2022年3月時点で、91%オフ・たったの1,980円で機種変更できる超激安スマートフォン「Libero 5G」(型番A003ZT)の実機レビュー・評価です。
乗り換えや学生向け専用などの特別な割引を使った契約なら「一括0円」や「一括1円」といったキャンペーンもありますが、ワイモバイルのLibero 5Gは機種変更で1,980円で買えます(ただし過去90日以内に契約したばかり/買い替えしたばかりの回線ではオンライン購入不可)。
もはや子供のおもちゃのような価格で買える5Gスマートフォンの実力を評価・レポートします。
誰でも1980円で買える/高額プラン指定も一切なし
まず「本当に1980円で買えるのか」という部分についてはっきりさせておきましょう。
Libero 5Gの本体価格は発売日当時31,680円でした。この価格が2022年3月4日に改定・機種変更向けの値引きが増強され、一括1,980円に値下げされた、という経緯があります。
この割引はワイモバイルの公式ショップでの設定であり、割引に特別な条件は一切ありません。
最安料金プラン(Sプラン)でも割引は変わらない
指定オプションなども一切なし
オンラインなら事務手数料/送料も全部タダ
最低利用期間なし/解除料もなし
他社の値引きでありがちな、高額プランに加入しなくては割引が下がる/オプション加入が必須条件になっているといったトラップはありません。機種代金の割引に”学割”・”シニア割”・”家族割”のような、特定の属性でなければ適用出来ないようなものもありません(学割・家族割は別途”基本料金”の値引きならあります)。
かつてスマートフォンの割引には”機種変更後、指定期間内に解約すると違約金発生/割引解除料を請求”というシステムが横行していた時代もありますが、今回のワイモバイル値引きにはそのような罠はありませんので安心してください。
Libero 5Gの価格は契約の種別により、以下のように設定されています。
契約種別 | Libero 5Gの値引き後価格 |
機種変更(既存ユーザーの買い替え) | 一括1,980円 |
他社から乗り換え(MNP) | 一括1,980円 |
新規契約 | 一括3,980円 |
SB/LINEMO, SB系MVNOから乗り換え |
一括23,760円 (割引なし) |
*価格は2022年3月5日時点のもの。最新価格・在庫状況は公式HPを参照ください。
上記の通り、機種変更なら誰でも一括1,980円です。ソフトバンク回線からの乗り換え時にはワイモバイルの値引きが使えないため、一旦SIMカードのみの契約→3ヶ月後に機種変更することなら可能です。
☆「ワイモバイル公式サイト Libero 5Gの機種変更を行う」
Libero 5Gの概要
Libero 5G(型番A003ZT)は、2021年4月8日に発売されたスマートフォンです。
ワイモバイルとして初めて5Gに対応したAndroidスマホとして投入されました。
もともと販売価格3万円強の格安スマホとして開発された機種であり、発売当時の評価は「性能はそこまで高くないけれど、コスパに優れたお手軽5Gデビュー機種」というところでしょう。
2022年時点では後継機の「Libero 5G II」というスマートフォンも存在しており、今回のLibero 5G値下げは在庫処分セール的なものだと言えます。
詳細は不明ですが在庫限りでLibero 5Gの安売りは終了すると見られますので、ワイモバイルユーザーは急いで買っておくことを推奨します。
Libero 5Gの機能・性能
Libero 5Gは2022年時点からみて、決して高い性能とは言えないものの「1980円」で買えるとは思えないほど、通常利用には十分な処理性能と機能を有しています。
6.5インチ/フルHD+の大きな画面
最大1.8Gbpsの5G通信対応
ゲームも遊べる高性能なCPU搭載
超広角カメラもあるトリプルレンズ
防水・防塵にも対応
指紋認証によるセキュリティ利用可能
おサイフケータイ対応
このような特長があります。本来の価格である3万円であるなら「価格相応の、普通の性能」という評価になります。しかし1,980円でこの性能なら信じられないレベルの超激安であると断言出来ます。
ディスプレイ (解像度) |
6.5インチ TFT (2340×1080) |
生体認証 | 指紋認証 |
サイズ | 縦:166 mm 横:77 mm 厚さ:9.2 mm 重さ:201.7 g |
カメラ | [メイン]
1600万画素 [超広角] 800万画素 +深度測定用 |
バッテリー | 3900mAh | SIMスロット | nano SIM |
OS | Android 11 | おサイフケータイ | 対応 |
CPU | Snapdragon 690 5G |
防水/防塵 | IPX7/IP5X |
RAM/ROM | 4GB/64GB | 外部メモリ |
micro SDXC対応 |
*より詳しいデータは公式HPのスペック表等を参照ください。
Libero 5Gは特徴的なデザインではなく、比較的シンプルな印象です。ホワイトの場合は背面パネルがプリズムのように輝くコーティングがされています(素材はプラのような軽量樹脂であるため、高級感は無い)。カメラレンズは飛び出しておらず、すっきりとした外観。背面にタッチ式の指紋認証センサーがあり、スムーズにロック解除が可能です。
Libero 5Gに積まれたCPU・Snapdragon 690 5Gは、ある程度のゲームアプリもスムーズに動くレベルです。
Snapdragon 690 5Gなら一般的なパズル系ゲームやレースゲーム、リズムゲームアプリなどでも、軽量動作設定をすれば十分に遊べます。
一方で3Dアニメーション等を多用する超高性能ゲームの場合にはやや処理の遅れ・表示のもたつきが発生する可能性があります(アプリの動作・体感速度は個々のバージョンや設定により変わります)。メモリ(RAM)が4GBであるため、高処理が必要なゲームの動作・たくさんのアプリがバックグラウンドで動いていたりすると動作が遅くなる場合もありえます。
3Dアニメーションが動くベンチマークアプリだと、アニメが止まったりすることは無いもの、ハイエンドクラス(定価10万円くらいの機種)のスマホに比べるとややカクつきが見られます(これは同じCPUを積んだ他社モデルでも同様)。
2022年春時点の”スマートフォン全体の機能/性能”から見るとLibero 5Gの性能はもちろん高い位置にあるわけではなく、他社で5万円~10万円を超えるようなスマートフォンには画面の綺麗さ/処理性能/カメラ性能などは劣ります。
具体的に言うと、2022年春モデル以降の最高峰モデルに使われるSnapdragon 8 Gen 1チップに比べるとSDM690の処理性能は半分以下でしょう。しかし、ゲーム利用を除く通常動作にはこれで十分です。最新のハイエンドモデルよりも価格が1/10以下であるのですから、多少の動作の遅さは妥協できるはずです。
カメラ性能も、はっきり言って他社のハイエンドシリーズ・高スペックシリーズのスマホとは、数年前の型落ち機種と比べてもLibero 5Gは劣ります。しかし、深度測定用のセンサーを活かしたポートレートモード・夜景モードなども対応しており、カメラ画質に強くこだわらないのなら「そこそこ綺麗に、かんたんに写真が撮れる」というのはLibero 5Gでも体験出来ます。
広角モードで撮影 | 超広角モードで撮影 |
Libero 5Gの本体ストレージ(データ保存容量)は、購入直後の状態で空き容量は50GBほど。本体容量は標準的なサイズながら外部ストレージ(microSDカード)も使えますので、たっぷりと写真や動画を保存したいユーザーにも向いています。
高性能機種と比べるとLibero 5Gの機能性は低いものの、価格が似たスマホ(2-3万円程度)と比べるなら遜色ないスペックを持っています。
他機種との性能比較をしたい場合には、ワイモバイル公式サイトのスペック比較ツールをご利用ください(公式HPの機種ページ→特長→”他の製品と機能や仕様を比較する ”というリンクをタップすると比較ツールが使えます)。
Libero 5Gを安く買うならオンラインで
ワイモバイルの激安スマホ Libero 5Gを機種変更で買うなら、事務手数料が無料のオンライン手続きを推奨します。
ワイモバイルショップの店頭で手続きする場合、機種変更/契約変更の事務手数料だけで本体超えの料金が取られます。
オンラインなら機種代金よりも高い事務手数料を支払う必要はありませんし、契約の待ち時間もゼロです(Libero 5GのSIMカードは「n111」という種別です。機種変更前のカードから変更がある場合、機種に同梱されて届きます。切り替えには手続きが必要/手続きしない場合6日以内に自動切り替え)。
既存ユーザーの機種変更は、My Y!mobile(マイページ)のアカウントでログインすることで契約者情報やプラン情報が自動で反映され、かんたんに機種変更ができるようなっています。Libero 5Gはオンラインで無料のSIMロック解除も出来ます(機種変更の場合、切り替え手続き後に実行出来ます)。
オンラインショップの利用が初めて・不明な点がある場合にもオンラインチャットサポート(無料)で使い方を質問・誘導してもらうことも出来ます。
ワイモバイルのことで不明な事がある場合は、まずは無料のサポートを使いましょう。
なお、機種変更以外の新規・乗り換えや学割適用をする場合には提出書類(アップロード)の準備が必要なケースもありますので、事前に利用ガイドを確認してください。