2020年夏~秋冬モデル以降の超ハイエンドスマートフォンに搭載されるチップセット「Qualcomm Snapdragon 865+」(SDM865+/Plus・型番SM8250-AB)を採用したモデルの比較まとめ情報です(2020年冬-2021年モデル情報も追加中)。
SDM865+は2020年春夏モデルの一般的なハイエンドモデルに使われている「Snapdragon 865」(プラスがつかない型番)より優れたチップです。
SDM865の最高クロック周波数が2.84GHzであるのに対してSDM865+は最高3.1GHz、またWi-Fi/Bluetoothシステムも変更されており、ゲーミング性能が高いSoCとされています。
Antutuベンチマーク(ver8系統)では600,000点を超えるスコアを叩き出すモデルもある、2020年時点のAndroidスマホ最高峰チップとなっています。
Snapdragonの800番台「+」シリーズを搭載したモデルは限定的ですが、スマホでゲームを遊び尽くしたい方はSDM865+搭載機種へ機種変更してみると、2020年のスマホの中でも究極の性能を体感できるはずです。
「+」がつかない通常モデルのチップ・Snapdragon 865搭載機種については別ページでまとめています→ 2020年春夏~ハイエンドSDM865(Snapdragon865)搭載スマホ比較/スペック 最新情報まとめ
*本ページでまとめている情報は国内・海外モデルを含みます。同じ機種名でも発売地域・モデルによって異なるチップを搭載する可能性がありますので、購入時にご注意ください。情報は機種が発表され次第随時追加しています。
ページの目次
Galaxy Note20
画面サイズ | 6.7インチ | サイズ | 161.6× 72.5 × 7.3 mm |
解像度 | フルHD+ 1080×2400 |
本体重量 | 192 g (194 g) |
CPU | Snapdragon 865+ | メインカメラ | 12メガ +64メガ +12メガ |
RAM | 8GB | 防水/防塵 | IP68 |
ROM | 256GB | 価格帯 | 約12万円~ |
電池容量 | 4300mAh | SIM | Single/ dual/ eSIM |
*mmWaveモデルは194グラム、sub6モデルが192グラム。
SamsungのGalaxyノートシリーズ2020年モデルのスタンダード機種 Galaxy Note 20はSDM865+搭載モデルと、Exynos 990搭載モデルがあります。また、販売国によっては4Gモデルと5Gモデルもあります。
ノートシリーズ最大の特徴である「Sペン」を内蔵。SペンはBluetooth接続が出来るためリモコンとして離れた場所からスマホを操作することも可能です。
Galaxy Note20ではハイブリッド光学ズーム3倍、超高解像度ズームで30倍まで対応するトリプルカメラを搭載しています。
日本では2019年モデルのGalaxy Note10は発売されず、上位のGalaxy Note10+のみが扱われた経緯があるため、国内での取り扱いは2020年9月時点では不明です(au冬モデルにはラインナップされませんでした)。
香港モデルがイオシスにて購入が可能となっています。
☆「イオシス Galaxy Note20」/124,800円(2020年8月27日時点)
Galaxy Note20 Ultra(実機レビュー)
画面サイズ | 6.9インチ | サイズ | 164.8× 77.2 × 8.1 mm |
解像度 | 1440×3088 | 本体重量 | 208 g |
CPU | Snapdragon 865+ | メインカメラ | 108メガ +12メガ +12メガ +ToFカメラ |
RAM | 12GB | 防水/防塵 | IP68 |
ROM | 256/512GB | 価格帯 | 約15万円~ |
電池容量 | 4500mAh | SIM | Single/ dual/ eSIM |
*グローバルモデルの場合。
Galaxy Note20よりも一回り大きな最高峰モデルがGalaxy Note 20 Ultraです。
Ultraは単に画面が一回り大きいのではなく、エッジディスプレイを採用することで画面占有率を高めています。
カメラにはGalaxy S20 Ultraにも使われていた108メガピクセル・1/1.33″の大型センサーを搭載することで最大50倍のスペースズームが利用可能です。
ディスプレイは120Hzのリフレッシュレートに対応し、Sペンでの描写もより滑らかになります。
関連レビュー記事:「Galaxy Note20 Ultraカメラ実機レビュー- 月面クレーターは撮れる?P30 Proとズーム性能比較」
日本国内ではauが「Galaxy Note20 Ultra SCG06」として2020年10月中旬より発売します。au版はRAM 12GB/ROM 256GB、おサイフケータイ対応となります。
Galaxy Z Fold2
画面サイズ | 6.2インチ /7.6インチ |
サイズ | 開いた状態 128.2× 159.2 × 6.9 mm 折りたたみ時 159.2× 68 × 16.8 mm |
解像度 | 1768×2208 | 本体重量 | 282 g |
CPU | Snapdragon 865+ | メインカメラ | 12メガ +12メガ +12メガ |
RAM | 12GB | 防水/防塵 | 非対応 |
ROM | 256GB | 価格帯 | 259,980円 |
電池容量 | 4500mAh | SIM | nano SIM |
*auモデルへスペック情報を更新しました。
第2世代となる折りたたみ(フォルダブル)スマホ Galaxy Z Fold2にもSnapdragon 865+モデルが存在します。
折りたたんだ状態では6.2インチ、開いた状態では7.6インチというタブレットサイズを持ち運べる珍しいデザインで、今回は5G通信・sub6/mmWにも対応します。
カメラは3眼で超広角・2倍相当ズーム・標準の3種類となっており、Note20シリーズより性能は低くなっています。
カラーラインナップも多く、メタリックカラーのレッド・シルバー・ブロンズ・ゴールド・ブルーが用意されているほか、限定モデルとしてトム・ブラウンのコラボデザインもあります(提供色は国によって異なる)。
「国内向けページにはブラックとブロンズの2色」と書かれているため、日本への投入時には2カラーになる見込みです。
旧モデルはauから発売されたため、今回もauでの取り扱いが期待されます。
→ auから2020年11月上旬よりGalaxy Z Fold2 SCG05として発売されることが決定しました(すでに公式サイトでは販売終了となりました)。auモデルもおサイフケータイ・防水には非対応となっています。RAM 12GB/ROM 256GBとなります。
Galaxy Z Flip 5G
画面サイズ | 6.7インチ | サイズ | 開いた状態 167× 74 × 6.9 mm 折りたたみ時 87× 74 × 15.4 mm |
解像度 | 1080×2636 | 本体重量 | 183 g |
CPU | Snapdragon 865+ | メインカメラ | 12メガ +12メガ |
RAM | 8GB | 防水/防塵 | 非対応 |
ROM | 256GB | 価格帯 | 185,835円 |
電池容量 | 3300mAh | SIM | nano SIM |
*auモデルの場合。
KDDIから型番SCG04として2020年11月上旬より発売開始となる、「縦に折り畳める」スマホ Galaxy Z Flip 5GもSDM865+搭載のハイエンドモデルとなります。
Z Foldは横に折りたたむ機構に対してFlipは縦に折りたたむことで、縦の長さをコンパクトに出来るほか、コンパクトミラーのように半分に折った状態にすればスタンド無しで画面を立てて使うといった、フリップ形状ならではの使い方も出来ます。
Galaxy Tab S7(11インチ)
画面サイズ | 11インチ | サイズ | 1653× 2537 × 6.4 mm |
解像度 | 1600×2560 | 本体重量 | 500 g |
CPU | Snapdragon 865+ | メインカメラ | 13メガ +5メガ |
RAM | 8GB | 防水/防塵 | 非対応 |
ROM | 128/256GB | 価格帯 | 約7.5万円~ |
電池容量 | 8000mAh | SIM | Wi-Fi/ LTEモデル |
*海外モデルの場合。
スマートフォンではありませんが、Android機種では非常に珍しいSDM865+搭載のハイエンドタブレット Galaxy Tab S7シリーズが海外では発売されています。
Tab S7シリーズには11インチと12.4インチ、Wi-Fi専用モデルとLTE対応モデルなどもあります。
並のパソコンを超えるハイスペックを活かして別売りのキーボードとセットにすると脱着式のノートパソコンのように利用可能、Galaxy NoteシリーズのようにSペンも使えます。
国内での取り扱いはおそらくありませんが、アメリカアマゾンやEtorenでの輸入が可能となっています。
☆「Amazon.com Galaxy Tab S7 Wi-Fiモデル」/約650ドル~(2020年9月20日時点)
☆「Etoren Galaxy Tab S7シリーズ」/約8.2万円~(2020年9月20日時点)
Lenovo LEGION Gaming Phone Duel
画面サイズ | 6.65インチ | サイズ | 169.17× 78.48 × 9.9 mm |
解像度 | 1080×2340 | 本体重量 | 239 g |
CPU | Snapdragon 865+ | メインカメラ | 64メガ +16メガ |
RAM | 8GB/12GB /16GB |
防水/防塵 | 防滴コーティング |
ROM | 128/256 /512GB |
価格帯 | 約8万円~ |
電池容量 | 5000mAh (2500mAh×2) |
SIM | Dual SIM |
レノボのゲーミングスマホ「Region Phone Duel」は最大90Wの超高速充電に対応したハイスペックモデルです。
フルHD+の有機ELパネルは240Hzのタッチサンプリングレート、144Hzのリフレッシュレートに対応し、正面に配置されたステレオスピーカーによってゲームを快適に楽しめる仕様となっています。
また、非常に珍しい特徴としては「水平ポップアップカメラ」があります。
カメラをスマホボディに内蔵し、必要なときだけ飛び出す「ポップアップ」式のカメラを搭載した機種は少なからず存在しますが、Region Phone Duelではボディの横方向へ飛び出すインカメラがあり、ゲームのストリーミング配信を行う場合に使いやすくなっています。
国内正規販売予定は不明ですが、国内では9月時点でEtorenにて輸入が出来るようになっています。
☆「イートレン Lenovo LEGION Gaming Phone Pro 5G」/78,400円~(2020年9月1日時点)
ZenFone7 Pro
画面サイズ | 6.67インチ | サイズ | 165.08× 77.28 × 9.6 mm |
解像度 | フルHD+ 1080×2400 |
本体重量 | 230 g |
CPU | Snapdragon 865+ | メインカメラ | 64メガ +12メガ +8メガ |
RAM | 8GB | 防水/防塵 | 非対応 |
ROM | 256GB | 価格帯 | 99,800円 |
電池容量 | 5000mAh | SIM | Dual SIM |
*国内モデルの場合
背面にあるレンズが回転して跳ね上がる「フリップカメラ」を採用した特徴的なZenFone 7 Pro (ZS671KS)もSDM865+を採用しています(通常モデルのZenFone7 ZS670KSはSDM865)。
フロントに専用カメラを設置していないため、他社スマホのようにインカメラのためのベゼル・ノッチ・ホールが無く、スッキリとしています。
フリップ式のトリプルカメラは世界初となり、64メガの高画質広角レンズ+12メガの超広角、そして光学3倍相当のズームレンズも、ディスプレイ面を正面にした状態でインカメラのように使うことが可能です。
バッテリーは5000mAhの大容量で、動画再生なら24時間、まる2日使える長持ちな仕様です。
ZenFone 7 Proは指紋認証センサーを本体右側・電源ボタンに内蔵しています。
なおZenFone7シリーズは防水防塵機能は非対応となっています。
2020年10月、海外モデルがEtorenで輸入できるようになっています。
☆「Etoren ASUS ZenFone7シリーズ」/ 106,700円~(2020年10月6日時点)
2020年10月21日、国内モデルが発売されました。
JPモデルでは国内の3大キャリア+ワイモバイルに対応、5G通信対応(sub6のみ。ミリ波非対応)となっています。
5G NR :n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n28/n38/n77/n78
FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B26/B28/B29
TD-LTE:B38/B39/B40/B41
☆「ASUS ZenFone 7 Pro (ZS671KS-BK256S8)」
ASUS ROG Phone3
画面サイズ | 6.59インチ | サイズ | 171× 78 × 9.85 mm |
解像度 | フルHD+ 1080×2340 |
本体重量 | 240 g |
CPU | Snapdragon 865+ | メインカメラ | 64メガ +13メガ +5メガ |
RAM | 12/16GB | 防水/防塵 | 非対応 |
ROM | 512GB | 価格帯 | 131,780円 /142,780円 |
電池容量 | 6000mAh | SIM | nano SIM×2 |
*日本向けモデルの仕様に変更済み(型番ZS661KS)
国内モデル4G/5G対応周波数は以下のとおりです。
5G NR ※7:n1/n2/n3/n5/n28/n41/n66/n71/n77/n78/n79
FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B29/B30/B32/B66/B71
TD-LTE:B34/B38/B39/B40/B41/B42/B48
ASUSのゲーミングスマホシリーズ「ROG Phone」の2020年モデルもSDM865+を採用しています(中国モデル「Elite」はSDM865,グローバル・Classic/ExtremeはSDM865+搭載)。
海外向けにはストレージ128GB/256GBモデルも存在しますが、国内版は512GBモデルのみとなっています。
スマホゲームを楽しむために特化したスマホであり、一般的なスマホに比べると大型・重量級ながら、超大容量の電池・3Dベイパーチャンバーにより冷却機能、専用の空調拡張パーツなどを追加可能です。
☆「日本正規取扱 amazon ROG Phone3 ZS661KS」
海外モデルはもう少し安く輸入可能です。
☆「イートレン ROG Phone IIIシリーズ」/Classicモデル 77100円~(2020年8月27日時点)
2020年12月現在、ひかりTVショッピングにて126,800円に値下げ&クーポン利用でポイント40倍が貰えます(クーポンは2020年12月18日12時まで有効)。
☆「ひかりTVショッピング ROG Phone 3 12GBモデル」