毎月の利用料金が安い格安SIM(MVNO)のサービスでは、価格と引き換えに各種補償がキャリア(MNO)に比べて弱い、あるいは全く無いこともあります。しかし、そうした不安・万が一に対する備えを重視したい方には、修理・補償サービス用のオプションサービスを用意しているMVNOもあります。

各MNVOで用意されている補償サービスは、オプション料金・補償内容がことなりますので、「格安スマホにも安心感が欲しい」という方は以下のサービスを比較・検討してみてください。

*それぞれの補償サービス適用には種々の条件や規約がありますので、必ず利用規約や補償内容は公式ページで確認した後に申し込みを検討して下さい。

 docomo系MVNO

MVNOの満足度でトップに立つIIJmio(みおふぉん)の補償サービスは、オプションでスマホ・タブレット・パソコンなど各種端末を壊してしまった時に年間最大50000円のお見舞金を受け取る事ができます(支払い金額は規約にしたがい、機種によって異なります。クリックで画像が大きくなります)。

iij補償また、このオプションには公衆インターネットの「スマート Wi-Fi 」が利用できる権利と、スタッフによる訪問サポートサービスの「かけつけサポート」が10%オフで利用できるという特典が含まれます。

補償対象機種は契約時には登録不要ですが、補償を1度でも利用すると、そのデバイスのみに対象が固定されます。対象を変更する場合には事前に機種変更を書面の提出が必要になります。

☆「IIJmio

BIGLOBE LTEで販売されているSIMフリー機種を同時購入した場合に限り加入できる補償オプションです(あとから加入は不可)。保証期間は3年(36ヶ月)で、1回めの交換5000円、2回めは10000円、3回目以降は15000円で水没・故障・全損・破損などのトラブル時に対応可能です。対象機種のLG G2 miniなら通常購入すれば1台28320円相当になりますので、1度でも修理の必要が生じれば元が取れます。

DMMで購入した端末が壊れた時に、年1回まで購入端末と同等のリフレッシュ品に交換出来るサービスです(申請に別途手数料が3000円必要)。補償対象は水濡れや破損、故障を含めます。

☆「DMMモバイル」(DMMモバイルはサービスを終了しました)

楽天モバイルで回線契約と同時に加入出来る補償サービスです。料金はやや高めですが、1回5000円で年2回まで交換(修理ではなく、同等機種との交換対応)が出来、スマホの使い方やトラブル時の電話サポートなどを含んだ手厚いオプションになっています。

☆「楽天モバイル

 au系MVNO

mineoで販売される端末と同時購入時に利用できる補償オプションです。1回めの修理は5,400円(税込)、2回めで8,640円(税込)、3回目以降は実費になります。白ロム購入品などは対象外です。

☆「mineo

UQで販売されるスマホと同時購入時に加入できる補償サービスです。自然故障や物理的破損、盗難など各種状況によって保障額が異なりますが、代替機の貸し出しなども割安になります。

uq補償対象は「UQモバイル等が定める販売機種」とあるので、白ロム購入品は対象外です(エントリーパッケージで購入の場合は白ロムでの補償も可能)。

まとめるのが面倒になってきたので(笑)、ここからは一覧表でサクっと行きます(既述のMVNOも入れておきます)。

MVNO 対象端末 補償内容概要
楽天モバイル セット購入端末 修理費用一部負担、お見舞金など,上限5万円
楽天モバイル(新) セット購入端末 交換1回5000円、サポート付き補償(15/6/10-開始)
ニフモ セット購入端末 故障時のリフレッシュ品交換(盗難・紛失不可)
Uモバイル 各種端末 最大5万円のお見舞金
イオンモバイル  イオンスマホ  機種ごとに2500円~で破損時交換
 DMM  セット購入端末 上述の解説参照
 IIJmio  各種端末
ビッグローブ セット購入端末
mineo セット購入端末
UQ mobile セット購入端末

上記で登場したMVNOだと、MVNOが販売する端末のセット購入品以外に補償が効くのはIIJmioとUモバイル、UQモバイルくらいですね。正直言って、MVNOのセット販売端末は割高な機種も多いので、安くて高性能な国内向けの白ロムで利用したい方はIIJmioかUモバイルでオプション加入運用すると安心感がありそうです。

中には購入端末のメーカー保証以外は一切関知しないというMVNOもありますので、サービス選択時に少し気をつけてみてください。

スマホが壊れた時の端末補償サービスがあるMVNO(格安SIM)まとめ