かつて「Pixelは素のAndroidに近く、価格も割安」として定評があったのに、最新モデルになるにつれてどんどん価格が高くなってきたGoogle謹製スマホ”Pixel”が、本当に高くなったのか・高すぎるのか検証してみましょう。
2024年8月22日に発売開始となった最新モデル 「Google Pixel 9」シリーズは、Googleストアの公式価格最安モデルでも128,900円になりました。これはアップルのiPhone 15より(定価124,800円~)高く、ハイエンドでもないPixel 9のお値段にしては強気過ぎる設定のようにも感じます。
Pixel/iPhoneの値上げ推移
GoogleのPixelスマートフォンでは発売記念キャンペーンによるポイント付与や異常なレベルの下取り優遇もあるため、一”本体定価”のみの価格比較にあまり意味はありませんが、歴代モデルからの価格推移をまずは見てみましょう。
発売年/定価 | Google Pixelシリーズ | Apple iPhoneシリーズ |
2024年モデル | Pixel 9 128GB 128,900円 |
iPhone 16 ??? |
2023年モデル | Pixel 8 128GB 112,900円 |
iPhone 15 128GB 124,800円 |
2022年モデル | Pixel 7 128GB 82,500円 |
iPhone 14 128GB 119,800円 |
2021年モデル | Pixel 6 128GB 74,800円 |
iPhone 13 128GB 98,800円 |
2020年モデル | Pixel 5 128GB 74,800円 |
iPhone 12 64GB 94,380円 |
2019年モデル | Pixel 4 64GB 89,980円 |
iPhone 11 64GB 80,784円 |
*それぞれ発売時、公式ストアでの定価。最新価格・携帯ショップ取り扱いモデルとは価格が異なる場合があります。
上記の通り、5年前のPixel 4 64GBモデルと比べた場合、Pixel 9 128GBは4割以上・約3.9万円高くなりました。4年前のPixel 5 128GB比だと7割も高くなってしまいました。
一方で、Apple iPhoneシリーズの場合でも、iPhone 11 64GB→ iPhone 15 128GBの比較で5割以上値上げ・4万円以上の値上げ幅になっており、比較する年次第でGoogle PixelよりもiPhoneのほうが急速に値上げが進んでいるとも言えます。
*Pixel 4は当時ハイエンドクラスのCPUを積んでおり、Pixel 5からはミドルハイレンジ、Pixel 6からはTensorシリーズのCPUに変更するなど、そもそものスペックが変わったという事情もあります。
いずれにせよ、Google Pixel 9の定価が高いことには変わりありません。ただ、Pixelスマートフォンは型落ちするとすぐに値下げされる傾向にあり、新型に拘らなければPixelはお買い得な安いスマホであることもまた変わりません。
半額以下に値下げ Pixel 8が狙い目
Googleストアではまだ11万円~に設定されている型落ちモデル Google Pixel 8は、ワイモバイルやUQモバイルで値下げされています。
ワイモバイルの場合は、割引前価格の定価が59,472円~にまで値下げされています(ただし2024年8月時点で在庫がない場合も)。
☆「ワイモバイル公式サイトで最新料金・割引キャンペーンをみる」/最新情報は必ず公式HPで確認してください
UQモバイルでもMNPならそれなりに安く買えます。
ワイモバイルとUQモバイルに在庫がない場合、白ロムショップで買える場合もあります。定価よりは安く買えるはずです。