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Apple Watch Series4(2018年モデル)を使って電車に乗ってみましたので、実際にウォッチにカードを登録・改札を通る手順・方法と注意点をレビューします。

Apple WatchのSeries 2以降のモデルではApple PayにSuicaを登録することにより、Suica対応の鉄道・バスなどの交通機関の支払いを、ウォッチ単体で行うことが出来ます。

Apple Watchで電車に乗るためにはいくつかの初期登録操作と、実際に乗る時に簡単な操作が必要となりますので、初心者向けに手順を解説します。

Apple WatchにSuicaカード(プラスチック)を追加する方法

Apple Watchで支払いをするためには、まずはじめにウォッチとペアリングされたiPhoneにSuicaカードを登録する必要があります。

登録の手順は以下のとおりです(iPhone X iOS 12.0, WatchOS5で確認)。

1. iPhoneの「設定」→「Wallet と Apple Pay」を開く

初めてiPhone, Apple WatchでApple Payの設定を行う場合には、iCloudへのログイン・Apple Payの初回設定・Watchのパスコード設定が要求されます。

2.カードの種類から、「交通系ICカード」を選ぶ。

3.追加したいSuicaカードの下4桁の数字・生年月日を入力する


4. JRのICカード取扱利用規約に同意して、次へ。

5. iPhoneの画面に表示されたような位置で置き、Suica(プラスチックカード)の残高情報をiPhoneへ転送する

6.カードの追加が完了後、ウォッチで使えるようになります

これでSuicaをアップルウォッチで使う準備が出来ました。なお、プラスチックカード(無記名)のSuicaはiPhoneに1度追加すると使えなくなりますので、ハサミ等で切り刻んで捨ててOKです(ウォッチとの同時利用や再利用は不可)。

Suicaのプラスチックカードを”登録する”、というよりはプラスチックカードのお金・機能をApple Watchに移動させるという感じです。移動してしまったデータはSuicaカードには残らないということです(残高が無くなるというだけでなく、Suica機能自体が無効になる)。

Suicaカードを作ったときに登録したデポジット(500円分)は、Watchに登録される際に自動的に残高に追加して(利用可能額が500円分増えて)反映されます。

なお、Suicaの登録をしていない状態だと以下のような表示がApple Watchに出ます。

(上記の文章が出る場合には登録が完了していませんので、最初からやり直しましょう)

Apple Watchで電車に乗る方法

アップルウォッチを使って乗ることが出来る電車は、通常のSuicaカードで乗ることが出来るサービスと同じです。Suicaが利用できる各鉄道会社の改札を、Apple Watchをかざすことで出入り出来ます(Suicaが使える鉄道会社・駅は各社に問い合わせてください)。

電車の乗車時には、まずApple Watchを腕に付けてロックを解除(パスコードを入力)した状態にします(通常は装着時に1度解除すれば、腕に付けている間はずっとロック解除がされています)。

そして改札を通る前に右下のボタンをダブルクリック(2回すばやく押す)と「準備完了…」「リーダーにかざす」という文字と残高、Suicaカードの画像がウォッチのディスプレイに表示されます。この状態で、カードを改札の読み取り機にかざすように、アップルウォッチのディスプレイ面を近づけます(エクスプレスカードとして登録されている場合には、単に近づけるだけでOK)。

正しく認識されれば、改札に残高が表示され、そのまま改札を通る事ができます。改札が閉じてしまったら、やり直すか駅員に状態を確認してもらいましょう。

Apple WatchのSuicaで電車を降りる方法

目的地について、電車から降りる際にも同じくApple Watchを改札にかざすと、「完了✓」と支払代金が表示されます。

ここで、もし残高が足りなかった場合、通常カードであれば駅の改札内にあるのりこし精算機を使ってチャージを追加することが出来ますが、Apple Watchでは精算機のカード挿入口に突っ込むことは出来ません(カードを置くタイプの精算機・チャージ機ならば追加チャージが出来るらしいですが、Watch OS5でも出来るかどうかは未確認)。

残高不足で改札を出ることが出来ないときは駅員に申し出て処理・現金による支払いなどを行います。

または、iPhone側にApple Payに対応したクレジットカードが登録されている場合、クレジットカードからSuicaに残高をチャージすることが出来ます。クレジットカードからのチャージ手順は、Apple Watchの「Wallet」→「Suica」→「チャージ」へ進み、表示された手順に従って操作をします(クレジットカードが登録されていない場合は「チャージ出来ません」と表示されます)。

プラスチックカードだけの登録はチャージが不便に

先程も書いたように、Apple Watchへ現金でお金をチャージしたい場合には、通常のプラスチックカードのように駅・チャージ機で残高を増やすことがし難くなります。クレジットカードを登録、Suica Appを使ったオートチャージ(ビューカード利用時)が使える場合にはこの問題は気にならないかもしれませんが、クレジットカードを持っていない子供がSuicaカードをApple Watchに追加してしまうと、ちょっと不便に感じることがあるのかもしれません。

ウォッチの電源が切れていると支払いが出来なくなる

Apple Watchで改札を通る場合、Apple Watchの電源が入っている必要があります。もしバッテリー切れになってしまうと乗車・降車が出来なくなってしまいます。

Apple Watch を改札機の読み取り部 (の数センチ以内) にかざすだけで改札を出入りできます。iPhone や Apple Watch の電源が入っている必要がありますが、ネットワークに接続されている必要はありません。改札を出入りする時にデバイスのスリープやロックを解除したり App を開いたりする必要もありません。「完了」という文字とチェックマークが画面に表示されます。

モバイルバッテリーと充電器を持ち歩いていれば緊急充電をしてから電源投入も出来るかもしれませんが、Apple Watchのバッテリー残量・残高にはいつも注意が必要です。Apple Watch Series4の電池は通常利用想定時で18時間しか保ちません(利用頻度が少なければ、3~4日くらいはスタンバイ出来ます)ので、基本的に毎日充電をする習慣を付けないと、安心してApple Watchで電車に乗ることが出来なくなるかもしれません。

また、駅の改札などは通常右利きの人向けに配置されているため、アップルウォッチを左腕に付けている場合は、腕を回して不自然な格好でタッチさせる必要があります。ウォッチを右腕の内側にディスプレイ面が来るように装着すれば良いのですが、利便性と快適性のどちらを優先するかは人それぞれでしょう。

2018年モデルのiPhone XS/XS Maxでは、本体の充電が無くなっても予備電力機能付きエクスプレスカード機能により、最大5時間までならSuicaを利用できます。Appleデバイスで毎日電車に乗る・Suica決済を使って日常の生活を送りたいと考えているのなら、Suica App+iPhone XS/XS Maxとセットで使ったほうが安心できそうです。

Suicaが使えない駅では、もちろん使えない

SuicaおよびSuicaと相互利用が出来る各種の公共交通機関・サービスで利用が可能となるApple WatchのSuica機能ですが、当然ながらSuica自体が使えない施設・サービスでは利用できません。

Apple Watchを利用して改札を通り、電車に乗って移動した場合にも、地方の駅で下車する・管轄が変わるとSuicaが使えないケースがあります(JRの駅でも、Suicaに非対応な地方線が2018年時点でも結構あるようです)。

Suicaが使えない駅まで移動してしまった場合、降車した改札で現金による支払いが求められます。現金やカードを保たずにApple Watchだけを持ってSuicaの利用可否が判らないエリアまで行くのはオススメ出来ません。

またApple Watchには乗車状態のデータが残ってしまうため、Suica利用が可能な駅に再度移動し、改札で駅員にデータリセットの処理をして貰う必要がありますので注意してください(実際に管理人も旅先でSuicaが使えない駅へ行ってしまい、リセットしてもらいました。「Suicaが使えない駅で降りてしまったので再度利用できるように処理してください」と伝えれば、処理操作は1分足らずでやってくれました)。

詳しいApple Watch, iPhone XS/XS Maxの情報はドコモ・au・ソフトバンクおよびアップルの公式HPを参照下さい。

Apple Watch Series4で電車に乗る方法・降りる方法(Suica登録) 簡単だが便利でもない?
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