2019年5月13日、KDDIはau新料金プラン「新ピタットプラン」・「auフラットプラン7プラス」・「auデータMAXプラン」を2019年6月以降に提供開始することを発表しました。
それぞれの3つの新プランは新ピタットプランが利用頻度の少ないユーザー、フラットプラン7プラスは中間層、auデータMAXプランはたくさんスマホを利用するユーザー向けに、それぞれ値下げされたプランになっています。
2019年の新プランでは「家族3人での利用時に月額1980円から(1人あたり)」を実現する、低価格料金プランにも力を入れています。
発表会で提示されたデータによれば、auのスマホユーザーの1/4以上の人は1GB未満で通信容量は足りているということであり、家族でたくさんの通信量を必要とする人とそうでない人が、適切なプランを選べるように選択肢をわかりやすく分割しています。
中間的な利用層向けには、多くのユーザーが十分だと感じる「7GBまで」の通信容量を含みつつ、Twitter・Instagram・Facebook・+メッセージのSNS利用がカウントフリーになる「auフラットプラン7プラス」も追加されます。
かつての7GBプランというと月額5~6千円程度のパケットプランとして提供されていましたが、2019年新プランでは家族割を適用するとずっと1人あたり3,480円というほどほどに安く、多くの利用者層がターゲットになるプランとなりそうです。
新ピタットプラン・auフラットプラン7プラスについては、料金部分の「ずーっと」という点にも注目です。
従来のauプランでは最初の1年間のみ料金が安くなる「スマホ応援割」があり、2年目以降は料金が高くなるというトラップ付きでした。
一方の2019年新ピタットプラン/7プラスでは月額1,980円に到達するためにはさまざまな条件はあるものの、各割引が永年タイプに変更されているため、途中から料金が値上がる仕組みが削除されています。
ただし、新しく始まる「家族割プラス」を適用するためには同一住所で暮らす家族のau利用が前提となっています。1回線・1人だけの利用時には月額2,980円~となり、4割値下げには届きません。
また、ハードユーザー向けに2019年夏以降提供開始予定の「auデータMAXプラン」では、ついに月間データ容量上限無しのプランを投入します。
家族3人利用かつキャンペーン適用で6ヶ月間は月額5,980円で、データ通信使い放題が実現します。これまでにもソフトバンクでは50GBプランを「ほぼ使い放題」のようにアピールしたこともありますが、auのデータMAXプランは国内MNO初のLTEサービスデータ容量無制限プランになるということです。
ただし、特定の期間に大容量通信を行った場合には速度制限措置がありえます(基準は現時点では非公開)。また、テザリング・ローミング利用にも制限があります。
テザリング、データシェア、国際ローミングでデータ通信の場合、データ容量の上限は20GBです。20GBを超えた場合、テザリング、データシェアの通信速度が送受信最大128kbpsとなります(通信速度の制限は、翌月1日に順次解除されます)
テザリングを使って自宅PCで光インターネットの固定回線のように使いまくってしまうと制限が掛かるため、利用状況次第ではデータMAXプランは自宅固定回線の代わりにはならないでしょう(あまりパソコンを使わない家庭なら代用できるかもしれません)。
通話のかけ放題サービスについてはドコモの新料金プランとほぼ同じ仕組みとなる、「5分間かけ放題+700円」(通話定額ライト)・「24時間かけ放題+1700円」(通話定額)の追加オプションという形になります。
新料金プラン・割引やキャンペーンの提供開始スケジュールは、
・新auピタットプラン:2019年6月1日提供開始
・auフラットプラン7プラス:2019年6月1日提供開始
・auデータMAXプラン:2019年夏提供開始予定
・家族割プラス スタートキャンペーン:2019年6月1日~2019年9月30日
・家族割プラス:2019年10月1日提供開始
・2019夏モデルの発売:2019年5月23日よりGalaxy S10/S10+発売開始~
このようなタイミングになります。
それぞれの料金プラン提供条件・2019年新機種9モデルの詳しい情報はau公式サイトを参照下さい。