2020年、今年の新型iPhoneのうち、もっとも注目度が高い小型モデル「iPhone 12 mini」の発売日購入に対する攻略法・心構え、そして事前にやっておくべき準備について毎年iPhoneを買い続けてきた経験から解説します。
アップルは2020年10月14日、iPhone初の5G対応モデル「iPhone 12」「iPhone 12 Pro」「iPhone 12 Pro Max」「iPhone 12 mini」の4ラインナップを発表しました。
このうち、6.1インチサイズのiPhone 12およびiPhone 12 Proについてはすでに10月23日より発売されており、11月時点で二次入荷・三次入荷と見られる大量在庫追加が行われたため、徐々に予約不要で買える在庫も増えてきています。
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一方で、「発売日に新型iPhoneを手に入れる」という観点から考える場合、初回入荷分を手に入れるには相応のスピードで予約をする必要があり、おそらく今年の最難関入手難易度になると見られるiPhone 12 miniを発売日に買うためには準備を怠らないようにしなければならないでしょう。
過去のiPhoneでは予約から2ヶ月以上の待ちも
毎年新しいiPhoneが発売されるとアップルストアに行列が出来るほどの人気が国内ではあります。
2020年の場合は新型コロナウイルスの影響もあって店頭での購入を控えるユーザーも多くいますが、生産数が少ない/供給を需要が大幅に上回るモデルの場合には、過去に事前に予約をしても購入までに2ヶ月以上が掛かるケースが発生していました。
2020年モデル iPhone 12・iPhone 12 Proの場合でも、11月上旬時点ではまだ発売日から間もないタイミングながら、品薄なモデルについて次回入荷は1ヶ月~あるいはそれ以上先になる可能性が告知されるようになりました。
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先に発売されたiPhone 12, iPhone 12 Proの例でも分かる通り、容量・色を選ばなければ新型モデルでも比較的すぐに買えるようになるケースがある一方で、発売日前に予約したのに入荷まで長く待ちが発生するケースもあるため、「絶対に発売日に欲しい」場合は油断はできません。
予約開始日だけで何千、何万人の順番待ちも
人気のiPhoneシリーズは他社のスマホとは異なり、「発売日前に予約をすれば買える」ものではありません。
現在では「何人が予約している」かを公式で知ることはできなくなりましたが、過去にドコモではオンラインで予約順位を問い合わせることが可能でした。
iPhone X発売当時(2017年)の記録を見てみると、予約開始時刻から30分程度過ぎた時点で5,000人以上の順番待ち(iPhone X 256GBシルバーのみの順位)が発生していました。
iPhone Xは初めてFace IDを採用した新デザインであったため当時は特に人気が集中していたという事情もありますが、発売日にiPhone Xをドコモオンライン注文で買えたユーザーは予約開始後から10-20分程度以内に手続きを完了したユーザーのみであり、「発売日前に予約した」というだけでは、発売日に買えないユーザーのほうが大半でした。
今では何千どころか何万人ものユーザーがウェブ予約を使っていると見られ、入荷待ちまでの長い時間が掛かるようになるケースも発生しうるでしょう(もちろんユーザー数が増えた分だけ、販売準備数も増えているはずです)。
2020年時点では当時よりも便利なオンライン・ウェブ予約を活用するユーザーも大幅に増え、特にドコモ・ソフトバンクではオンライン限定で契約事務手数料がタダになるという優待も始めたため、iPhone 12シリーズのオンライン在庫は争奪戦の様相を呈しています。
iPhoneを発売日に買うなら「1分以内」を目指す
”スマホを1分で買う”というと、もはやテキトーに言っているだけのように感じられるかもしれませんが、これは冗談ではありません。
iPhoneが発売日に何台日本に入荷しているのかはわかりませんが、”絶対に発売日にほしい”と考えているのなら、予約開始後の一瞬が勝負になるでしょう。
歴代のiPhoneでは、実際に管理人も予約開始後2分で予約を完了させたはずなのに、発売日購入に失敗したことがあります。
「1分以内に予約」というのはもちろんあくまで「目指すべき目標」であって、1分以内に予約しないとiPhone 12 miniが発売日に買えないという意味ではありません。しかし、予約開始から5分・10分と経ってしまうと、若干入荷数が少ないiPhone 12 Proの場合でも数週間待ちが発生しているのが最新の現状です。
ソフトバンクではiPhone 12 Pro 512GBモデルの入荷が遅く、予約開始日16日の手続きをしても、11月中旬以降まで入荷しない見込みです。
これは他のキャリアでも同じような傾向があり、モデル・容量・色によって入荷数・生産に偏りがあるため、「最速での予約」で発売日・初回分をゲットしないと、それ以降の入手目安が未定になってしまいます。
iPhone 12 miniの場合も同様に予約が集中・生産数が少ない場合には、予約開始日にすぐ注文しても、しばらく買い換えることができない可能性も大いにあります。
iPhone 12 miniの予約受付開始日時
iPhone 12 miniの予約受付は、ウェブ予約はアップル・ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアは一斉に行います。
iPhone 12 miniおよびiPhone 12 Pro Maxは2020年11月6日の午後10時から各ホームーページで出来るようになります。
*店頭で営業時間を過ぎている場合、翌日以降の予約受付になりますので、ウェブ予約が最速です。
iPhone 12 mini最速予約のために必要な準備
iPhone 12 miniの予約を、予約受付日の11月6日に行うのは当然として、1分・1秒でも早く予約するためには予約に必要な情報・手続きを事前に把握しておくことが重要です。
予約が始まってから「予約方法はどうやってやるのか?何が必要なのか?」などと考えていては、1分で予約完了までたどり着くことは出来ません。
ここで、予約する携帯会社によって予約時に必要な情報が違いますので、事前準備のやり方も変わります。
① ソフトバンクの場合
ソフトバンクのオンラインでiPhone12を予約する場合、以下の情報を抑えておく必要があります。
・購入するモデル(色・容量)を決めておく
・契約者名 (カタカナ・漢字)
・生年月日
・連絡先電話番号(ハイフンなし)
・Eメールアドレス
予約の段階ではプラン選択や支払い方法の指定は必要ありません。色・容量(ストレージ)は一旦予約すると変更することが出来ないため(変更する場合にはキャンセル→再予約が必要)、希望のモデル選択を間違えないように気をつけて下さい。
以上の情報をいちいち手入力をしていると、1分を切ることは難しくなるでしょう。そこで、メモ帳アプリなどに書き出しておき、コピペして入力出来るように準備してください。
ページの移動を考えるとスマホよりパソコンのほうが有利であるため、パソコンを持っている方はパソコン画面からの予約をオススメします。
また、予約が集中するとソフトバンクのトップページへのアクセスが遅くなる可能性もあるため、予約受付ページをブックマークで保存しておくと良いでしょう。
☆「ソフトバンク iPhone 12 mini予約受け付けページ」
② auの場合
auのオンライン予約をする場合には、以下の情報が必要です。
・購入するモデル(色・容量)を決めておく
・契約者名 (カタカナ・漢字)
・生年月日
・連絡先電話番号(ハイフンなし)
・Eメールアドレス
・パスワード(半角英数字8桁以上20桁以内)
機種変更の場合はau IDでログインして予約することが出来ます。au未契約の場合でau IDを持っていない場合は先に作る事もできます。
契約種別による予約方法はauの公式ガイドにも細かい解説があります。
③ ドコモの場合
ドコモのiPhoneをウェブで予約する場合には、dアカウントでのログインが必要です。
ドコモのウェブ予約ではdアカウントに登録した情報が反映されるため、一部の予約時入力が省略出来ます。
・契約手続きの種類(新規・乗り換え・機種変)
・契約者名 (カタカナ・漢字)
・生年月日
・連絡先電話番号(ハイフンなし)
・購入時の受け取り方法(自宅住所の指定)
・連絡先Eメールアドレス
住所やメールアドレスをdアカウントに紐付いた情報から変更したい場合は別途入力も出来ますが、事前に最新情報に設定されていることを確認しておけば時間を節約できるはずです。
dアカウントに紐付いた情報でそのまま予約するだけなら、1分と言わず10秒でも予約手続きは終わるはずです。しかし、ドコモのホームページはサーバーが(利用者数に対して)脆弱であるため、iPhone予約開始直後はホームページが表示エラー・アクセス不能になることがしばしばあります。
iPhone12/iPhone 12 Proの予約開始日であった10月16日の夜にもごく短時間でしたがサーバー落ちが発生していたため、11月6日も繋がらなくなる可能性はあります。
もしエラー表示が出た場合も焦らず、何度もページの再読み込みを行ってチャレンジしましょう。
なお、ドコモでは一部の契約プランだとオンラインではiPhone 12を含めた5G対応機種の購入が出来ないため、事前にプラン変更が必要となります。
購入にあたり、5G料金プランへの変更が必要です。購入手続き前に契約状況をご確認いただき、シェアパック・2台目プラス(ドコモ光契約の光シェアパック、光データパックを含む)をご契約中のお客さまはドコモオンライン手続きにてシェアパック・2台目プラスを解約後に、購入手続きに進んでください
ドコモでもiPhone 12 mini用の予約受付ページがすでに公開されていますので、ブックマークしておきましょう。
おまけ:iPhoneに使えるクーポンを準備
2020年11月時点で、iPhone 12シリーズに使える機種変更値引きクーポンや、還元特典が貰えるクーポンが存在しています。
クーポンは購入手続き(本申込み)時に必要となるため、予約時点では使いません。まだ持っていない場合は本申込みが始まる11月10日頃までに準備すればOKです。
クーポンを使うことでiPhone 12シリーズを安く買える可能性があるため、クーポンが送られてきていないか郵便受けやメールボックスのチェックをしておきましょう。
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