2017年夏モデルでは数少ないガラケー機種がワイモバイルより8月10日に発売されました。機種名は「Simply(603SI, シンプリー)」、名称通りガラケーとしてのシンプルさを追求した、「The電話」です。価格も安く、昨今のスマートフォンでは滅多に対応しない「ユーザーによる電池交換」が可能な携帯電話です。

☆「ワイモバイル Simply(603SI)を詳しくみる

テンキー付きのストレート携帯

余計な機能を省き、とことん「携帯としての機能」だけを残したSimply 603SIには、スマートフォンのようななんでも出来る多機能性はありません。また、昨今のガラホ・ガラスマと呼ばれる高性能携帯とも違い、アプリで色んな機能を追加するような使い方も想定していません。

カラーは「レッド」「ホワイト」「ダークブルー」の3種類です。

色に関して個人的な主観ではレッドは明るい赤~ややピンクっぽい色合いに見えました。ホームページの写真で見るよりも実物の方が赤みが弱いと感じました。

ダークブルーも写真だと濃い黒に近い色のようにも見えますが、光に当てて見ると確かに「ダークブルー」であり、黒という感じではありません。質感が高いわけではありませんが、軽量で片手で持ちやすい携帯電話を求めている人にはぴったりなサイズ感です。

文字入力は従来通りのテンキーボタン。メールや電話帳機能をすぐにボタンから呼び出すことが出来る、シンプルな使いやすさがガラケーの魅力であり、2017年最新モデルのケータイながらこの特長をしっかりと引き継いでいます。

背面もめちゃくちゃにシンプルです。スピーカーとカメラがあるだけで、指紋認証や余計な機能はついていません。

一方で、赤外線センサーとmicro SDカードは使えるようになっていますので機種変更前のケータイが対応していれば電話帳をスムーズに移動させることが出来ます(電話帳移行方法は取扱説明書を読むか、ショップでサポートを受けて下さい)。

Simplyには防水・ワンセグ・おサイフケータイ機能もありません。ガラケーには電話とメール以外は基本的に要らない!という人向けです。防水機能やワンセグも使いたいのであれば「アクオスケータイ2」をオススメします。Simplyに多機能を求めてはいけません。

一方で、Simplyの強みは1,770mAhという大容量バッテリー&VoLTEに対応したことで、従来のガラケーよりも高音質で通話が出来るようになっています。

連続通話可能時間は最大600分(LTE時)、連続待機時間も約500時間(LTE時)と長いうえ、電池がなくなったらすぐに予備電池に取り替えて使うということも可能です。

Simplyの本体価格は約2.4万円に設定されていますが、PHSからの機種変更・新規・MNPなどの契約種別で本体代金は月額負担0円で契約が可能です。余計な通話定額オプション・データプランを契約する必要もなく、受話メインであれば無駄のない「ケータイプランSS」が選べます。

603SIの利用料金イメージ

内訳 月額料金
本体代金分割 972円×24ヶ月
(初月頭金+540円)
ケータイプランSS 1,008円
月額割引* -972円
月額維持費 1,008円~

*月額割引は契約の種別・選択するプランによって異なります。新規やPHSからの買い替えは972円引きとなり、スマホ/4G-Sプランからの機種変時は-432円です。この他ユニバーサル料金・追加オプション・無料対象外通話を行った場合は別途料金が生じます。

このように、料金プランも超シンプルなものが選べます。必要に応じてインターネットが使えるようになるオプション(ベーシックプラン+324円~)プラン(スマホプランS 月額1980円~)や、通話のかけ放題オプション(スーパーだれとでも定額 月額+1,080円)をつけることも可能です。

ケータイプランSSとは:1~21時までの間、ソフトバンク/ワイモバイルへは通話料金無料、それ以外の時間・他社ケータイへは30秒/20円です。その他のプランは公式サイト「ワイモバイル」の料金プラン一覧ページを参照下さい。

予備電池・カバーも無料(終了)

端末購入時にオプション項目でSimply用の交換用電池(SIBAG1)および、レッド・ホワイト・ダークブルーの電池カバー(背面カバー)を無料で追加することが出来ます(本キャンペーンは終了しました)。

それぞれ1個ずつ限定ながら、長くガラケーを使いたい人には嬉しいオプションです。オプションとして追加しないと1個しか電池が付いてこないそうなので、せっかく無料でもう一個貰えるのであれば追加しておくことをオススメします。

*2個以上予備電池を購入したい場合、購入後に追加したい場合は有料になるはずですので、必ず端末購入時のオプションで追加してください。

ワイモバイルのガラケー・Simplyは公式オンラインストアで新規・機種変更・MNP契約を受け付けています。詳しい申込方法は下記の公式解説を参照ください。

ワイモバイルストア  申し込みから利用開始までの流れはこちら

SBから基本料金0円のプリペイド携帯として発売

上記のワイモバイル向け Simplyと同一の携帯機能をもった、ソフトバンク向けプリペイド携帯 Simply 602SIが発売中です。


ソフトバンクのプリペイド携帯サービス(シンプルスタイル-ケータイ)では、初回購入時にプリペイドをチャージ(公式ウェブストアの場合、初期費用に本体価格・プリペイド4000円分が含まれる)しておけば、月々の基本料金は0円で携帯電話を使うことが可能となります。使いすぎが心配なユーザーはワイモバイルではなくソフトバンクから購入することも検討しましょう。

プリペイド携帯 SimplyはSIMロック解除をすることも可能で、SIMカードを入れ替えればドコモのスマートフォン用回線でも通話・ネットが出来ることを確認しました(関連記事:ドコモ回線でプリペイド携帯 Simply(602SI)を使う方法 シンプルガラケーで電話・メールが可能に)。

実際に管理人もSimplyを購入して使っていますが、利用できる機能はごくごく限られるものの、余計な利用をしなくなるために電池の持ちがとても良く、通話・メール利用に限定するのであればこれで十分です。

プリペイドモデルのSimplyはウェブから簡単に注文出来て、本体価格+4000円のチャージ込みで6,458円(税込)、送料無料・代引き手数料無料で自宅に届きます。

☆「ソフトバンク Simplyの購入はこちら

プリペイド携帯としての利用方法・使えるサービスについて詳しいSimplyのレビューは以下の記事を参照下さい。

ワイモバから超シンプルガラケー「Simply(603SI)」発売

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