ソフトバンクの20GBプラン新ブランド「LIINEMO」(ラインモ)で使える、動作確認済みのiPhone・スマートフォンの販売価格相場や性能、使える条件や機能を徹底解説します。
ラインモではサービス開始時点の2021年3月、公式にはスマートフォン・iPhoneのセット販売をしていません。ラインモを利用したい場合には今使っているスマートフォン・iPhoneが動作確認済みであるかどうか、あるいは動作確認済みの対応端末を自分で用意しなければなりません。
また、LINEMO で使うためには「SIMロック解除がされていること」が前提となっており、SIMフリー化も自分自身で行わなければなりませんので、SIMロック解除の方法についても解説します。
続きを読む ▶ ドコモ・au・ソフトバンクのSIMロック解除条件-中古/白ロムのSIMフリー化手順と料金
LINEMO対応機種一覧
2021年3月時点、LINEMOで公式に動作確認がされているiPhoneは以下のとおりです。
モデル名 | eSIM対応 | 価格 |
(5G)iPhone 12 mini | 対応 | 82,280円~ |
(5G)iPhone 12 Pro | 対応 | 117,480円~ |
(5G)iPhone 12 Pro Max | 対応 | 129,580円~ |
(5G)iPhone 12 | 対応 | 94,380円~ |
iPhone SE(第2世代) | 対応 | 49,280円~ |
iPhone 11 | 対応 | 71,280円~ |
iPhone 11 Pro | 対応 | 販売終了 |
iPhone 11 Pro Max | 対応 | 販売終了 |
iPhone XR | 対応 | 販売終了 |
iPhone XS | 対応 | 販売終了 |
iPhone XS Max | 対応 | 販売終了 |
iPhone X | 非対応 | 販売終了 |
iPhone 8 | 非対応 | 販売終了 |
iPhone 8 Plus | 非対応 | 販売終了 |
iPhone 7 | 非対応 | 販売終了 |
iPhone 7 Plus | 非対応 | 販売終了 |
iPhone SE(第1世代) | 非対応 | 販売終了 |
iPhone 6s | 非対応 | 販売終了 |
iPhone 6s Plus | 非対応 | 販売終了 |
*価格はアップルストアの通常販売価格。
新品に拘らないのならば、ゲオなどの中古ショップで購入したiPhoneでも利用可能です(SIMフリーモデル以外はSIMロック解除が必要です)。
2021年3月時点の価格だと、
・iPhone 12 mini 6.7万円~
・iPhone XS Max 5.7万円~
・iPhone 7 1.6万円~
・iPhone SE (初代) 1.2万円~
・iPhone 8 2.1万円~
・iPhone 6s 1万円~
などの在庫があります。
LINEMOで使うにはSIMロック解除が必要となりますので、キャリア版の中古品を買う場合は注意してください(残債支払いが残っている場合など、SIMロック解除が出来ない場合があります)。
LINEMO対応iPhoneの機能比較
LINEMOに対応するiPhoneシリーズ全19モデル(2021年3月時点)は、発売年として2015年モデルから使えることになっています。iPhoneなら6年も前のモデルを現役で使っている人もいらっしゃると思いますが、最新のiPhoneと古いiPhoneでは使える機能や性能が大きく進歩している部分もあります。
LINEMOの契約を機に新しくiPhoneを買おう、機種変更をしようと思っているのなら、事前に他社で機種変更してから乗り換えがオススメです。
通信速度で選ぶならiPhone 12シリーズ
最新の高速通信 「5G」を使いたいのなら、iPhone 12シリーズがLINEMOの5Gに対応しています。
LINEMOの5Gエリアはソフトバンク/ワイモバイルと同等であるため、2021年春時点ではまだ利用できる場所は限定的ながら、今後5Gエリアが急速に拡大してきた後のことも考えて、早めに5Gモデルを買って長く快適に使うという方針なら、iPhone 12/iPhone 12 mini/iPhone 12 Pro / iPhone 12 Pro Maxの4モデル(容量がそれぞれ3種ずつ、合計12モデルの組み合わせ)から選んでください。
逆に、iPhone 12発売以前のiPhoneはすべて4G通信止まりです。古いiPhoneでは5G対応のLINEMOを契約しても5G通信を利用できませんのでご注意ください。
eSIM対応で選ぶならiPhone XSシリーズ以降
LINEMOの特徴として従来の大手キャリアでは使えなかった「eSIM」での契約も可能となっています。
eSIMに対応し、かつLINEMO動作確認機種は2018年モデルのiPhone XS/XRシリーズ以降の全モデル(iPhone SE2(第二世代)も含む)です。
これまで一般的な契約でiPhoneを使う場合にはnano SIMサイズのカードを挿入して通話・データ通信が可能となっていましたが、eSIMに対応したLINEMO/楽天モバイル/ワイモバイル/IIJmio(ほか随時eSIMサービスは増える見込み)と、nanoSIMカードによるデュアルSIM運用が可能となります。
プライベートとビジネス用の電話番号を1台で切り替えて使ったり、万が一ソフトバンクのサービス障害が起こった場合に備えて他社回線を同時契約しておきたい場合など、便利な使い方をしたいのならeSIM対応の最新iPhoneが便利です。
iPhoneシリーズのカメラ性能の差
近年、新型スマートフォンが登場するたびに各メーカーは「カメラの進歩」をアピールするようになりました。これはApple iPhoneも同様で、カメラ性能を重視して選びたいのなら、なるべく新しいiPhoneを買う必要があります。
2020年最新・最高峰モデルのiPhone 12 Pro Maxは、旧モデルはもちろん他のiPhone 12シリーズとも異なるカメラ構成(センサーも異なる)になっており、iPhone 12 Pro Maxのカメラは歴代iPhone最強です。
モデル | 超広角 | 望遠 | 備考 |
iPhone 12 Pro Max | 対応 | 2.5倍対応 | ナイトモード対応 3D LiDAR対応 |
iPhone 12 Pro | 対応 | 2倍対応 | ナイトモード対応 3D LiDAR対応 |
iPhone 12/12 mini iPhone 11 |
対応 | 非対応 | ナイトモード対応 |
iPhone 11 Pro/Pro Max | 対応 | 2倍対応 | ナイトモード対応 |
iPhone SE(第2世代) iPhone 8/7/6s/6s Plus |
非対応 | 非対応 | ナイトモード無し |
iPhone XS/XS Max | 非対応 | 2倍対応 | ナイトモード無し |
iPhone XR | 非対応 | 非対応 | ナイトモード無し |
iPhone X iPhone 7 Plus/8 Plus |
非対応 | 2倍対応 | ナイトモード無し |
このように、新しい機種・上位モデルでは「超広角カメラ」と「望遠カメラ(ズーム)」の専用レンズがあるかどうか、ナイトモード(夜景が綺麗に撮れる機能)があるかどうか、そしてiPhone 12 Proシリーズだけの「3D LiDAR」(深度測定センサー)の有無があります。
特に夜景モードがあるiPhoneだと格段に暗い場所での写真のクオリティが上がります。
ナイトモードが使えるモデルはiPhone 11シリーズ・iPhone 12シリーズです(iPhone XS/iPhone SE(第二世代)は非対応)。夜景を綺麗に撮りたい・暗い室内などでもフラッシュ無しで撮りたい場合には、iPhone11か12シリーズがオススメです。
続きを読む →[比較レビュー]iPhone11カメラがiOS13.2アップデートで凄いことに「Deep Fusion」で暗闇写真で劇的画質向上
管理人のイチオシLINEMO利用機種は・・・
上記で比較した歴代iPhoneシリーズのうち、ラインモで使うことが出来る機種の中でもバランスが良いオススメ機種は「iPhone 11」です。
iPhone 11なら、
・eSIMに対応 デュアルSIM利用が出来る
・A13チップ搭載でゲームも十分サクサク動く
・標準+超広角のデュアルカメラ仕様/ナイトモードも対応
・1世代前のモデルであるため、価格相場も安め
このような特徴があります。5Gには対応しない/ズームレンズカメラはありませんが、それ以外の便利な機能に一通り対応しています。
ナイトモードは要らない/小型のiPhoneが良いというのならiPhone SE(第二世代)が良いでしょう。
iPhone SE2はiPhone 11シリーズと同じA13チップを搭載しているため、旧シリーズの4.7インチiPhoneより格段に処理性能が高くなっているほか、Touch ID(指紋認証・ホームボタン)もあります。iPhone SE2もeSIMに対応していますので、LINEMO+他社番号で使いたい場合にも便利です。
最も古いiPhone 6sの中古品なら1万円以下~最新のiPhone 12 Proシリーズだと10万円以上と価格にも幅があるため、予算と目的に合わせてLINEMOで使えるスマホを探してみてください。