発売日に購入した2018年モデルのApple Watch Series4を持って、ウォーキングに出かけてみました。


Apple Watch Series4では新機能として「電気心拍センサー」や「第2世代の光学式心拍センサー」が追加・変更され、ユーザーのヘルスケア機能を強化したモデルとされています。

アップルウォッチを単なる時計として使っていてはもったいないですので、せっかくなのでアクティビティトラッカー(活量記録計)としてはどんな事ができるのか確認するために、さっそく装着して早朝ウォーキングに出かけてみました。

では、行ってきます!

今回はまず歩数計のカウント・測定される距離がどのくらい正確なのかを確かめるべく、同じく歩数計カウントが出来る格安のウェアラブルデバイス Xiaomi Mi band2(約3千円)を一緒につけて歩いてきました。

帰還! 27分で戻ってきました。

ウォーキング中にApple Watchのいろんな機能を試したレビューはないのかと?

・・・そんなものはありません。なぜなら、Apple Watchで何が出来るかまだ良く知らないので、何を試せば良いかも手探りでレビュー中なのです。

もちろん外でアップルウォッチを使ってメール確認・通話や心拍数測定などが出来ることも確認しましたが、レビューに書くほどでもない普通の機能でした。


歩行中にアップルウォッチが2度ほど振動し、上記のようなお知らせが通知されました。

アップルウォッチ初心者にとっては「ワークアウトって何?」状態ですが、アップルのサイトには以下のような解説がありました。

ワークアウトを開始するのを忘れてしまっても、運動を始めたのを Apple Watch が察知し、手首をたたいて確認してくれます。通知をタップし、ワークアウト App で開始してください。タップしたタイミングがいつでも、エクササイズを始めた時点からのワークアウトクレジットをもれなく獲得できます。

なるほど。つまり、アップルウォッチが歩いていることを各種センサーから検知した段階で適切な種別を選び、ワークアウトの目標(例えば5キロのウォーキングをする、など)達成までのサポートを行なってくれるという機能のようです。

ワークアウトにはウォーキングやランニング以外にも、こんなに種類があります。


Apple Watch Series 4にはGPSおよび高度計が内蔵されているため、距離や変化した高さを記録することで達成度をチェックしてくれるようです。

今回の27分間の短いウォーキング結果をiPhoneの画面で確認してみると、自動で以下のようなデータが表示されました。


アクティブエネルギーは、運動によって消費したカロリーですね。これは登録した年齢・性別・身長・体重などから計算されるのでしょう。

ウォーキングの距離は2.5kmだったそうです。実際に歩いたルートをGoogleマップの距離測定機能を使って計算してみました。


Googleマップではルート上の多点を指定して測定したつもりですが、アップルウォッチとの誤差は100メートルほど(5%)。どちらが「正しい距離」なのかは専門器具でも使わないと判りませんけれど、アップルウォッチ4ではおよそ正しい距離が計測されているようです。

アップルウォッチ4はGPSと位置情報を取得し、そこから移動距離の計算をしているはずです。今回は初めての利用でしたが、アップルウォッチは利用を重ねるごとに学習によって精度が増していくとしています。

屋外でウォーキングまたはランニングするたびに、さまざまな速度における歩幅を Apple Watch が学習し、加速度センサーが継続的に調整されていきます。調整しておけば、ワークアウト App でのカロリー推定値の精度、アクティビティ App でのカロリー、距離、ムーブ、エクササイズの推定値の精度も上がっていきます。

[追記]同じルートを今度はiPhone無し(GPSのみ)で歩いてきました。ほぼほぼ同じ場所(歩道の位置)を歩いたつもりですが、その結果は2.42km(1回めは2.58km、Googleマップ的には2.37kmのルート)と表示されました。Apple Watch単体でもそれなりに正確な数値が出るようです。

エクササイズ時間の「26分」は、ほぼ正確です。玄関を出た時間が5時38分→帰宅時間が6時5分ですので。靴を脱ぐ・写真を撮影した時間を考慮すれば妥当な結果で、歩行中の時間をきっちりと記録しています(今回のウォーキング中には一度も立ち止まっていません)。

登った階数「1階」も正しいです。今回のルートでは平坦な場所だけを歩いたため、測定を開始して帰宅した玄関→リビングでウォッチを外すまでの期間で登った高さから判断されたのでしょう。

登った階数はApple Watchに搭載された高度計と歩行の感知を組み合わせて推測されているようです。アップルウォッチのシリーズによっては高度計が内蔵されていないモデルもあるため、この測定方法・精度はより新しいモデルの方が正確かもしれません。

最後に歩数ですが、Apple Watch上は2,979歩/Mi Band2では3,056歩と表示されました。実際に歩いた歩数を数えたところ、実数は3,018歩でした。アップルウォッチでは少しだけ少なく、Mi Bandでは少しだけ多くカウントされていたようです。

それぞれパーセントテージにするとApple Watch Series 4が98.7%・Mi Bandは101.3%となりますので、誤差範囲はほぼ同等です。

装着した腕の振り・Apple Watchの場合は繰り返し利用することで精度が上がることもあるとしていますので、今後さらに精度があがるのかもしれませんが、歩数カウント機能は十分に運動の目安に出来るくらい正確だと言えるのではないでしょうか。

Apple Watchで測定されたデータはiPhoneに保存されてアプリで管理することが出来ますし、Mi Band2もiOS/Android用に配信されている「Mi Fit」というアプリを使えば、歩数だけなく心拍数計測や消費カロリー・移動距離などの各種データを管理できます。

ワークアウトを起動させていれば、歩いた距離(1km毎)に応じて振動して運動の目安を知らせてくれたり、目標までの達成度をすぐに確認できるなど、「無くても困らないけど、エクササイズのやる気を出させてくれる」機能が地味に面白いです。

AppleWatch Series 4とMi Band2では価格が20倍くらい違いますが、ウォーキングでApple Watchを使うとより細やかなデータ測定・カラーでの表示、そしてウェアラブルデバイスとしての通話・メール・データ通信や各種アプリの組み合わせによる機能を有効に活用してこそ、Apple Watchの真価が発揮されるのでしょう。

アップルウォッチ初心者の私にはまだ使いこなせている感がありませんが、さすが高級なだけあって、いろんな使い方が出来そうです。

Apple Watchが安く買えるお店アップルウォッチはどのショップで買ってもほぼ定価のはずです。少しでもお得に買いたい場合は「nojima online(ノジマオンライン)」でd曜日(現在は金曜・土曜)d払いをすると、最大7倍のdポイント(2018年9月のキャンペーン時)が貰えるため、かなりお得です。購入にはノジマポイント・dポイントを併用することも可能です。

ただ、時間や歩数、携帯への通知が知りたいだけならMi Band2でも十分です。電池の持ちがApple Watchより格段に良く、ストレスが少ないのが最大の特徴です。1回の充電で常時装着で1週間くらい、外出時に付けるだけなら2~3週間は保ちます

おまけ:ガラケーの歩数計と比較

歩数計の機能は最新デバイスのアップルウォッチだけで使えるサービスではなく、昔ながらのガラケーでも万歩計機能を備えたモデルがたくさんありました。

腕につけて歩くApple Watchと、ポケットに入れて運ぶことが前提のガラケー機種だと歩数カウントにどのような違いが出るのか、ドコモから発売中のガラケー機種 AQUOSケータイ SH-01JおよびP-Smart P-01Jを持って、再び歩いてきました。

誤差が少なくなるよう、たっぷり歩きました。

アップルウォッチは腕に、ガラケーは両方ともコートのポケット(同じポケット)に入れたまま、歩きました。

結果は

・Apple Watch Series 4 5,288歩(4.37km表示)
・SH-01J 5,376歩
・P-01J 5,235歩

でした。アップルウォッチとSH-01J・P-01Jの誤差は2%未満であり、いずれも近い値が出ました。これまでガラケーの歩数計機能を使ってきたユーザーがApple Watchに変更しても、歩数の目安はおよそ同じ基準で考えてよさそうです。

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