”セキュリティ強化”を理由に、どんどん使い勝手が悪くなる・対象サービスを使えないユーザーは切り捨てられていきますので、早めに対応準備をしましょう。
NTTドコモは2026年1月28日より、従来は利用できた一部の本人確認書類での契約申し込みを受付不可・対応のスマートフォン以外からの契約手続きが出来ないように仕様変更を行います。
新方式に対応できないと、契約のたびに店頭で事務手数料が請求されるようになりますので、必ず確認しましょう。

*以下、変更適用日・変更内容は2026年1月9日発表時点の情報に基づいています。今後さらに変更される可能性もあるため、必ず各自で公式サイトの表記も確認してください。
ドコモ契約本人確認変更の概要
2026年1月28日(水)以降、ドコモオンラインショップにおける本人確認方法が、よりセキュリティ強度の高い以下の2種類のみに限定されます 。
・JPKI(公的個人認証サービス)
・eKYC(ICチップ読み取り)
これに伴い、従来の「本人確認書類の画像をアップロードする」といった方法は利用できなくなるため、注意が必要です。

従来の申し込みでは、「運転免許証の表と裏の写真を撮って、その画像データをアップロード」という方法を使っていた人が多いはず。しかし、これが今後できなくなります。
変更後に利用できる2つの方法について、それぞれどのような手続きが必要か解説します。
① JPKI(公的個人認証サービス):マイナンバーカードのICチップに格納されている「電子証明書」を利用して、オンラインで本人確認を行う方法です。この方法はドコモオンラインショップでは2025年12月に導入されたばかりなので、使ったことがない人も多いでしょう。
JPKIを利用するには、以下の準備が必要です。
・マイナンバーカード(有効な署名用電子証明書が搭載されたもの)
・マイナンバーカード読み取りに対応したスマートフォン
・署名用電子証明書のパスワード(英数字6〜16桁)
マイナンバーカードをスマートフォンのNFCマークにかざし、パスワードを入力することで、瞬時に本人確認が完了します。書類の撮影などが不要なため、最もスムーズな手続き方法となります 。ただし、当然ながらJPKIに対応したスマホをすでに持っている人しか使えません。
JPKIは2026年1月12日時点で、非常に多くのiPhone/Androidスマートフォンが対応していますが、極端に古いスマホ・ガラケー・海外スマホなどは非対応な場合もあります。
JPKIに対応しているかどうかは、「https://www.jpki.go.jp/faq/nfc.html」のサイトに載っているリストでチェックできます。
② eKYC(ICチップ読み取り):運転免許証などの本人確認書類に埋め込まれている「ICチップ」をスマートフォンで読み取り、さらに自身の顔(容貌)を撮影して照合を行う方法です。対象となる書類は以下の通りです。
・運転免許証(ICチップ付き)
・マイナンバーカード
・在留カード(ICチップ付き)
この方法では、書類の「厚み」や「顔写真」を撮影するだけでなく、ICチップ内の情報を読み取るための暗証番号(運転免許証の場合は交付時に設定した2組の4桁の数字)が必要となる場合があります。
※ICチップの読み取りができない(暗証番号が不明、ICチップが破損している等)場合は、この方法での申し込みはできません 。その場合はカードの再発行等が必要になるため、提供機関に確認が必要です。
本人確認手続き変更による影響と注意点
今回の変更は、かつてドコモオンラインショップで相次いだ不正契約防止やセキュリティ強化を目的としたものですが、利用者にとっては以下の点で事前の準備が必須となります。
「画像アップロード」の終了:これまでは、健康保険証やICチップのない旧型の本人確認書類をカメラで撮影して提出することができましたが、1月28日以降はこれらの書類単体でのオンライン手続きができなくなる可能性があります。必ず上述の「ICチップ付き」の書類を用意する必要か、店頭で事務手数料(4950円)~を払って申し込むしかなくなります。
NFC対応スマートフォンの用意:新方式の本人確認にはどちらも「ICチップを読み取る」操作が必要なため、NFC(近距離無線通信)読み取り機能に対応したスマートフォンが必要です(ドコモが販売する機種以外でも使えます)。PCから申し込みを行う場合でも、本人確認のステップではスマートフォンが必要になるケースがあるため、手元に準備しておきましょう。
ドコモ専用アプリの用意:本人確認の機能を使うには、ドコモが配布している「My docomo」のアプリが必要になります。アプリが動作しないほど古いOSバージョンのiPhone/スマホからは手続きが出来ない可能性もあります。
つまり、「スマホを持っておらず、パソコンでオンラインで申し込んで初めてのスマホを手にれる」ということは事実上不可能になるはずです(カードリーダーやアプリを動かせるPCがあれば出来るかもしれませんけれど)。
暗証番号の確認:マイナンバーカードの署名用パスワードや、運転免許証の暗証番号は、普段あまり使わないため忘れている方も多いかもしれません。申し込みの直前になって慌てないよう、事前に確認しておくことを強くおすすめします。
ドコモオンラインショップの本人確認変更適用開始日
2026年1月28日(水)から:ドコモオンラインショップでの契約を検討されている方は、ご自身の本人確認書類が新しい方式に対応しているか(ICチップがついているか、暗証番号がわかるか)を、申し込み前に必ずご確認ください。なお、それぞれの新方式自体はもう導入されているので、28日以前でも試すことは出来ます。
ドコモでは公式オンラインショップ限定で事務手数料の無料を継続しており、新方法が使えないユーザーは、店頭だと値上げされた事務手数料を支払わなければならなくなります。
新方式に慣れていない人は最初は戸惑うかもしれませんが、JPKIもeKYCも、ドコモの契約以外に今後いろんな本人確認手続きで必要になる場面が生じるでしょう。節約のため・安全のためにも、この機会に使い方を確実に習得しておきましょう。
