KDDIは2019年8月1日、au利用者がスマートフォン・iPhoneを購入した際に”将来auへスマホ端末を返却する”ことを前提とした残債免除プログラムサービス「アップグレードプログラム/アップグレードプログラムEX/アップグレードプログラムEX(a)」などの受付を2019年9月30日を以って終了させることを発表しました。
auのアップグレードプログラムはかつて「4年縛り」とも言われ、従来の下取りプログラムとは違い特典を受けるためには将来において再度同じプログラムへの加入が条件とされており、他社へのサービス変更へのハードルが高くなりすぎる（縛り付けが強すぎる）ことが批判され、公正取引委員会によって独占禁止法違反の恐れがあるという指摘を受けていたこともありました。
参考記事：auに続きソフトバンクも半額サポート4年縛り再加入条件を廃止・2年縛り見直し-公取委の指摘受け
アップグレードプログラムを使うことで分割支払を行っていた残債の一部を支払うこと無く機種変更が出来るため、「毎年/2年ごとに最新モデルへ買い替え続ける」ことを前提としたユーザーであれば、お得に使うことが出来るプログラムでした。
最近のスマートフォン・iPhoneの最高モデルになると本体価格は10万円を大きく超えるモデルも増えており、今までの「2年分割・24分割」をしても月々の負担額が大きくなりすぎることから、キャリアが考えた”48分割+実質的なリース利用”という手法は、総務省によるガイドラインにはそぐわないものとなってしまいました。
auが公表しているデータによれば、2017年秋発売のiPhoneを購入したユーザーのうち、分割購入をした95％ものユーザーがアップグレードプログラムに加入していたそうです。
しかし、2019年秋に予定されている携帯電話販売・契約に関するガイドライン・ルール改定の前に廃止せざるを得なくなったようです。
一方ではアップグレードプログラム廃止後の2019年9月・10月頃と言えば、例年通りならば新型のiPhone XI(仮)が発表・発売される頃合いです。
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すでに海外ではiPhone11向けのケースやアクセサリーが販売されており、2019年モデルの新しいデザインがリークされています。
もちろんまだアップルは公式な情報を出していませんが、今から2年前、iPhone X発表前の時点でもiPhone Xのデュアルカメラ・ノッチデザインに完璧に合うアクセサリーが海外のショップでは数ヶ月前から販売されていましたので・・・
2019年モデルの新しいiPhoneは背面のカメラパーツ部分が■のエリアに区切られ、デュアルカメラモデルとトリプルカメラモデルが存在する可能性が高くなっています。
現行の「XS/XS Max」の後継モデルはトリプルレンズ、廉価な「XR」の後継機はデュアルカメラモデルになりそうです。
詳細なスペックは当然まだ判りませんが、カメラは従来モデルよりも大きく性能が向上していることが期待され、カメラの開発費・パーツ費用によるコスト上昇によるiPhone本体価格の高止まりが予想されます。
アップグレードプログラムが廃止され、総務省による携帯電話販売の割引規制・値引き上限が設定される頃に2019年モデルのiPhoneが出てしまうと、これまで以上に新機種は買いにくい状態になることが予想されます。
2018年モデルで最も高かったiPhone XS Maxは、アップグレードプログラムを使わず普通に購入すると24分割でも月々7,700円の負担です。通話料・通信量を含むと1万円超えはほぼ避けられません。
アップグレードプログラムの廃止後、もしかしたらまた新たにアップグレードプログラムっぽいサービス・ユーザーの負担を減らすことが出来る別のシステムが登場するかもしれませんが、現在のアップグレードプログラムよりもさらに使いづらい（免除額の幅が小さくなる）ことも予想されるため、現行のアップグレードプログラムを使っておきたいユーザーは9月末までに加入しておきましょう。
9月末までに加入したユーザーは、加入時点の利用条件でアップグレードプログラムの特典を利用可能です。
アップグレードプログラムの対象機種、免除額についてはau公式サイトにてご確認ください。
