ご依頼がありましたので、2015年8月時点で買える7インチクラスのLTE対応(SIMスロットのある)タブレット端末の比較表を作ってみようと思います。
LTE対応のタブレットは8インチクラスのモデルも多いのですが、今回は持ち運びを重視ということで、6~7インチのタブレット(ファブレットを含む)機種をチョイスしてきました。
一部モデルはすでに販売が終了しており、新品の在庫は見つけにくくなっているものもあります。テーブルに記入した「新品価格」は管理人が軽くネットで探して出てきたショップ価格帯であり、販売定価ではありません。
*テーブルは並び替え・フィルタリンクが可能です。いっぱい項目を入れたので横長になっていますので、PCからの閲覧を推奨します。
機種名 | 新品価格帯 | サイズ (inch) | 解像度 | OS | 最新OS | CPU | RAM | ROM | バッテリー (mAh) | 重量(g) | 縦(mm) | 横(mm) | 厚み(mm) | カメラ(前) | カメラ(後) | 防水 | 機種名 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Nexus6(XT1100) | 61000 | 5.96 | 2560×1440 | Android 5.0- | Android 5.0 | スナドラ805 2.7GHz 4コア | 2GB | 32GB | 3220 | 184 | 159 | 82 | 10 | 2M | 13M | Nexus6(XT1100) | |
Ascend Mate 7 | 43000 | 6 | 1920×1080 | Android 4.4 | Android 4.4 | Kirin 925 1.8+1.3GHz 8コア | 2GB | 16GB | 4100 | 185 | 157 | 81 | 7.9 | 5M | 13M | Ascend Mate 7 | |
Xperia Z Ultra(C6833) | 32000 | 6.44 | 1920×1080 | Android 4.2 | Android 5.0 | スナドラ800 2.2GHz 4コア | 2GB | 16GB | 3050 | 212 | 179 | 92 | 6.5 | 2M | 8M | ○ | Xperia Z Ultra(C6833) |
Nexus7(2013) | 45000 | 7 | 1920×1200 | Android 4.3- | Android 5.1 | スナドラ S4 pro 1.5GHz 4コア | 2GB | 16GB | 3950 | 299 | 200 | 114 | 8.6 | 1.2M | 5M | Nexus7(2013) | |
Mediapad X1 | 26800 | 7 | 1920×1200 | Android 4.2 | Android 4.2 | Kirin910 1.6GHz 4コア | 2GB | 16GB | 5000 | 249 | 183.5 | 103.9 | 7.18 | 5M | 13M | Mediapad X1 | |
MeMO Pad7(ME572CL) | 26000 | 7 | 1920×1200 | Android 4.4 | Android 4.4 | Atom Z3560 1.83GHz 4コア | 2GB | 16GB | 3950 | 279 | 200 | 114.4 | 8.3 | 2M | 5M | MeMO Pad7(ME572CL) | |
Fonepad 7 LTE(ME372CL) | 23000 | 7 | 1280×800 | Android 4.3 | Android 4.3 | Atom Z2560 1.6GHz 2コア | 1GB | 16GB | 3950 | 333 | 196.8 | 120 | 10.5 | 1.2M | 5M | Fonepad 7 LTE(ME372CL) | |
AQUOS Pad SH-08E | 32000 | 7 | 1920×1200 | Android 4.2 | Android 4.2 | スナドラ600 1.7GHz 4コア | 2GB | 32GB | 4200 | 288 | 190 | 107 | 9.9-10.0 | 2M | 8M | ○ | AQUOS Pad SH-08E |
AQUOS Pad SH-06F | 60000 | 7 | 1920×1200 | Android 4.4.2 | Android 4.4.2 | スナドラ 800 2.3GHz 4コア | 2GB | 32GB | 4200 | 233 | 175 | 106 | 8.4-8.7 | 2M | 8M | ○ | AQUOS Pad SH-06F |
AQUOS Pad SH-05G | 80000 | 7 | 1920×1200 | Android 5.0 | Android 5.0 | スナドラ810 2+1.5GHz 8コア | 2GB | 32GB | 3900 | 216 | 174 | 105 | 8.0-8.5 | 2M | 8M | ○ | AQUOS Pad SH-05G |
AQUOS Pad SHT21 | 20000 | 7 | 1280×800 | Android 4.1 | Android 4.1 | スナドラ S4 1.5GHz 4コア | 1GB | 16GB | 3460 | 272 | 190 | 106 | 9.4 | 0.3M | 8M | ○ | AQUOS Pad SHT21 |
AQUOS Pad SHT22 | 30000 | 7 | 1920×1200 | Android 4.2 | Android 4.2 | スナドラ 800 2.2GHz 4コア | 2GB | 16GB | 4080 | 263 | 173 | 104 | 9.9-10.8 | 2M | 13M | ○ | AQUOS Pad SHT22 |
Band | 1 | 3 | 6 | 8 | 9 | 18 | 19 | 21 | 28 | 41 |
Nexus6(XT1100) | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||
Ascend Mate 7 | ○ | ○ | ▲ | ○ | ○ | |||||
Xperia Z Ultra(C6833) | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
Nexus7(2013) | ○ | ○ | ○ | |||||||
Mediapad X1 | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
MeMO Pad7 | ○ | ○ | ○ | |||||||
Fonepad 7 LTE | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
AQUOS Pad SH-08E | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||
AQUOS Pad SH-06F | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||
AQUOS Pad SH-05G | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
auのAQUOS Pad SHT21,22は細かい対応Bandは不明です。Z Ultraはauバージョン SOL24もあります。メーカーによって詳細がわからないBand帯もありますので、抜けているバンドも多数あると思います・・・。各キャリアの利用バンドについては「キャリアの3G・LTE通信周波数帯(Band)一覧まとめ」を参照して下さい。
機種個別のオススメポイント
Nexu7 2013モデルは発売当時はハイスペックでそこそこ安いタブレットとして人気でしたが、すでに発売から2年が経過しています。すでに公式ストア(ASUS, Google Play store)での販売も終わっており、未使用品が割高です。買うなら中古を。LTEの対応バンドも少なめであり、ドコモ回線で使うならひとまず問題はありませんが、この価格帯ではコスパが良いとは言えない状況になっています。
NexusシリーズはGoogle製タブレットということで、Android OSの最新バージョンがいち早く提供されますので、最新のOSを体験したいガジェットマニアにはメリットがあるかもしれません。
対応バンドの多さではNexus6(XT1100はグローバルモデルです)が最強です。auの回線では通話は出来ませんが、SB・YモバのSIMでも利用可能とのこと。価格は高いですが性能も圧倒的なので、スマートフォンとの1台2役としてメイン機種に利用するならありかもしれません。
Ascend Mate7の特徴はなんといってもコスパのよさ+バッテリーの持ちのよさです。6インチの本体に7インチタブレット並みの4100mAhのバッテリーを詰め込み、CPU,ディスプレイの解像度も申し分ありません。CPUもオクタコアを搭載していますので、相当重めのゲームアプリでも快適に動くはずです。
今回の一覧ではドコモ回線で利用することを優先してグローバルモデルのC6833のスペックを基準にしています。防水対応のSIMフリー機種は非常に貴重です。ズルトラの海外版は2013年秋モデルなのですが、スペック的にも何の問題もないでしょう。OSも国内版とは違って素早くアップデートされ、現在はAndroid5.0までいけます。まだ「エクスパンシス」に多く在庫があり、コスパも上々です。
Mediapad(ファーウェイ)、FonePad7(ASUS)、MeMO Pad7(ASUS)はスペックはほどほどに高く、値段は安いという「格安タブレット」になっています。Fonepad 7 はすでに古いモデルなのでちょっと性能・コスパはイマイチとなっており、オススメしません。製品の信頼性・サポート面で若干の不安はあるものの、この3台の中ならMedia Pad X1の性能の高さが際立っています。この薄さで5000mAhのバッテリーは驚きです。
これらの端末は、OSのアップデートはまず期待できません。多くの格安タブレットは作ったら作りっぱなしなので・・・。でも、このコスパはダントツなので、今後1-2年程度なら問題はないでしょうし、その後だってブラウザやインストールしアプリでの基本的な機能は使えるはずなので、割りきって利用するならオススメ度は高いです。
auのタブレット端末はSIMロックが掛かっていますのでauの回線でしか使えませんが、白ロムの価格が比較的安くなっています。SHT21の中古品なら1万円前後でも出回っており、LTE接続が可能なタブレットとしては格安。スペック面を考えるならSHT22の方がさらに快適そうです。
ドコモはタブレット機種をたくさんリリースしていますが、7インチはAQUOS Padの独壇場。iPad Air Xperia・ARROWSタブレットは10インチクラス、d-tab, iPad mini, Galaxy S tabは8インチクラスです(旧モデルではGalaxy Tab 7.0というのもありますけど、3G用です)。AQUOS Padシリーズはめったに安売りされませんので、新品の白ロムは市場にほとんど出回っていません。ドコモのタブレット回線とセットで月々サポートを利かせながら利用するのであれば本体の実質価格は割安です。
SH-08Eは少し古くなって性能が劣りますので、快適に利用するならSH-06F以降が良いですね(在庫があれば良いのですが・・・)。ドコモで契約するならSH-08E,SH-06Fは機種変更実質0円、SH-05Gでも14,256円です。
総評(管理人のおすすめ)
LTE接続が出来るタブレットは、最近のトレンドは8インチサイズにシフトしており、やや7インチ以下と区切ると選択肢は狭めです。8インチ版の比較はまたいつかやりますね(´∀`;)
現在買える機種で管理人が選ぶなら、
価格重視 → Mediapad X1、XperiaZ Ultra
コンパクト重視 → Mate7, XperiaZ Ultra
性能重視 → ドコモ SH-06F, SH-05G(回線契約前提)
auでも良いなら → SHT22 , Xperia Z Ultra(SOL24)
こうです。
SIMフリー版とキャリアモデルだと、白ロムで買うか回線セットで買うかによって判断が分かれるところです。SH-06FやSH-05Gは白ロム購入するには勇気がいる値段ですね。個人的な好みで言えばズルトラかMate7をオススメするところ。7インチというサイズ(画面が大きいほうが良い)を重視するならアジアメーカータブレットがお手軽です。
管理人さま
ありがとうございました。
こんなに早くまとめてくださるとは思ってなかったです。
ズルトラのSIMフリーは頭になかったです。
SH-06F機種変とズルトラ、または価格でmediapadを軸に考えてみます。8インチ版も楽しみにしてます。
>長崎古事記さん、こんにちわ^^
7インチタブレットは価格とスペックに幅があって、なかなか選択が難しいところですよね。ズルトラ,SH-06F,Mediapadはいずれも評判の良い機種なので、SH-08Eからの乗り換えでも違和感なく快適に使えそうです。
8インチ版は私も自分用にも興味があるので、また近いうちにアップしますね~