docomoでは一部の機種を対象にして、購入時の費用を大幅に割り引き出来る「端末購入サポート」というキャンペーンがあります。このキャンペーンに指定された機種は特にMNP契約において一括0円で購入できることも多いため、安くスマホを買いたいならば抑えておかなければならない重要なポイントになっています。

2018年新着情報:最近の傾向では数週間~1ヶ月程度の単位で端末購入サポートの対象・非対象機種が追加/除外変更を繰り返すようになりました。最新の対象機種・種別は随時公式HPの情報ページをチェックするようにしてください。また、一部ネットワーク利用制限表示関わるルールも2017年後半から変更が入っています。

端末購入サポートの割引システム

端末購入サポートでの割引は「購入時の一括値引き」です。割引システムには「月々サポート」のように毎月の料金が割引になるタイプもありますが、端末購入サポートはそうではありません。

端末購入サポートが適用されると、それ以前に設定されていた「月々サポート」は大きく減額されます。月々サポートの場合は24ヶ月間の割引が継続されているため、「端末購入サポートで割引+減額された月サポ×24ヶ月」=「端末購入サポート適用前の月サポ×24ヶ月」なことも多いです。

例えば、2015年6月19日から端末購入サポートの適用対象になったdocomo GALAXY Note Edge SC-01Gでは、もともとMNP契約時の月々サポートは毎月3888円でした。3888円×24ヶ月分=93312円となり、これはSC-01Gの本来の端末価格と同額になり、実質0円での販売となっていたのです。

これが端末購入サポートを適用されることによって、一括の割引額が73872円引かれ、減額された月サポが810円×24ヶ月=19940円となっています。つまり、

端末購入サポート適用前:月サポ 3880円×24ヶ月分=93312円の割引
端末購入サポート適用後:月サポ 810円×24ヶ月分+購入時割引73872円=93312円の割引

このように24ヶ月使う場合は実質的な負担額は全く変わらないのです。それでも、購入時の価格が大幅に安くなるため、「購入時でも一括0円」が実現できるようになるのがこの端末購入サポートのシステムとなります。

(2017年以降は「月々サポートと端末購入サポートを併用」するタイプの値引きは無くなり、端末購入サポート適用時は月サポは無くなることがほとんどです)

端末購入サポートの適用条件

ドコモの一括値引きである「端末購入サポート」を適用するためには、iPhone, スマートフォン・タブレット端末の購入時に以下のプランに加入する必要があります。

「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」「カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)」「シンプルプラン(スマホ)」「データプラン(スマホ/タブ)」のいずれか + パケットパック*

 「カケホーダイプラン(スマホ/タブ)」「カケホーダイライトプラン(スマホ/タブ)」「データプラン(スマホ/タブ)」」のいずれか + パケットパック*

「カケホーダイプラン(ケータイ)」「カケホーダイライトプラン(ケータイ)」「シンプルプラン(ケータイ)」のいずれか + パケットパック*

対象パケットパックについて

端末購入サポートの適用条件として、インターネット通信に利用するデータ容量のパケットパックに加入する必要があります。

2018年5月25日時点において、スマートフォン・タブレット・ケータイなどで加入できるほぼすべてのパケットパックがその対象になります。

「ベーシックパック」「ウルトラデータLパック」「ウルトラデータLLパック」「ケータイパック」「ベーシックシェアパック」「ウルトラシェアパック30」「ウルトラシェアパック50」「ウルトラシェアパック100」「ビジネスベーシックシェアパック」「ウルトラビジネスシェアパック30」「ウルトラビジネスシェアパック50」「ウルトラビジネスシェアパック100」「ビジネスシェアパック50~3000」「シェアオプション(2台目プラス含む)」

個人向けのデータプラン、ファミリー向けのデータプラン(シェア)の親回線・子回線用のプランも、すべて端末購入サポートが使えます。このプラン内であれば機種の購入・契約後に変更をしても違約金は発生しません(スマホ/ケータイなど機種変更扱いとなる契約種別を跨ぐ事はできません)。

2018年5月25日から提供されている新プラン ベーシックパック・ベーシックシェアパックについては以下の記事も参照ください。

端末購入サポートの対象機種

端末購入サポート割引が利用できるのは基本的にMNP(のりかえ)契約限定2016年2月追加分より、新規・機種変へも拡大されました。対象の機種・期間も限定されており、それ以外の機種には解約違約金の上乗せなどは関係ありません。

ドコモではたくさんスマートフォンが販売されていますが、2015年9月時点で対象になっているのは以下の機種です。

・Xperia Z3 compact SO-02G (割引59,616円/返金額29808円)
Xperia Z3 SO-01G (割引67,392円/返金額33,696円) :オンラインでは販売終了
・GALAXY Note Edge SC-01G (割引73,872円/返金額36,936円) 6月19日~
・GALAXY S5 Active SC-02G (割引73,872円/返金額36,936円) 6月19日~
・Galaxy S6 SC-05G (割引73,872円/返金額36,936円) 7月17日~
金額変更 2月26日~3/31(割引-82,944円/返還額41,472円)
・Xperia A4 SO-04G (割引き58,320円/返金額29,160円) 8月21日~3/31
・Xperia Z4 SO-03G(割引き63,504円/返金額31,752円) 9月11日~3/31
→割引き73,872円円/返金額31,752 10月29日~金額変更
・AQUOS ZETA SH-03G (割引73,872円/返金額36,936円)  9月11日~オンラインでは販売終了
・ARROWS NX  F-04G (割引73,872円/返金額36,936円)  9月11日~
再適用・金額変更 (割引93,312円/返金額46,656円) 3月18日~3/31
・Xperia Z5 SO-01H(割引52,272円/返金額26,136円)  12月28日~1月4日
再適用・金額変更 (割引82,944円/返金額41,472円) 3月18日~3/31
・Xperia Z5 Premium SO-03H(割引44,064円/返金額22,032円)  12月28日~1月4日

iPhone6 16GB~128GB, iPhone6 Plus 16GB~128GB (割引き22,680円)

iPhone6, iPhone6 Plusの返金額は一律11340円とされています。

*iPhoneシリーズの購入サポート割引額・返金額が変更されました
6, 6Plus  (割引54,432円/返金額27,216円)9月11日~
6, 6Plus  (割引44,064円/返金額22,032円)9月18日~ 
6, 6Plus  (割引53,136円/返金額26,568円)10月16日~
6 16GB(割引63,504円/返金額31,752円)  金額再変更
6Plus 16GB(割引65,448円/返金額32,724円)  金額再変更

・iPad mini3 16,64,128GB  (割引34,992円/返金額17,496円)9月18日~
・Nexus5X (割引82,944円/返還額41,472円) 2016年2月26日~3月31日
・arrows Fit F-01H (割引57,024円/返還額28,512円) 2月26日~3/31
・AQUOS EVER  SH-04G  (割引54,432円/返還額27,216円) 2月26日~83,592円
・Disney Mobile DM-01G  (割引83,592円/返還額41,796円) 2月26日~3/31

・らくらくスマートフォン F-06F (割引64,800円/返還額32,400円) 3月18日~3/31

・AQUOS ZETA SH-01H  (割引46,656円/返還額23,328円) 3月18日~3/31
・AQUOS Compact SH-02H(割引48,600円/返還額24,300円) 3月18日~3/31
・iPad mini4 16GB 62,208円 3月18日~3/31
・iPad mini4 64GB, 128GB 61,560円 3月18日~3/31

・Xperia Z4 Tablet SO-05G  (割引73,224円/返還額36,612円) 4月15日~
・AQUOS PAD SH-05G (割引82,944円/返還額41,472円) 4月15日~
・dtab d-01H(割引58,968円/返還額29,484円) 4月15日~
・dtab Compact d-02H  (割引49,896円/返還額24,948円) 4月15日~

6sシリーズ 2016年9月23日~
・6s 16GB (割引77,760円/返金額38,880円)
・6s 32GB (割引81,000円/返金額40,500円)
・6s 64GB (割引84,240円/返金額42,120円)
・6s 128GB (割引71,928円/返金額35,964円)
・6s Plus 16GB (割引84,240円/返金額42,120円)
・6s Plus 32GB (割引71,928円/返金額35,964円)
・6s Plus 64GB (割引71,928円/返金額35,964円)
・6s Plus 128GB (割引59,616円/返金額29,808円)

2017年7月21日~

・Xperia X Compact SO-02J 2017年7月21日~再適用(割引47,952円/返金額23,976円)

・Galaxy S8 SC-02J MNPのみ  (割引78,408円/返金額39,204円)
・Xperia XZ Premium SO-04J MNPのみ(割引78,408円/返金額39,204円)

iPhone7シリーズ 2017年8月10日~

・iPhone7 32GB/128GB/256GB(割引66,744円/返金額33,372円)
・iPhone7Plus 32GB/128GB/256GB(割引67,392円/返金額33,396円)

iPhone8シリーズ 2017年12月29日~

・iPhone8/8 Plus 全容量(割引57,672円/返金額 28,836円)

(FOMA→Xi契約変更時など、一部対象限定)

☆「ドコモ 端末購入サポート対象機種

端末購入サポートの違約金(割引返還金)

端末購入サポートを適用して購入した場合、一定期間内に回線の解約や指定のプランから変更を行うと、割引した金額に応じて「割引額返還(端末購入サポート解除料)」という名の違約金が請求されます。この金額は機種によって違いますが、スマホ機種なら3万円以上という多額の請求が行われますので注意が必要です。

違約金発生の期間は2015年4月22日までの契約分は6ヶ月、4月23日に規約が改定されて1年(12ヶ月)へ変更されています。

☆「ドコモ 端末購入サポート詳細

この12ヶ月の定義は以下のとおりです。

規定利用期間(開通日の翌月1日から起算して12か月)を超えるまで

契約月を数えず、12ヶ月目を完全に過ぎなければならないため、実質的な月額料金が発生するのは最低14ヶ月分ということになります(契約日が1日の場合はその月も数え、最速13ヶ月)。

月の初日(朔日)に契約した場合のみ、該当月を含んで規定利用期間のカウントが開始されます。

例:2018年5月2日に購入した場合→2019年6月1日から機種変するとお得
例:2018年5月1日に購入した場合→2019年5月1日から機種変するとお得

この期間より前ににプランの変更(変更予約も含む)を割引対象外のものにしてしまうと、先述の返金請求が来ることになります。

ただし、プランの変更については全く変更が出来ないわけではなく、キャンペーンの指定の範囲内で維持費を下げるようにプラン変更も可能です。詳細についてはブログに書いた「ドコモ端末購入サポート違約金発生ケース 詳しく聞いてきました」を参照してみて下さい。

ドコモのネットワーク制限について

2016年6月以降、ドコモでは携帯電話端末の不正購入・不正利用防止の観点から、IMEIによるネットワーク利用制限の状態をウェブサイトで確認した場合、分割払い中に△表示になるように変更されました。

また、端末購入サポートを利用して契約した場合には、2018年4月時点で「規定利用期間内」の場合は本体代金を一括購入しても三角表示のままになるようにシステムが改定されています。

ご購入時に「ドコモの分割払い」「端末購入サポート」等を利用した携帯電話機は、ドコモの分割払いの場合は分割払いの期間中、端末購入サポートの場合は規定利用期間中は、「△」表示となります

2017年10月頃までは、端末購入サポートを利用して一括支払後には41日後に制限表示が○に変わる仕様になっていました。しかし、10月の変更後はおよそ13ヵ月間は変更不可のまま、購入サポートの違約金発生期間相当が終了するまで待つように案内されます。

なお、端末購入サポートを利用して端末を入手したのちに、回線解約・プラン変更・休止などによってわざと違約金を発生・支払を済ませると、すぐに制限○にすることは可能です(サポートに問合せ済み)。

*上記ルールは無告知で変更される可能性があるため、ネットワーク制限に関わるより詳細な情報が必要な人は各自で問い合わせ・最新の対応に従ってください(関連記事:ドコモオンラインショップの端末購入サポート機種 制限が○に変わるのは何日後? 確認方法と日数の目安)。

ドコモの端末購入サポート 割引システムと違約金