今や携帯電話やスマホは1人1台ではなく、2台・3台と持つことも当たり前です。複数台のスマホを契約することで利用料金を節約するテクニックもあるほどです。しかし、制限なしに何台でも購入できるというわけではありません。各社で同時契約が可能な回線数・追加契約ができるようになるまでの期間が設定されていますので、複数台のスマホを持ちたい方は下記のルールを考えた上で計画を考えましょう。

docomo

音声回線・・・最大5回線まで
データ回線・・・最大5回線まで
ファミリー割引グループ最大数・・・20回線分まで

音声回線は基本的に新規で契約できるのは2回線まで、MNP転入の場合は時期によって制限があったりなかったりします(2-3月、9-10月頃が緩い傾向)。2015年7月はMNPに関しても3回線目以降は審査が入るケースが発生している模様です。

docomoではフォト回線も別途枠があります。音声回線枠が足りなくなった時にフォト化で枠を空けるというテクニックもよく利用されます。

また、ドコモでは既存の長期回線(定義は90日以上とも、1年以上とも言われています)があると審査をスルーしやすくなったり、ドコモショップでの購入は預託金を預ける事によって追加契約が可能となるケースがあります。このあたりの審査は複雑で、時期やショップによって案内される内容が異なるため、統一のルールがあるわけではありません。

枠があいているのに契約できない状態(俗に「特価BL」と呼ばれる)になると、月々サポートや端末購入サポート、家族まとめて割などの各種キャンペーンが利用できず、割引を受けられなくなることがあります。

契約の枠とは関係ありませんが、ドコモでは2018年よりポイントサービス「dポイントクラブ」をリニューアルし、ドコモのファミリー割引グループと同じ20回線(20アカウント)分まで、ポイントを共有化できるようになりました。

従来は同じファミリー割引・シェアグループでポイント共有を出来ましたが、改定によってdアカウントのみの利用者(3親等以内)ならば共有が出来ます。

au

音声回線・・・最大5回線まで
家族割・・・最大10回線まで

同時に契約できるのは基本的に2回線まで、3回線目以降には本人以外の「利用者登録」が必要となります。あるいは既存契約回線の支払い実績が2ヶ月分を越えると、次の追加契約が可能となります。

auの家族割は最大で10人分の回線までです(パケットを分け合う事はできますが、1つのプランをシェアすることは出来ません。タブレットとのシェアは可能です)。

Softbank

音声回線・・・最大5回線まで
プリペイド回線・・・最大2回線まで(音声回線の枠に含む)
家族データシェア最大数・・・10回線分(親1+子9回線)まで

SBでも同時契約は3回線目以降に利用者登録が必要です。ただし、プリペイドを追加する場合は3回線目以降も別途審査となり、通常は通過可能です。また、SB・Yモバでは2015年5月頃より過去にスーパーボーナス一括割引を適用した履歴が半年以内にあると、割引契約が出来なくなる事例が多数出ています(詳しくはブログサイト「SBグループで割引(スパボ)適用を総合判断拒否されるのは既存回線のせい?」を参照)。

ソフトバンク側でBLになると、ワイモバイルで契約歴が無くてもワイモバイルの契約も出来なくなります。

Y!mobile

音声回線・・・最大5回線まで
PHS回線・・・最大5回線まで
家族データシェア最大数・・・10回線分(親1+子9回線)まで

ワイモバイルでは現在運営元のSBと同様のルールが敷かれています。また、Willcom時代から引き継いたPHS事業を継続しています。PHS回線は通常の音声回線とは別途枠が設けられていますが、枠限界まで今でも契約できるのかどうかは不明です。

キャリアの最大契約回線数