NTTドコモから発売された格安スマホ機種 初代Galaxy Feel SC-04Jと第2世代 Galaxy Feel2 SC-02Lを使い比べてみて、ちょっとびっくりしたことがあります。それはGalaxy Feel2ではOLEDパネル採用機種の十八番「Always On Display(AOD, オールウェイズオンディスプレイ)」機能を搭載していないことです。

初代と第2世代モデルのAlways On Display表示の違いでもチェックしてみようかな?と思いたち、設定項目を探してみても・・・

どこにもAlways on Displayの設定が見つかりません。

それもそのはず、Galaxy Feel2 SC-02Lは非対応だったのです。

Galaxy Mobile Japanの公式ホームページを見ても、Galaxy Feelシリーズは対象機種に入っていません(初代SC-04Jも対応しているのですが・・・)。

Always On Display(以下、AODと略します)は有機ELディスプレイの特性を活かし、一般的なスマホでは「スリープ状態」であるときにも常に時計やバッテリー残量、指定した通知内容を表示しておくことで、何度もスマホを手にとって確認しなくても良くなるという機能であり、最近のGalaxyシリーズのスマートフォンではほとんどのモデルが対応する標準的な機能です。

AODはGalaxyの専売機能というわけではなく、有機ELパネルを採用したLG V30+ (L-01K, L-02K, LGV35)や Xperia XZ3(SO-01L, SOV39), Huawei P20 Pro(HW-01K)でも出来ます(P20 Proの場合は「情報を常に表示する」という機能名で、AODという名称表記ではない)。

(左からGalaxy Feel2, Feel, Xperia XZ3)

管理人はAlways On Displayが使えるスマートフォン自体は何台も所有しているものの、実はこの機能は全く使っていません。それは、AODを使うと電池の減りがものすごく早くなってしまうからです。そのためAODの有無をGalaxy Feel2入手前には気にも止めていなかったのですけれど、いざ機能が無いと言われると「え?!」と驚いてしまいました。

初代のGalaxy Feel SC-04Jはドコモスマホ史上最強の電池の持ち(連続利用可能時間 約170時間。2018年冬モデルを含め現時点でも最長記録)を誇るバッテリー特化のモデルでした。しかし、SC-04JでもAODをオンにしてしまうと、電池がみるみる減っていくという残念な仕様でした。


関連記事:[レビュー]ドコモGalaxy Feel SC-04JのAlways On Display機能とバッテリー消費をチェック 電池の減りが早くなる?

AODをオンにすると、Galaxy Feelを以ってしても1時間あたり1%近くの電池を消耗してしまいます。しかしながら、例えば就業時間中だけ、帰宅~就寝までの時間だけといった時間指定でAODのオン・オフを自動で切り替える機能もGalaxy Feelには搭載されていましたので、利用用途・目的がはっきりとしているユーザーには重宝していたと思われます。

Galaxy Feel2にAODが無い理由はこのバッテリードレインの激しさが原因だったのか、あるいはFeel2のディスプレイはベースとなっているGalaxy A8 (2018)とは異なるパネルを使っている(フルHD+からHD+へ解像度が落とされている)ための仕様上の都合なのかは判りかねますが、とにかくGalaxy Feel 2では使えません(ソフトウェア更新等によって対応する可能性があるかどうかも不明です)。

海外モデルのGalaxy A8(2018)とドコモモデル SC-02Lでは大きく機能やスペックが変更されています。テレビ視聴(ワンセグ)・おサイフケータイ機能対応・ストラップホールの追加など、日本仕様向けにかなりのカスタマイズがされていますので、A8(2018)の情報だけを見てSC-02Lを買ってしまうと変更点を見落としがちです。

管理人のように「OLEDパネルのGalaxyスマホ」というだけでAODが使える・「初代Galaxy Feelで使える機能はすべて使える」と思い込んでしまわないように、購入前には良くスペックや機能をチェックしておくことをオススメします。

☆「ドコモ公式サイトでGalaxy Feel2 SC-02Lの価格・機能をみる

機種の詳細比較・実機レビューは以下のページも参照下さい。

☆「月額280円~ドコモウィズスマホ Galaxy Feel2 SC-02LとSC-04J(初代)の進化点・スペック・価格レビュー

irumo
ドコモGalaxy Feel2 SC-02Lレビュー 電池喰いのAOD(Always On Display)が削除されている

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