新規でも機種変更でも一括1.5万円で購入できるソニーの人気コンパクトスマホ最新モデル, docomo Xperia X Compact SO-02Jは、日本メーカーのスマホらしく「防水・ワンセグ・おサイフケータイ」全機能に対応しています。今回はその中で防水に関する使用感のレビューをお届けします。
Xperia X Compactは水滴が付いても誤動作しにくい
さっそく水をかけてみました。
Xperia X Compact SO-02Jは、ソニーの公式ページにもその特長として以下のような記載がされています。
画面に水滴がついたままでも誤動作しづらく、快適に操作が可能。
日本で発売されるスマホの多くは防水に対応していますが、それはあくまで「水に濡れても通話機能が壊れない」というテスト・試験に合格しているというだけであって、「水に濡れた状態でも便利に・快適に使えるか」ということを保証するものではありません。
管理人も何台も防水のスマートフォンを所有していますが、Xperia X Compact SO-02Jは本当に水滴がついた状態での誤作動が少ないです。直近ではApple iPhone7も防水に対応しており、私はXperia X Compactと同じようにお風呂場で利用したこともありますけれど、誤作動の少なさは圧倒的にXperia X Compactが快適です。
ディスプレイに水滴がたくさん付いたまま、また指が濡れている状態でもかなり精度良く反応し、タッチが暴走することが少ないです(全く無いということではない)。SO-02Jをお風呂場で使う前にシャープのSHL24(飛散防止フィルムを剥がしたもの)を使っていたのですが、それとはもう全く比較にならないくらい安定した操作が出来ました。
ただし防水性能はあっても過信は禁物
上の写真でシャワーを実際にSO-02Jに掛けているわけですが、「水滴がディスプレイについた瞬間」はそこをタッチとしたと認識してしまいます。写真では伝わりませんが、実はシャワーを掛けている間に画面は次々と切り替わってしまっており、下手をすると間違って電話をどこかに掛けてしまったり、ウェブサイトが開いて商品やコンテンツを意図せず購入してしまう可能性があります。お風呂で利用して大事なデータの消去や不要な緊急電話を掛けてしまうとテストでは済まなくなる可能性もありますので、意味なく水に濡らすのはやめましょう。
また、指が水に濡れている状態だと指紋認証の解除が上手く行かないことが多かったです。パターンやパスワード認証はディスプレイのタッチなので誤動作の少ないSO-02Jでは成功しやすいですけれど、ホームボタンに水がついたまま押してしまうと、そのボタンの隙間から水が侵入してしまう可能性も高まるため水中(もちろんお湯も含む)での操作は厳禁です。
スマホの防水性能を表す尺度はJIS規格により決まっており、以下のような説明がソニーの公式サイトにあります。
IPX5とは、内径6.3㎜の注水ノズルを使用し、約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても、通信機器としての機能を有することを意味します。
IPX8とは、常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有することを意味します。
IP6Xとは、保護度合いをさし、直径75μm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に商品を8時間入れてかくはんさせ、取り出したときに内部の塵埃が侵入しない機能を有することを意味します。
IPX5ではシャワーのような流水に対する保護性能・IPX8ではプールのような場所(ただし真水)に沈めたときの耐水性能、そしてIP6Xが防塵性能部分を表しています。
この記載からも判るように防水スマホだからといって「お風呂で使っても壊れない」ことをテストしているわけではありません。特にお風呂場では石鹸・入浴剤が混じった水、温度が高い「お湯」もテストされている条件とは異なってしまいますので、湯船に落としたりシャンプーで洗ったりは絶対にしないようにしましょう。
また、Xperia X Compactの場合はUSB接続部はキャップレスの防水になっていますが、本体左側にあるSIMカード/microSDカード用のスロットはトレーキャップ式ですので、水が付く可能性の有る場所ではしっかりとスロットのキャップが閉じていることを確認してください。
今回テストを行ったXperia X Compactの水濡れ時の快適操作は、SO-02Jの独自機能というわけではありません。水滴がついた状態でも誤作動が起きないようなシステムが組み込まれたのは2015年モデルXperia Z5以降、国内発売されたXperiaスマホではすべて対応しているようです。
・Xperia Z5, Z5 Compact 2015年冬モデル
・Xperia X Performance 2016年夏モデル
・Xperia XZ 2016年冬モデル
・Xperia XZs, Xperia XZ Premium 2017年夏モデル(予定)
最新モデルではXperia XZ(ドコモ SO-01J, au SOV34, Softbank 601SO)、2017年夏モデル(予定)となるXperia XZs (ドコモ SO-03J, au SOV35, Softbank 602SO)でも、やはり同様の耐水滴対策が採用されていますので、4.6インチモデルのSO-02Jより大画面なスマホで同じ機能があればいいのに、という方は最新のXperiaを選びましょう。
2019年春、SO-02Jの後継機 SO-02Kが一括648円の激安化
水濡れに強く、小さく、性能が高く、そして安いXperiaコンパクトスマホを求めているのなら、Xperia X Compactの完全上位互換モデル Xperia XZ1 Compact SO-02Kが大幅値下げにより、たったの648円で買えます。
SO-02KはSO-02Jと同じ防水性能・防塵性能(IPX5/8・IP6X)を持っています。処理性能、カメラ、バッテリー、あらゆる点でSO-02Jを凌駕するSO-02Kが、648円で在庫処分のスペシャルプライスになりましたので、SO-02Jへ買い替えを考えていたユーザー・SO-02Jから買い換えるのに最適です。
☆「1年以上前のスマホでも”買い” Xperia XZ1 Compact SO-02K端末購入サポート648円 Android 9も対応」
SO-02Jの水濡れ・水没時の故障・保証は?
ドコモで通常購入したものであり、ドコモの修理保証オプションである「ケータイ補償サービス」に入っていれば、水濡れに依る故障時に代替機種の貸し出し・修理代金のサポートが受けられます。
ケータイ補償サービスの利用料金はXperia X Compact SO-02Jの場合、月額550円となっており、機種購入時に加入が出来ますので、スマホを良く壊してしまう・保証がないと安心出来ないという人は加入しておきましょう。
水濡れによる故障は初期不良でない限りもちろんユーザーの過失による有償修理扱いになってしまいますので、外でよくスマホを使う人も加入しておいた方が安全でしょう。
なお、ケータイ補償はドコモのクレジットカードGOLDを持っていると、カードのDアカウントと紐付けられた携帯電話の番号で登録されてるドコモスマホを最大10万円まで・機種購入から3年間保証してくれるプレミアムな保証があります。
特にXperia X Compactの場合は端末購入サポートを利用して割引を適用させたのなら、割引対象期間内に別の機種に機種変更してしまうと割引解除料が発生するため、保険は重要だと思います。
ケータイ補償オプションはドコモのオンラインショップでも購入選択画面で追加出来ますので、安心してXperia X Compact SO-02Jをお風呂場などの水周りで使いたい人は加入をオススメます。