NTT docomoより発売中の2021年秋冬モデル 折りたたみスマホ Galaxy Z Fold3(型番SC-55B/製品コードASC49340)を実際に利用した評価・レビューです(2022年9月7日より値下げ情報追加)。
Galaxy Z Fold3の発売日は2021年10月6日です。Galaxyスマホのラインナップには過去に複数台の折りたたみスマホ(フォルダブルスマホ)が存在しますが、ドコモとしては初のFoldシリーズ取り扱いとなり、使い勝手が気になるユーザーも多いと思います。
一方で、Galaxy Z Fold3の機種変更価格は20万円を超えており、歴代最高値を更新したiPhone 13 Pro Max 1TBよりも高額です。
当サイトではGalaxy Z Fold3を「この金額を出してでも買う価値があるのかどうか」という視点を中心に、ドコモモデルSC-55Bを実際に利用して感じた折りたたみスマホとしてメリット・デメリット、通常利用するためのスマートフォンとしての評価を公表します。
さらに、当サイトでは同時発売となったGalaxy Z Flip3や2021年現行モデルGalaxy S21/S21 Ultraもすべて実機を入手しています。
「折りたたみスマホである」ことを重要視する場合と、その他のモデルでも性能や価格のバランスを考えて機種選びをしたいのかによって「Galaxy Z Fold3を買う価値があるか/ないか」の判断は変わることでしょう。
それぞれ金額も使用感も大きく異なる最先端モデルの機種選びの参考に、各機種の実機評価を解説していきます。
ページの目次
Galaxy Z Fold3の価格-買う価値ある?
まず最初にGalaxy Z Fold3 SC-55Bの価格を解説します。他のスマホあれば「機種の魅力・特徴→価格」の順番で紹介するところですが、このGalaxy Z Fold3に限っては”購入できる予算がある”ことを大前提にしなければ、購入検討する時間が無駄になります。
ドコモでGalaxy Z Fold3を購入する場合、以下の4通りの支払いパターンがあります。
・一括払いで購入する
・12回払いで購入する
・24回払いで購入する
・36回払いで購入する
ドコモの公式サイトで購入・分割支払を選んだ場合には金利や分割手数料は掛かりません。一括でも3年間の分割でも、総額の支払額は同じです(カエドキプログラムを使った場合を除く)。
それぞれの支払イメージは以下の通りになります(機種変更の場合/特殊な割引やクーポンを使わない場合。Galaxy Z Fold3の割引・値引きについては後述します)。
支払い方法 | 支払い時の負担・支払い回数 |
一括払い | 1回・237,600円 |
12回払い | 12回・月々19,800円 |
24回払い | 24回・月々9,900円 |
36回払い | 36回・月々6,600円 |
(2021年10月6日時点、公式ショップ機種変更価格)
上記の通り、Galaxy Z Fold3は一般的とされる2年間の分割(24回)にしても、機種代金だけで1万円の負担が生じます。月々の基本使用料(プラン料金)を加算すれば、簡単に月額1万円以上になります。
Galaxy Z Fold3を一括購入するには大金を用意する必要があります。利用可能金額枠の少ないクレジットカードで支払うと一気に上限を超えてしまう/支払不能になることもありえますので、各個人の経済事情に合わせて、購入方法を検討してください。
「こんなに高い負担のスマホは買えない!」と感じた人は、残念ながらGalaxy Z Fold3の機種変更は向いていないかもしれません。Galaxy Z Fold3は歴代のモデル(au向け)よりも安く設定されています。安くなったGalaxy Z Fold3を高いと感じるのなら、Foldシリーズの通常購入は諦めたほうが良いです。
ドコモではもっと安く買えるハイエンドモデル~激安で買える低価格モデルもありますので、予算に合わせたスマホ選びをしましょう。
”それでもGalaxy Z Fold3が欲しい!”という希望があるのなら、月々の負担額を安く利用できる「いつでもカエドキプログラム」を利用した購入方法があります。
いつでもカエドキプログラムを使えば、一括購入や通常の分割購入より負担額は下がります。超高額なスマホを買うときほど、いつでもカエドキプログラムは威力を発揮しますので、「通常分割でも高すぎ」と感じたユーザーはいつでもカエドキプログラムを使った購入方法を検討してください。
いつでもカエドキプログラムを使えば、Galaxy Z Fold3を月々6,198円×23回(24ヶ月目で端末を返却)で使うことが出来ます。
[追記]2022年9月7日、最大10万円値引きへ
前項は発売当時のGalaxy Z Fold3の価格について解説しました。2022年9月、Galaxy Z Fold3は型落ち機種となったため、ドコモで超特価の投げ売り状態に突入しています。
他社から乗り換えで購入した場合、2年間の負担額は39,820円にまで安くなります。
Galaxy Z Fold 3 本体定価 237,600円 |
オンライン割引 ▲80,740円 |
MNP割引 ▲22,000円 |
カエドキプログラム適用 ▲95,040円 |
2年負担 39,820円 |
Galaxy Z Fold3を買うならイマです。
Galaxy Z Fold3のスペック・仕様
Galaxy Z Fold3の魅力は「折りたたみ式であること」に起因する、他の通常デザインスマホでは得られない体験・使い方にあります。Galaxy Z Fold3は第3世代モデルとして磨き上げられた性能の高さ・便利な機能があり、歴代最高峰の優れたモデルとなっています。
スマホの仕様 | SC-55Bの仕様・スペック |
ディスプレイサイズ | メイン:7.6インチ 有機EL QXGA+ サブ:6.2インチ HD+ |
CPU | Snapdragon 888 |
RAM | 12GB |
ROM | 256GB |
バッテリー | 4400mAh |
ワイヤレス充電 | 対応 |
スマホの大きさ | (開)158×128×6.4 mm (閉)158×67×14.4mm |
スマホの重さ | 272グラム |
カメラの数 | 5個(アウト3個+イン2個) |
通信速度 | 5G対応(下り最大4.2Gbps) |
micro SDカード | 非対応 |
防水 | 対応(IPX8) |
おサイフケータイ | 対応 |
ワンセグ | 非対応 |
生体認証 | 指紋・顔認証 |
SIMスロット | nano SIM(SIMフリー) |
eSIM/DSDS | 非対応 |
ドコモモデル Galaxy Z Fold3 SC-55Bの主なスペック・機能は上記の通りです。
「折りたたみスマホであること」を除いても、2021年モデルとしてトップレベルの性能と機能性を持ったスマホと言えます。
Galaxy Z Fold3の何よりも珍しい特徴は、折りたたみスマホとして防水機能に対応したこと+Sペンに対応したこと+日本モデル用におサイフケータイに対応した点にあります。
過去に他社で発売されたGalaxy Fold/Flipの折りたたみスマホは防水にも、おサイフケータイにも非対応でした。また、筆圧に応じた滑らかな書き味が体験出来るGalaxyシリーズの「Sペン」も初対応となります。
これまで「Sペン」と言えばGalaxyの大画面なNoteシリーズ向けのオプションでした。これが大画面のGalaxy Z Fold3で使えるようになったことで、イラスト作成・手書きのメモ機能が使いやすくなります。
また、日本で使うスマホとしてはおサイフケータイ(Felica)の対応を切望していたユーザーも多く、スマホ+タブレットの役割を1台で担うための多機能性がGalaxy Z Fold3の完成度を高めていると言えます。
これらの従来のGalaxy Foldシリーズで物足りなかった・日本で重要視される機能が追加された点がGalaxy Z Fold3の最大の進化点かつ魅力と言えるでしょう。
*より細かいGalaxy Z Fold3の対応機能・サービスは公式サイトのデータも参照ください。
☆「NTTドコモ公式サイト:Galaxy Z Fold3 SC-55B スペックとサービス」
Galaxy Z Fold3デザイン評価
Galaxy Z Fold3は折りたたむと6.2インチのカバーディスプレイ・開くと約7.6インチ相当の大画面が現れる「フォルダブル」スタイルのスマートフォンです。
折りたたんだ状態では一般的なスマホサイズに比べても細長く感じられる横幅67mmです。
カバーディスプレイのサイズは6.2インチ。細長く、折りたたんだ状態で片手で操作しやすい幅です。
ディスプレイが大きいこと・折りたたみパネルであることを除くと極端に珍しいデザインや特徴があるわけではありませんが、メインディスプレイ面のインカメラは画面下に埋め込まれている特殊な仕組みです。
画面下カメラを採用することでよくあるノッチ(凹)やパンチホールによる穴空きディスプレイに比べて、全画面を表示部として利用できます。
画面下カメラレンズの場所は、目視で確認できます。
インカメラのレンズがある部位は周囲のパネルとは明らかに異質で、明るさも違うドットが見えてしまいます。
埋め込みカメラ部分にもカラーで画像が表示できます。全く見えない/デザインを損なわないというほどの優位性はありませんが、通常のパンチホールカメラに比べれば自然だと感じられます。
Galaxy Z Fold3の折り目は気になるか?
Galaxy Z Fold3は折りたたみ可能な7.6インチサイズのディスプレイパネルを搭載していることが最大の特徴です。「2画面式折りたたみスマホ」とは違い、1枚のパネルによる継ぎ目のない大画面が魅力です。
「画面を折りたたむ」事自体が驚きの技術・素材開発の賜物ではあるものの、はっきり言ってGalaxy Foldの折り目はそれなりに目立ちます。Galaxy Z Fold3を開いた状態でもパネルの表面にデコボコが見られます。
折り目部分の幅は1センチ程度で、左右のパネルに比べてやや凹んで見えます。大きな凹凸ではないものの、指でなぞると段差を感じます。
光の当たり方や見る角度によって折りたたみ部のシワが目立つこともあります。これはフォルダブルスマートフォンである限り妥協しなければならない点です。この折り目が気になる人は、通常のタブレットデバイスを購入することをオススメします。
折りたたみ部のシワが目立つのはGalaxy Z Flip3でも同程度です。折りたたみ部分のデコボコが全く気にならない・見えないということは無いものの、2画面による折りたたみスマホ(LG ThinQ V60やSurface Duoのような端末)の中央部表示が空いてしまう機構よりGalaxy Z Fold3のシワのほうがマシという評価です。
Galaxy Z Fold3の耐久性・壊れやすさ評価
Galaxy Z Fold3は折り曲げることができるディスプレイを採用した特殊なスマートフォンです。一般的な硬質なガラスパネルを使ったスマホと比べた場合、Galaxy Z Fold3の耐久性・壊れやすさ・傷つきやすさも気になるところです。
従来、折りたたみスマホ(2画面ではなく、ディスプレイ自体を曲げて畳む方式)と言えば構造上防水仕様にすることが技術的に難しかったのか、防水には非対応なモデルばかりでした。Galaxy Z Fold3は発表時点で”世界初の防水フォルダブルスマートフォン”としています。
Galaxy Z Fold3とGalaxy Z Flip3では、開発時点で日常的に使うスマホとして十分な耐久性をテストされています。
Samsungでは以下の折りたたみGalaxyスマホの耐久テスト動画を公開しています。
動画内ではディスプレイの折りたたみ耐久テスト・浸水テスト・スタイラスペンでの入力テストなどを実施している様子を見ることが出来ます。
Galaxy Z Fold3のカバーディスプレイには「Corning® Gorilla® Glass Victus」が採用されており、従来モデルよりも割れにくくなりました。最大で2メートルからの高さからの落下衝撃にも耐えられるとしています(破損しないことを保証するものではありません)。
最新のGalaxy Z Fold3のボディには新しく頑丈なアーマーアルミフレームが利用されており、従来モデルよりも耐久性がアップしています。
日常的な利用をする範疇においては、Galaxy Z Fold3の破損を気にする必要はありません(と公式サイトに書いてあります)。通常の利用をしていれば、何回折りたたみを繰り返しても折り目が破損することはないでしょう。
一方で、Galaxy Z Fold3は「絶対に壊れない」ようなタフさがあるわけでもありません。折りたたみを実現するためにメインディスプレイガラスの耐久性は高くないのか従来のSペン(Galaxy Z Fold専用ペン以外)を利用すると画面を破損する恐れがあると警告が出るほどです。
メインディスプレイを折りたたむ際に何かを挟み込んでしまったり、曲がらない方向へ強く力を掛けてしまうと故障しやすくなります。これらは通常デザインのスマホでは発生し得ない、フォルダブルスマホ機構ならではの故障リスクです。
製品によってはガラスパネルが割れたりヒンジ部分にダメージが発生することも報告されているため、Galaxy Z Fold3購入時にはスマホの保証・保険を付けることを推奨します。せっかく高価で高性能なスマホなのですから、無保険状態で恐る恐るスマホを使うより、自由気ままにスマホを使える快適性を優先すべきでしょう。
Galaxy Z Fold3の修理費用は?
Galaxy Z Fold3の画面割れ・破損やバッテリー交換費用について解説します。
2021年10月時点において、ドコモやSamsungの公式サイト上にGalaxy Z Fold3の修理費用は開示されておらず、かかる費用は個別の状態により変わります。
Galaxy Z Fold3の修理費用参考として、ドコモが公開しているハイスペックモデル(Galaxy Note 20 Ultra)の例を見てみると、Galaxy Z Fold3の画面割れ時には非常に高額な請求が発生する可能性があります。
Galaxy Z Fold3より本体価格が格段に安いGalaxy Note20 Ultraの場合でも、画面修理には4万円・基盤修理には6万円も掛かります。Galaxy Z Fold3の場合にはこれ以上に修理用金が掛かる見込みです。電池交換だけでも1万円以上です。
初期不良・メーカー保証の範囲外の故障・破損が生じた場合のために、高額なスマートフォン購入時にはドコモケータイ補償加入を検討してください。
Galaxy Z Fold3 SC-55Bのケータイ補償料金は月額1100円です(2021年10月23日時点。ケータイ補償の加入は任意です)
☆「ドコモ-ケータイ補償サービスについて」
Galaxy Z Fold3を保護するアクセサリー
高価なGalaxy Z Fold3をなるべく長く、キレイな状態で使い続けたいというユーザーは専用の保護フィルム・ケースの利用を推奨します。
まずGalaxy Z Fold3をガンガン活用するのであれば絶対に必要な「Sペン収納ケース」です。
Galaxy Z Fold3用の「Flip Cover with Pen」(SペンFold Edition同梱)では、純正ケースであるためカバーの開閉に連動してディスプレイを点灯されることが出来ます(2021年11月アップデートで対応予定)。ケースでスマホ全体を保護し、いつでもSペンがスマホと共にある状態にできるというメリットがあります。
☆「Galaxy Z Fold3 SC-55B専用 Flip Cover with Pen」
Galaxy Z Fold3用の保護フィルムはドコモでは販売していません(2021年10月23日時点)。
Galaxy Z Fold3でフィルムが必要となるのは、メインディスプレイ(7.6インチ)・カバーディスプレイ(6.2インチ)とヒンジ部分、カメラレンズガラスなどです。
アマゾンでは各種Galaxy Z Fold3用のフィルムがサードパーティより発売されていますので、必要に応じて追加購入をしてください。
☆「アマゾンでGalaxy Z Fold3用の保護フィルムを探す」
Galaxy Z Fold3の大きさ評価
Galaxy Z Fold3は前述の通り「折りたたみ式スマホ」です。この機構のため、”7.6インチ”という最大ディスプレイサイズにしてはコンパクトに畳むことが出来る一方で、一般的なスマートフォンのサイズ(厚み・重さ)から比べると大型なものになります。
(左Galaxy Z Fold3/右 Galaxy S21 Ultra)
折りたたんだ状態であれば、他の大画面モデルよりもむしろコンパクトに感じられるほどです。しかし、ひとたびメインディスプレイを開けば、大画面モデルのGalaxy Noteよりも大きくなります。
(左Galaxy Z Fold3/右 Galaxy Note20 Ultra)
縦横の比率が一般的なスマホに比べて異なるため、操作感もかなり差があります。
ディスプレイの折り曲げを可能にする特殊なヒンジ部分。折りたたみ時には「Galaxy」のロゴが見えますが・・・
パネルを開くとカバーディスプレイと背面パネルにヒンジが収納されるという機構です。
スマホとしての厚みは折りたたむと2倍になりますので、一般的なスマホより分厚くなります。本体の重量も272グラムと小型スマホの2倍近くあるため、重厚に感じられます。しかし、半分に折りたたむことができることのメリットも大きく”ポケットに入るタブレットPC”であると思えば、十分許容範囲という評価です。
Galaxy Z Fold3の処理性能評価
Galaxy Z Fold3には最新のCPUチップと大容量メモリが搭載されています。
日本向けモデルのGalaxy Z Fold3のチップはQualcomm Snapdragon 888です。このチップは2021年春夏~冬モデルのハイエンドAndroidスマホに使われているものと同様です(Galaxy S21/S21+/S21 Ultraも同じ)。
SDM888搭載モデルであればありとあらゆるアプリが快適に動く水準です(実際の動作はアプリと端末・システムとの相性もあります)。
Galaxy Z Fold3のメモリは12GBであり、並のノートパソコンより大容量でしょう。メモリが大きいと複数のアプリを同時に起動してもスムーズに動くようになります。一般利用としては十分すぎる大容量メモリです。
一方でいわゆる「ゲーミングスマホ」と呼ばれるジャンルのモデルだとさらに高処理性能なSnapdragon888+、RAM16GBや18GBというモデルといった特殊なモデルも存在するため、Galaxy Z Fold3がゲームを遊ぶスマホとして頂点というほどではありません。
Galaxy Z Fold3の処理性能はゲームを大画面で表示させたり、異なるアプリを2画面に分割して表示させたりするにも十分なパフォーマンスを持っています。システムやアプリのバグで無い限り、複数のアプリを立ち上げてもスムーズに動作するため、Galaxy Z Fold3の処理性能については十分に満足できるという評価です。
Galaxy Z Fold3のカメラ評価
Galaxy Z Fold3には背面(メイン)にトリプリカメラ、内側(インカメラ)・外側(カバーカメラ)に1それぞれ1つのカメラが搭載されています。
それぞれのカメラの仕様は以下のとおりです。
カメラの種類 | カメラの仕様 |
(メイン)広角レンズ | 1200万画素 1/1.7インチサイズセンサー F値 1.8 |
(メイン)超広角レンズ | 1200万画素 1/3.2インチサイズセンサー F値 2.2 |
(メイン)望遠レンズ | 1200万画素 1/3.6インチセンサー F値 2.4 |
カバーカメラ | 1000万画素 1/3.2インチサイズセンサー F値 2.2 |
インカメラ | 400万画素 1/3.1インチサイズセンサー F値 1.8 |
Galaxy Z Fold3のカメラのレンズ・センサー・ズーム性能は、一般的なスマホに比べて高い水準にあります。
一方で、Galaxyスマホの最高峰モデルでは1億画素やもっと大きなサイズ、光学10倍ズームレンズを搭載したモデルも存在します。他社スマホも含めてカメラ性能に特化したモデルと比べる場合には、はっきり言ってGalaxy Z Fold3のカメラ画質・性能は特別に高いわけではありません。
しかしながら、Galaxy Z Fold3は”折りたたみ式であること”+”イン/アウトカメラがあること”を活かした、特殊な撮影体験が出来ます。
例えば、Galaxy Z Fold3の端末を角度を付けて折りたためば自立することから、三脚やスタンド無しでマニュアル夜景撮影が出来ます。
また、撮影後の写真プレビューも大画面であることを活かした表示が出来るようになっており、フォルダブル端末ならではのカメラ利用が出来るという点で、ユニークな魅力があります。
単にカメラの画質・性能だけを求めるのであればドコモ最高峰のGalaxy S21 Ultraの購入を検討すべきです。
関連記事:[実機レビュー]安くなったGalaxy S21 Ultraを購入して感じた進化点・物足りない点 Sペン・100倍ズームカメラ
Galaxy Z Fold3とアプリの相性評価
Galaxy Z Fold3の「折りたたみ機構」を最大限に体験するためには、スマホ自体の性能の問題よりも「アプリ側の表示システム」に依存する部分が多いと感じられます。
(Galaxy Z Fold3のキンドル動作状況)
電子書籍KindleアプリならGalaxy Z Fold3を開いた状態で大きくコンテンツを表示させることができるため、まるで単行本をそのまま見ているようなサイズ感で楽しめます(漫画コンテンツの場合、標準レイアウトでは見開きではなく1ページが拡大して表示されます)。1画面に表示できる情報量が多いため、速読にも向いています。
多くの動画アプリの場合も大画面を生かしたムービーを楽しめます。しかし、ディスプレイの比率の問題により、映画のようなワイド表示を前提にしたコンテンツでは余白が大きく、一般的なスマホの全画面表示時と大差ないサイズなることもあります。
(Galaxy Z Fold3のYoutube表示例)
ワイドなムービーだと最大表示にしても実際に動画が表示される面積は半分程度です。
人気アプリ「ウマ娘」のゲームだと、全画面にキャラクターが大迫力で表示できます(ただしゲームUIがやや中央に寄りがち)。
上記のようにGalaxy Z Fold3を開いた状態で画面いっぱいに表示を拡大出来るタイプのアプリなら良いのですが、余白ができる/左右どちらかに寄ってしまう/表示比率が可怪しくなる/アイコンや文字サイズ調整が出来ないなど、せっかくの大画面を活かせないアプリがある場合があります。
こればかりは各アプリの仕様によるため、ユーザーがどうこう出来る問題ではありません。アプリのアップデート等で表示状況が変わることもあります。個別のアプリが上手く動作するかどうかは各アプリ提供元にお問い合わせください。
Galaxy Z Fold3は人気で品薄-予約が必須
2021年10月時点、Galaxy Z Fold3 SC-55Bは需要に対して供給が追いついておらず、予約から納品まで1ヶ月近く待ち時間が生じることがあります。
2021年時点で全世界的に半導体不足が発生しており、今後も供給が不安定な状態が続く可能性があります。ドコモショップにもほぼ在庫がないため、必ずオンラインで予約・購入を行って下さい。
☆「ドコモ公式サイト- Galaxy Z Fold3 SC-55Bの値引き・キャンペーンをみる」
Galaxy Z Fold3を安く買う節約技
一般的なスマホに比べて高価なGalaxy Z Fold3をドコモオンラインショップで買う場合、クーポンを持っていればSC-55Bを値引き価格で買うことが出来ます。
2021年10月23日時点において、Galaxy Z Fold3 SC-55Bを安く買うことができるクーポンは複数存在します。
まず1つ目は、条件を満たせば誰でも貰える「dカード GOLDケータイ割引クーポン」です。
dカード GOLDの利用特典として最大22,000円値引きのクーポンをゲット出来ます。
高額なドコモ端末・大容量プランを使うなら、dカード GOLDを作って機種代金の支払い・料金支払いを設定すればお得です。
また、dカードをまだ持っていないユーザーには、ドコモの機種変更クーポンもドコモ公式サイトで発行しています。
機種変更クーポンは対象者(対象回線)であれば、以下のウェブサイトで即時発行できます(2021年10月23日時点。クーポンは期間限定で配信されています)。
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