはありませんが、どうせ買い換えるのならば最新・最高性能が欲しい!というのならXZsではなくXZ1にしましょう。
Xperia XZ1 は過去のモデルよりも小さな2700mAhを搭載しているそうですが、ドコモがテストしている実利用可能時間は過去の5.2インチシリーズでは最長の約110時間となりました。
Xperia Zシリーズのスマホはバッテリー交換をユーザーがすることはできず、修理交換する場合にも8,000円~1万円くらいの料金が掛かりますので、電池が弱ってきたと感じているのならバッテリー交換をするよりも新機種に買い換えてしまったほうが良いでしょう(自己責任で自分で電池交換を楽しみたいのなら「スマホを安く直したい人向け Xperia Z3(SO-01G,SOL26等)用修理パーツ集」のような情報を参考に、パネルや電池を交換することも出来ます)。
また、Xperia XZから充電接続がmicroUSB→ Type-Cに変わり、表裏の無い端子で充電・キャップレス防水になっており利便性もアップしています。
Xperia XZ1には2017年夏モデルと同じ 19メガピクセルのメモリ積層型センサーのカメラが搭載されています。従来より画素数を下げて明るさを確保・毎秒960コマの超スローモーション動画が撮れるなど、1年以上前のモデルから性能がアップしています。
4.6インチのコンパクト版 Xperia XZ1 Compact SO-02Kのカメラも同等です。
参照:ドコモコンパクトハイエンド Xperia XZ1 Compact SO-02Kは買いか?XC SO-02Jユーザー視点からチェック
2017年冬モデルのカメラとしては、次の3Dスキャン機能の方が目玉になるでしょう。
2017年冬モデルのXperia XZ1, XZ1 Compactから追加された新機能「3D Creator」では、およそ30秒~60秒ほどのスキャン時間で対象物を簡単に3Dデータ化することが出来るようになります(XZ Premiumもアップデートにより対応するという情報があります)。
これまでの3Dスキャンといえば専用のカメラ機器を使うスタジオで撮影が必要でしたが、スマホ単体でお手軽に利用することが出来るというのは革新的です。人物を撮ったり、動物を撮影したり、いろんな使い道がありそうです。
下の画像が、実際に3Dクリエイターアプリを使ってスキャンした猫(置物)の画像です。
スキャンしたデータは色の微調整、トリミングなども可能です。
スキャンしたデータを使ってアバター機能のように動かしたり、3Dプリンターを自分で持っていなくても、内蔵されたアプリから直接でデータをフィギュア化・注文出来るようになるそうです(アプリ更新は2017年11月以降予定)。
フィギュア作成の料金は写真のような首から上の5センチサイズくらいで3000円~、10センチ程度の全身像で1万円~くらいとのこと。
3Dプリントした人物のフィギュアをチェックしましたが、表面はかなり滑らかで綺麗なものでした(選べる素材は石膏で、色も付きます。作成可能なサイズは縦200mm×横380mm×奥行250mmまで)。
不具合・アップデート情報
・充電中に再起動することがある → 「47.1.B.5.5」で修正
・「静止画歪み補正」設定機能を「47.1.B.5.5」から追加
・2018年3月8日、快適に使えるように修正(内容不明) 「47.1.B.9.2」
この他、セキュリティ更新・細かい修正が含まれることがあります。
Xperia XZ1 SO-01K機種変更価格
2019年2月8日、機種変更向けに一括割引(端末購入サポート)の適用対象に追加されました。
SO-01K | 機種変更時 (12/1~) |
本体価格 | 月額3,591円×24回 総額 86,184円 |
月々サポート | 対象外 |
購入時値引き | -75,816円引き |
実質価格 | 一括10,368円 |
(以下、過去の価格情報を参考用に残しておきます)
2018年12月1日~、オンライン限定値引きが追加されました。
SO-01K | 機種変更時 (12/1~) |
本体価格 | 月額3,591円×24回 総額 86,184円 |
月々サポート | 最大-2,943円×24回 総額-70,632円 |
オンライン値引き | 2019年1月31日まで 5,184円値引き |
実質価格 | 月額432円 総額10,368円 |
2018年6月1日~ 月サポがさらに増額されました。
SO-01K | 機種変更時 (6/1~) |
本体価格 | 月額3,591円×24回 総額 86,184円 |
月々サポート | 最大-2,754円×24回 総額-66,096円 |
実質価格 | 月額837円 総額20,088円 |
2017年12月16日~ 月サポが増額されました。
SO-01K | 機種変更時 (12/16~) |
本体価格 | 月額3,591円×24回 総額 86,184円 |
月々サポート | 最大-2,295円×24回 総額-55,080円 |
実質価格 | 月額1,296円 総額31,104円 |
2018年3月31日まで使える、5,400円機種変更クーポンでさらに安く買えるようになりました。
2017年11月発売時点の価格は以下の通りです。
SO-01K | 機種変更時 (発売当時) |
本体価格 | 月額3,591円×24回 総額 86,184円 |
月々サポート | 最大-2079円×24回 総額-49896円 |
実質価格 | 月額1,512円 総額36,288円 |
月々サポート以外にも各種割引を機種変更時に使うことが出来ます。
発売は11月ですので変更になる可能性もありますが、旧モデルのXperiaを下取りに出すと以下のよな割引(郵送下取りではポイント付与)還元が受けられます。
下取り機種 | 下取り額 |
Xperia XZs SO-03J | 15,000円 |
Xperia XZ SO-01J | 8,000円 |
Xperia X Copmact SO-02J | 8,000円 |
Xperia Z5 SO-01H | 5,000円 |
Xperia Z5 Compact SO-02H | 5,000円 |
Xpeira Z5 Premium SO-03H | 5,000円 |
Xpeira A4 SO-04G | 5,000円 |
Xperia Z4 SO-03G | 5,000円 |
Xperia Z3 SO-01G | 3,000円 |
Xperia Z3 Compact SO-02G | 3,000円 |
(*2019/1/18~の価格に更新しました)
買い取り・キャンペーンは随時更新されます。最新の情報は「ドコモ 実施中のキャンペーン一覧」を参照ください。事前予約購入をしてから購入すると、通常の10倍の確率で10,000dポイントが当たるキャンペーンもあります(予約期間は終了しましたが、まだ1万ポイントあたるチャンスは継続しています)。
2年前のZ4/Z5を下取りに出すだけで実質負担は1.4万円で新機種に取り替えることが可能です。
SO-01Kの価格・適用できるキャンペーンは詳細ページに反映されるはずです。
2019年3月1日~後継モデルXZ2も一括1.5万円~
2019年春時点において、2017年冬モデルであるXperia XZ1 SO-01Kはほぼ販売を終了しており、ドコモの公式サイトにも在庫がなくなりました。今後はXZ2・XZ3、そして2019年夏モデルのXperia1(えくすぺりあ わん)までの登場が確定しており、すでにXZ1より3モデルも新しい機種が間もなく発売される時期になっています。
ドコモではXZ1より新しい2018年夏モデルのXperia XZ2 SO-03KおよびXperia XZ2 Compact SO-05Kもすでに在庫処分を始めており、SO-03Kは一括15,552円・Xperia XZ2 Compact SO-05KはXZ1の最終価格と同じ一括1万円にまで大幅値下げを実施しています。
Xperia XZ1よりもディスプレイが大きくなったXZ2,あるいはサイズ感重視ならば5インチになったXperia XZ2 Compact So-05Kへの買い替えのほうが2019年3月時点ではお得といえますので、XZ1の在庫が無い場合には値下げされた2018年夏モデルの購入検討をしてみることをオススメします。
関連記事:SDM845搭載 XperiaXZ2 Compact SO-05K値下げ 下取りで機種変更一括0円以下も 3月の端末購入サポートセール
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