auの低料金ブランドプラン「povo」(ポヴォ)や、ソフトバンクの低料金ブランドプラン「LINEMO」(ラインモ)へ変更するよりも安く、お得にスマホやネットショッピングが可能となる各社の公式コンテンツ特典サービス「Pontaパス」/「Enjoyパック」の節約効果を解説します。

auの新料金プラン「ポヴォ」とソフトバンクの新料金プラン「ラインモ」では、いずれも「20GBのギガ通信量を含んで月額2,728円」が基本料金です。

各携帯会社の新料金プランは「シンプルな料金プラン構成で安く」を前提として作られている代わりに、料金プランに対する割引が存在しません。これまでau・ソフトバンクの料金プランで適用されてきたような「学割」・「家族割引」・「ネット回線割引」・「定期契約割引」などの類が一切なく、基本料金の「2728円」より安くすることは絶対に不可能です(2021年5月時点)。

一方で、同じくau (KDDI)・ソフトバンクのサブブランドプランであるUQモバイルとワイモバイルの格安スマホプランであれば、使い方次第・割引次第で月額1,000円台を実現することが可能なうえ、両者の特典コンテンツサービス「Pontaパス」および「Enjoyパック」という、利便性・お得さを上乗せ出来るオプションがあります。

スマホ代を節約するためにauからポヴォ、ソフトバンクからLINEMOに料金プランを変更を検討するのであれば、ぜひ「サブブランドによる低料金プラン」+「コンテンツ特典による利便性・お得さの上乗せ」契約テクニックも比較検討することを推奨します。

povoとUQモバイル料金プランの違い

auのサブブランドであるUQモバイルと、新料金プランのpovoでは基本料金の仕組みが大きく異なります。

サービス UQモバイルプラン au新プラン
プラン名 くりこしプランS くりこしプランM くりこしプランL povo
月額料金 1,628円 2,728円 3,828円 2,728円
データ容量 3GB/月 15GB/月 25GB/月 20GB/月
使わなかった容量 くりこしOK くりこしOK くりこしOK 繰越不可
速度制限時/
節約モード速度
最大300kbps 最大1Mbps 最大1Mbps 最大1Mbps

(2021年5月14日時点)

UQモバイルとpovoプランの料金を比べると、基本料金は「UQのくりこしプランM=povo」となります。

UQモバイルMプランで使えるギガが15GBであるのに対して、povoなら20GB使える分だけお得のようにも感じますが、そもそも毎月20GBも必要ないユーザーなら、くりこしプランSにしたほうが料金が安くなります。

さらに、上記の料金プラン比較表はUQモバイルの割引前の価格です。ここから学割・家族割引などを使えば、もっと維持費は安くなり得ます。

サービス UQモバイルプラン
+UQ学割(2021)適用時
最大12ヶ月間値引き
au新プラン
プラン名 くりこしプランS くりこしプランM くりこしプランL povo
月額料金* 1,628円
→990円
2,728円
→990円
3,828円
→2,090円
2,728円
データ容量 3GB/月 15GB/月 25GB/月 20GB/月
使わなかった容量 くりこしOK くりこしOK くりこしOK 繰越不可
速度制限時/
節約モード速度
最大300kbps 最大1Mbps 最大1Mbps 最大1Mbps

2021年5月31日まで実施中の「UQ学割」を適用した場合、UQモバイルの料金プランはpovoよりすべて安くなります。

*料金プラン詳細や学割の適用条件、サービス内容は公式サイトを参照ください。

「シンプルに安く、たっぷりスマホを使う」というのあればpovoプランが有利になるユーザーもいますが、UQモバイルプランのほうがより安く、データ繰り越しで十分やりくりが可能であるか確認しておきましょう。

LINEMOとワイモバイル料金プランの違い

ワイモバイルも2021年より新プラン「シンプル」シリーズの提供が始まり、更に安く維持できるようになっています。

サービス ワイモバイルプラン
+家族割引 or
ネット回線割引
SB新プラン
プラン名 シンプルS シンプルM シンプルL LINEMO
月額料金* 2,178円
→990円
3,278円
→2090円
4,158円
→2,970円
2,728円
データ容量 3GB/月 15GB/月 25GB/月 20GB/月
使わなかった容量 繰越不可 繰越不可 繰越不可 繰越不可
速度制限時/
節約モード速度
最大300kbps 最大1Mbps 最大1Mbps 最大1Mbps

*家族割引は2回線目以降、ネット割引は対象となる固定回線(ソフトバンク光、ソフトバンクエアーなど)との紐付けが必要です。詳しくは公式HPを参照ください。

ワイモバイル新料金プランでは、標準料金自体はLINEMOより割高です。しかしずっと続く家族割引(複数回線契約)とネット回線割引(おうち割光セット)が強力で、家族みんなで契約するならLINEMOよりワイモバイル料金プランが有利になる可能性が高いところが特長です。

auスマートパス/エンジョイパスのサブブランド向け特典

KDDIとソフトバンクは、それぞれUQモバイルとワイモバイルがお得に使えるオプションプラン「Pontaパス」と「Enjoyパック」というサービスを提供しています(auスマートパスはau/UQ回線契約が無くても加入可能)。

auのPontaパス、ワイモバイルのEnjoyパックは契約に必須というわけではありません(公式料金プランの割引条件などにも無関係です)。しかし、それぞれau系サービス・ソフトバンク系サービスを使いこなすスマートユーザーなら、絶対に加入したほうがお得に使える豊富な特典があります。

特典内容・仕様 Pontaパス Enjoyパック
無料期間 初回加入から30日 初回初月無料
通常料金 548円/月 550円/月
通信量特典 UQモバイル
1GB分(1100円相当)無料
ワイモバイル
550円分無料(0.5GB)
お買い物特典 【2021.05.31まで】
au Payマーケットで使える
1,000円割引×6回分
Yahooショッピング/
PayPayモールで使える
500円クーポン×永年毎月
ポイントアップ 【期間限定】
au Payマーケットの
ポイント交換所で
Pontaポイント2倍変換
(500ポイント/月)
Yahooショッピング/
PayPayモールで最大+5%
(上限1000円相当/月)

細かいサービスの特典・機能を紹介するとキリが無いほど(特にPontaパスの場合)の利点があります。

特にオススメなのは、両者のギガ容量増量(通信容量の追加割引特典)と、系列通販でのポイントアップ・クーポンの存在です。これだけで月額料金のもとが取れます。

ワイモバイルのEnjoyパックでは、毎月PayPayモール・ヤフーショッピングで使える500円オフクーポンが貰えます(クーポン取得にはYahoo IDとの連携が必要です)。管理人も毎月これで買い物をしています。

Pontaパスの場合、期間限定(現在のキャンペーンは2021年5月31日終了予定)で、au Payマーケット(旧称 Wowma!)で使える1,000円分のクーポン×6ヶ月連続配布を実施中です。au Payマーケットを毎月使うユーザーであれば、このクーポンキャンペーン期間中だけでも加入する価値がありすぎます

(*クーポンの適用は条件を満たしていれば再加入もOKです)

UQモバイルユーザー限定で、データチャージ料金最大1GB相当(例えば0.5GB×2回で、1,100円)の割引特典も使うことが出来ます。

UQモバイルのくりこしプランで万が一ギガ不足になっても、Pontaパス会員であれば1GB分を追加出来る安心感があります。

Pontaパス、Enjoyパックもそれぞれ無料の加入お試し期間がありますので、それぞれの特典を継続して受け続ける価値があるのかどうか、自分で体験してみるのが一番です。

スマートパス・Enjoyパックには最低利用期間のようなものはありませんので、不要ならいつでもウェブで解約処理が出来ます。

☆「ワイモバイル Enjoyパックについて

povo/LINEMOより便利な節約術 UQ+スマパス/ワイモバ+Enjoyパッククーポン・通信容量特典