2016年モデルの4.7インチおよび5.5インチモデルのiPhone7, iPhone7 Plusは、2014年~2015年モデルと同じサイズのディスプレイを採用しています。そのため、「旧モデル用に販売されていたケースがiPhone7、iPhone7 Plusにも使えないか?」というところが気になると思います。
2020年時点、iPhone 7およびiPhone 8は各社で投げ売り合戦に突入しており、再びおトク度が増しています。すでに発売から2年が経過していることもあり「iPhone7/8用のアクセサリー」自体が少し見つけづらくなっているかもしれません。
関連記事:値下げされた格安iPhone7在庫状況 ドコモ/ワイモバ/UQ 32GB/128GBが買えるショップ
旧モデル用のアクセサリーが使えるのなら安売りされていることも多いので、お得に買えないかな~と思うところですが・・・
Apple純正ケースに「7」シリーズ互換性無し
いきなり結論となりますけれど、アップルストアの公式サイト上の表記では「iPhone7」および「iPhone7 Plus」に旧モデルのケースのケースを付けることは難しいということが言えます。下の写真のように、カメラレンズがごくわずかですがケースと重なってしまう状態になります(製品によって問題の度合いは異なります)
実機による検証結果はこちら → iPhone7用クリアケースレビュー(Spigen ウルトラハイブリッド)
その理由は、2016年モデルではカメラレンズ・フラッシュライトの仕様・デザインが変更になったからです。カメラ部分を拡大して並べてみれば、その違いは瞭然です。カメラレンズの直径も位置もズレているため、「iPhone6s(6)用のケースはiPhone7には使えない」ということになります。実際にアップルストアで販売されている公式の表記でも、「iPhone7」と「iPhone7 Plus」ではそれぞれ専用のケースが発売されており互換性に旧モデルの掲載がありません(参照:Apple)。もし強引につければiPhone7のカメラレンズは半分くらいが隠れてしまうのではないでしょうか。
ただ、本体のサイズはiPhone6/6s/7、iPhone6 Plus/6s Plus/7 Plusはほぼ同一なため、レンズ部分を無視すれば「装着すること」だけなら可能なはずです(私が試した2つのケースははまりました)。つまり、初めからレンズ部分の穴が開いていないようなフリータイプの手帳ケースであれば、旧モデルに使えていたのならiPhone7シリーズに使い回すことは可能でしょう。
iPhone7 | iPhone7 Plus | iPhone SE | iPhone 6s | iPhone 6s Plus | iPhone 6 | iPhone 6 Plus | iPhone 5s | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
発売日 | 2016年9月16日 | 2016年9月16日 | 2016年3月31日 | 2015年9月25日 | 2015年9月25日 | 2014年9月19日 | 2014年9月19日 | 2013年9月20日 |
ディスプレイ | 4.7インチ | 5.5インチ | 4.0インチ | 4.7インチ | 5.5インチ | 4.7インチ | 5.5インチ | 4.0インチ |
重さ | 138 g | 188 g | 113 g | 143 g | 192 g | 129 g | 172 g | 112 g |
高さ | 138.3 mm | 158.2 mm | 123.8 mm | 138.3 mm | 158.2 mm | 138.1mm | 158.1 mm | 123.8 mm |
幅 | 67.1 mm | 77.9 mm | 58.6 mm | 67.1 mm | 77.9 mm | 67.0 mm | 77.8 mm | 58.6 mm |
厚み | 7.1 mm | 7.3 mm | 7.6 mm | 7.1 mm | 7.3 mm | 6.9 mm | 7.1 mm | 7.6 mm |
CPU | A10 | A10 | A9 | A9 | A9 | A8 | A8 | A7 |
RAM | ? | ? | 2GB | 2GB | 2GB | 1GB | 1GB | 1GB |
Touch ID | Tap Tic | Tap Tic | 第1世代 | 第2世代 | 第2世代 | 第1世代 | 第1世代 | 第1世代 |
3D Touch | ○ | ○ | --- | ○ | ○ | --- | --- | --- |
防水防塵 | IP67 | IP67 | --- | --- | --- | --- | --- | --- |
iSight カメラ | 12メガピクセル F1.8,F2.8 | デュアルレンズ 光学2倍ズーム 12メガピクセル F1.8 | 12メガピクセル 1.22 µm pixel | 12メガピクセル 1.22 µm pixel | 12メガピクセル 1.22 µm pixel | 8メガピクセル 1.5 µm pixel | 8メガピクセル 1.5 µm pixel | 8メガピクセル 1.5 µm pixel |
Face Timeカメラ | 7メガピクセル | 7メガピクセル | 5メガピクセル | 5メガピクセル | 1.2メガピクセル | 1.2メガピクセル | 1.2メガピクセル | 1.2メガピクセル |
4K動画 | 4K撮影 30fps | 4K撮影 30fps | 4K撮影 30fps | 4K撮影 30fps | 4K撮影 30fps | --- | --- | --- |
3G通話可能時間 | 14時間 | 21時間 | 14時間 | 14時間 | 24時間 | 14時間 | 24時間 | 10時間 |
ネット接続(LTE) | 12時間 | 13時間 | 13時間 | 10時間 | 12時間 | 10時間 | 12時間 | 10時間 |
カラー | ブラック・ジェットブラック・シルバー・ゴールド・ローズゴールド | ブラック・ジェットブラック・シルバー・ゴールド・ローズゴールド | スペースグレイ・シルバー・ゴールド・ローズゴールド | スペースグレイ・シルバー・ゴールド・ローズゴールド | スペースグレイ・シルバー・ゴールド・ローズゴールド | スペースグレイ・ゴールド・シルバー | スペースグレイ・ゴールド・シルバー | スペースグレイ・ゴールド・シルバー |
ストレージ | 32/128/256GB | 32/128/256GB | 16/64GB | 16/64/128GB | 16/64/128GB | 16/64/128GB | 16/64/128GB | 16/32/64GB |
イヤフォンジャック | --- | --- | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
iPhone7 | iPhone7 Plus | iPhone SE | iPhone 6s | iPhone 6s Plus | iPhone 6 | iPhone 6 Plus | iPhone 5s |
7と旧モデルはミリ単位でサイズは同じなのですね。iPhone7/7 Plusではイヤホンジャックが無くなっているため、そのデザインも重要です。iPhone6シリーズ用のケースであればジャック位置に穴が開いているものもあるはずですが、それがiPhone7ではムダに穴が開いていることになります。その逆に、iPhone7用のものをiPhone6シリーズで使うと、穴部分がデザインされていなくて使えない可能性が出てきます。ケースを購入する場合にはよく対応を確認してから買わないといけませんね。
保護フィルムはiPhone6用のものが7でも使える
アップルストアではケースはiPhone7/7 Plus専用に予約販売が始まっているのですが、ディスプレイを覆うための「保護フィルム」は9月12日時点で取り扱われていません。これはつまり・・・
正面からiPhone6sとiPhone7の画像を並べてみると、全くの同一です。ホームボタンが物理式からタッチ式に変更されていますが、ボタン部分の大きさ・位置に変更は見受けられないため、同じサイズのフィルムが使えると思われます。
→ [追記] 実際に6/6s用のフィルムを使えています。
ただ、アップルストアの既成品フィルムには「iPhone7/7 Plusとの互換性」はまだ記載がありません。普通に考えれば同じフィルムが使えるのですが、iPhone6s以降のモデルには3D Touchに対応させているので、サードパーティ製品の場合はタッチ動作が正しく反応するかどうかは別問題として残ります。。。
同様の問題はiPhone6s/6s Plusが発売された時にも懸念されましたが、一般的にガラスフィルムでも薄めの製品(0.2~0.3mm)であれば問題なく動作すると予想されますので、「アップル純正のiPhone7/7Plus専用フィルム」以外を試す場合は、なるべく厚みの少ないフィルムを選ぶと良いでしょう。
管理人もiPhone7発売後にはいくつかの製品を試してみる予定なので、レビュー・互換性検証は後日お伝えできるはずです。
iPhone 8とiPhone7/6sケースとの互換性
2017年9月に新発売されたiPhone 8(4.7インチモデル)と旧モデルシリーズとなったiPhone7, iPhone 6sのケース・フィルムの互換性があるのかも、合わせてチェックしてみました。
iPhone 8は前モデルのiPhone 7から背面パネルがガラス素材へ仕様変更されており、見た目の雰囲気は大きく変わりましたが、実はボディサイズはそれほど変わっていません。
モデル | iPhone 8 (2017) |
iPhone 7 (2016) |
高さ | 138.4 mm | 138.3 mm |
幅 | 67.3 mm | 67.1 mm |
厚さ | 7.3 mm | 7.1 mm |
重量 | 148 g | 138 g |
このように全体として0.1~0.2mmほどiPhone8のほうが大きくなっていますが、Apple公式のアクセサリー互換性として、iPhone 8とiPhone 7では同じシリコンケース・バッテリー内蔵ケース・レザーケースが使えると表記されています。
ただし、iPhone8では新しくワイヤレス充電(Qi)に対応したことで、社外製の分厚いケース・プロテクターを使った場合に充電が出来なくなる可能性はあります。
上記写真のような薄型のクリアケースタイプならおそらく問題なく充電出来ると思われますが、アップル純正製品以外でワイヤレス充電が出来るかどうかは要確認です。
iPhone8は2019年にドコモ・au・ソフトバンク各社で値下げされており、最新モデルのiPhoneに比べてお買い得に買えるモデルとして、引き続き高い人気がありますので、ガラスフィルムや保護ケースも関連メーカーから継続して提供されています。
関連記事:[2019/12/20~]ソフトバンクがiPhone8を値下げ 最新iPhone8価格比較 一番安いキャリアは?
”iPhone 7専用”や”iPhone 7対応”と書かれたアクセサリーを探すのがベストではありますが、口コミや評価でiPhone7とその他シリーズの動作チェックがされていればiPhone8用のアクセサリーもiPhone7で使える可能性は高いため、チェックしてみる価値はあります。
[追記] iPhone SE2(第2世代,2020)とiPhone 7/8との互換性
2020年4月発売の新型iPhone SE(第2世代)もiPhone 7, iPhone 8と同じデザイン・同じディスプレイサイズが再採用されました。
発売日のタイミング的にも3年前のiPhone8、4年前のiPhone 7あたりからiPhone SE2に機種変更したいユーザーもいらっしゃると思いますが、iPhone SE2はiPhone 8と全く同じサイズ・筐体デザインであるため、多くのケースが使いまわし可能です。
実際に管理人もiPhone 7で使っていたSpigenのクリアケースをiPhone SE2で使っています。
ただし、ガラスフィルムについては旧モデルとiPhone SE2では互換性が無く、浮きが生じる・空気が入る事例を確認しています。
続きを読む ▶ iPhoneSE2用ガラスフィルムはどこで買える?(第2世代,2020) 縁が浮かない/キャリア販売品
iPhone7やiPhone6s/6の旧モデル用ケースの格安アウトレット品が買えるお店
iPhone7やiPhone 8、およびそれよりも古いiPhone 6s/6などのアクセサリー互換性を確認したところで、あとは「入れ替えて使える古いiPhone用のアクセサリーを安く買えるか」が重要です。
安く買える古いiPhone用のアクセサリーをお探しの場合、ソフトバンク/ワイモバイルが提供している公式のアウトレット販売セールがけっこう穴場です。
販売される製品・価格は時期によってラインナップが異なりますが、2020年1月時点において500円~の低価格で型落ちiPhone向け(6s/7/8シリーズだけでなくiPhone X/XS向けなどもあり)のケースが販売されています。
☆「ソフトバンクセレクション(PayPayモール店)- アウトレットセール会場」
iPhone用の製品だけでなく、その他メーカースマホ用・パソコン/ガジェット製品もあります。アウトレット販売品ですので、箱に汚れ・不良などが若干ある可能性を覚悟しなければなりませんが、商品自体は未使用・新品であることも多く、種類も豊富・在庫は随時追加されますので、気に入るものがあるかどうか一度はチェックしてみることをオススメします。
iPhone7とiPhone6のケースについてですが、当方も気になって色々と検討したのですが、iPhone7 /7Plusは厳密に言えばステレオスピーカーの為、仮にiPhone6のケースを装着していると穴が適合しないためスピーカーでの音声再生時、スピーカーの音が塞がれてしまい、片チャンネルの音が篭る、もしくはスピーカーの振動が塞がれ、最悪の場合、自己ダンピングで破損してしまうかも知れません。
よって、カメラ以外の要因でも不適合とされた方が良いのではないでしょうか。
当方、検討の末 aliexpressで両スピーカー孔の空いてあり、カメラ孔もデュアルレンズ対応の物を購入致しました。しかし、初期に中華サイトに出回った IPhone7 Proという名称の筐体から 方を起こしているため、これをそのままiPhone7 Plusに使えるかどうかは疑問なのですが。
現在もAmazonやaliexpresss (Amazonで安価なアイテムを販売する業者が買い付けるサイト)などでは、注意書きに iPhone 7 Plus 4.7インチ版やら、イヤホンジャック端子付き iPhone7 のケースなど、正規デザインではないケースを作成するメーカーの迷走っぷりが伺える商品が本当に沢山あるので、購入時にはより一層の注意が必要ろ思います。
そうですね~、この記事では便宜上カメラのレンズ位置の話をしただけであり、「レンズだけ」が問題であるということを提起したいのではありません。レンズにしてもスピーカーにしても、製品によって間隙の空け方はそれぞれなので一概に「スピーカーが合わない」ということも出来ないと私は思います(カメラホールも同様です)。
この時期、海外の安い製品を買うのは勇気が必要ですよね!写真を見て確認されているのであればきっと大丈夫だとは思いますけれど、写真と実物で仕様が全く異なることがあるのも中華製品あるあるですね(笑)アップル公認のメーカー製品ならともかく、まったくのノーブランド品もたくさんあって手元に届くまでドキドキですね~。ぜひまた輸入商品が届いたらどんなものだったか教えてほしいです^^