2015年モデルのiPhone6s 16GBモデルと、型落ちになった2014年モデルのiPhone6 16GBモデルを機種変更で買いかえた場合の価格比較をしてみます。
MNPでの販売価格は旧モデルの方ばかり「一括0円+キャッシュバック付き」などで投げ売られているのを見かけますが、機種変更の場合はどうなるのか計算してみましょう。
機種変更に適用できる割引き
まずは機種変更で使える割引きの種類を挙げてみましょう。
・月々サポート/毎月の利用料金値引き
・下取りプログラム/ドコモ機種の下取りが可能
・ゼロから機種変キャンペーン/ ドコモiPhoneの専用下取り割引き
・家族まとめて割/ 複数台購入時のみ適用可能
・光いっしょ割/ ドコモ光との同時契約による割引き
・ありがとう10年スマホ割/ 10年超の長期契約に対する月額料金割引き【iPhoneは対象外】
・ボーナスパケットキャンペーン / 1年間1GBデータ増量
主要な割引きはこんなところです。さて、この中で「iPhone6とiPhone6s」で割引きに差額が出る施策は「月々サポート」のみです。あとは契約条件が同じなら、すべて割引額は同じになりますので、本体の価格差以外は違いがないはずです。
では典型的な契約プランとして、「カケ・ホーダイプラン」+「データパック2GB」+「spモード」+「下取り(docomoのiPhone5c)」という条件で、本体支払額と毎月の支払い料金を比較してみましょう。
16GBモデルの機種 | iPhone6s | iPhone6 |
本体代金 | 93,312円 | 73,872円 |
のりかえボーナス(増額適用) | — | — |
端末購入サポート | — | — |
月々サポート(24ヶ月合計) | -67,392円 | -64,152円 |
ゼロから機種変キャンペーン | -20,520円 | -20,520円 |
下取り(iPhone5c)* | -3,800円 | -3,800円 |
本体実質支払合計 | 1,600円 | -14,600円 |
*ドコモオンラインショップで下取りを申し込んだ場合は本体を郵送、ドコモポイントの付与という実質割引になりますが、ここではiPhone5cの良品=3800円分として計算しています。店頭で下取りをした場合には最大5400円になり、「iPhone6s 16GBモデルが実質0円になる」ことからゼロから機種変キャンペーンという名前になっているのです。
どちらが安いかは一目瞭然、型落ちのiPhone6の方が実質的に16200円ほど安くなる計算となりました。月々サポートは6sの方が少し割引額が大きいものの、本体価格差が2万円弱あるため、トータルでは旧モデルの方がかなり安くなります。
16GBモデルの機種 | iPhone6s | iPhone6 |
本体代金分割 | 3,888円 | 3,078円 |
カケ・ホーダイ | 2,916円 | 2,916円 |
データパック(2GB) | 3,780円 | 3,780円 |
spモード | 324円 | 324円 |
月々サポート(24ヶ月合計) | -2,808円 | -2,673円 |
ゼロから機種変キャンペーン | -855円 | -855円 |
月額支払い | 7,245円 | 6,570円 |
当たり前ですが、同じプランを契約した場合では本体の支払い料金分の差のみが生じます。ですので、先ほどの本体差額16200円の24分の1である「675円」の月額支払の差となりますね。
iPhone6からiPhone6sへの変更点では、感圧を検出して操作ができる「3D Touch」やカメラ性能の向上など進歩した点も多数ありますが、型落ちしたiPhone6が時代遅れになって使えないモデルになったわけではありません。性能と価格を考え、お好きな方を選んでみてください。
なお、5.5インチモデルのiPhone6 Plusでもほとんど金額的状況は同じなので、それぞれの本体価格と月々サポートを入れ替えて計算してみましょう。
*本ページで計算に使った価格・料金プランは11月17日時点のドコモオンラインショップの掲載情報を参照しています。各種細かいオプションは計算に入れていません。計算ミス・割引条件変更等もありえますので、必ず申し込み前に各自で最新情報の確認をしてください。