2026年2月時点で大幅な値下げによって市場相場より安くなっていた、ドコモが公式に販売する認定中古品「docomo Certified iPhone」を実際に買ってみました。”中古品だとちゃんと使える不安”・”傷や電池劣化がどのくらいの品質なのか買う前に知りたい”という人向けに、実機の写真・中古購入で選ぶポイント・覚悟しておくべき注意点を解説します。

2026年2月時点で、携帯会社各社は「最新モデルでなくても良いから安いiPhoneが欲しい」という強い需要に対して、中古のiPhoneを公式オンラインサイトで行っています。扱っている中古iPhoneの種類や価格は各社で異なる(各社中古iPhoneラインナップ一覧はこちら)ものの、通常新品のiPhoneより圧倒的に安く、公式であるため安心の品質・保証があり人気は高いです。

携帯会社の認定中古の品質基準は、それぞれの会社によって多少異なりますが、
・電池残量80%以上
・クリーニング済み/データ消去済み
・初期保証(不良時に交換や返金対応)
などとなっています。
一方で、ユーザーが実際に期待する「中古の品質」としては“見た目が綺麗で、電池もそれなりによく保つ”ことでしょう。でも、ここがけっこう難問で・・・
中古在庫は携帯会社が扱うものであっても、傷の状態や電池残量の劣化状態は「規定の範囲内」でマチマチです。ドコモと楽天モバイルには複数のランク(A+/A/Bなど)によりある程度までクオリティを絞った在庫を選ぶことは出来ますが、個別の在庫を事前に見て、選んで買うことは出来ません。

初期保証による交換も、傷・バッテリーが原因の場合は対象外です(もちろん規定外の激しい画面割れや起動不良レベルなら交換できます)。
傷が少しでもあるのはイヤ・電池持ちが悪くなっていると困るというのなら新品の通常品購入をおすすめしますが、「このくらいなら許容できる」という判断をしたい人は、下記の中古品実機の評価を参考にしてみてください。
ドコモのAランク中古実物評価
2026年2月3日から大幅値下げされて大人気となっていた、ドコモの認定中古iPhone「iPhone 13 Pro Max」を買ってみました。ドコモの中古ランクは3段階「A+」「A」「B」があり、今回買えたのはAランクです。

ドコモの中古iPhoneは、上記のように専用の箱に入って届きます。Appleオリジナルの箱は付いてきません。

中古iPhoneの付属品・同梱品は「本体+SIM取り出し用ピン」のみです。充電器・ケーブルやイヤホンは全モデルで付きませんので、必要に応じて別途購入が必要です。
中古ランクのドコモ基準は、
ランクA+: 目立つ傷や汚れがなく、非常にきれいな状態のもの
ランクA: 目立つ傷や汚れが少なく、きれいな状態のもの
ランクB :傷や汚れがあり使用感があるが、基本性能には問題ないもの
とされています。今回買ったのは「Aランク」なので、傷がないわけではありませんでした。
まずディスプレイ面は、小キズ・スレも全くない美品でした。

光に反射させてチェックしても、小さな傷ひとつも見当たらないほどの極上状態です。

しかし、本体フレームには一箇所3mmほどの凹みがありました。iPhone 13 Pro Maxのフレームはステンレス素材なので、素手で触るとザラリと感じるレベルです。傷はこの1個だけでしたが、手でiPhoneを持つ時によく触れる位置のため、かなり不快です。
ケースに入れて使う場合には本体の傷は見えませんので、利用上は全く問題ない品質という評価です。傷があるとイヤ・ケースに入れずにそのまま使いたいなら、AではなくA+(あるいは中古は諦めて新品)を選ぶことを推奨します。
続いて、バッテリー残量について。これが一番当たり外れが大きい要素です。

今回購入したiPhone 13 Pro Maxは発売から4年が経過していることもあり、最大容量は84%まで下落していました。規定の”80%以上”はクリアしているものの、結構劣化が進んでいる個体でした。
ただ、iPhone 13 Pro Maxは元の電池容量が大きいので、2割くらい減っていても、無印モデルやmini/SEシリーズよりも長く使えます。これが今回Pro Maxモデルの中古を選んだ理由でもあります。
iPhone 13 Pro Maxのオフラインビデオ再生時間は、もともと約28時間です。ここから80%=22.4時間になっているとして、iPhone 15 Proの新品「23時間」やiPhone 16の新品「22時間」と同等クラスの電池持ちなら期待できます。
バッテリーの最大容量がもっと高い状態の中古品が届く事例もありますので、ここはもう運です。あるいは、電池交換を前提にしても安いかどうかで購入判断をしましょう。

iPhone 13 Pro Maxの場合、アップルストアで純正バッテリーに交換すると14,500円が見積もり金額です。2026年2月時点のドコモ値下げ価格で、iPhone 13 Pro Max (今回買ったのは512GB)が一律66,000円であったため、純正電池交換料金込みで「80,500円」とした場合でも、市場相場より安い水準(美品かつ電池新品なら9~10万円が妥当)です。
純正バッテリーに拘らないなら街のiPhone修理店などに依頼すればもっと安く交換することも出来なくはありませんが、ドコモの中古保証対象外になるため注意が必要です。
続いて、カメラの不良について。

キャリアの認定中古品は「基本機能が通常動作する」ことは確認されています。しかし、iPhoneの中古品に多い不良「カメラにシミが写る」問題が筆者が購入した個体にも発生していました。
iPhone 13 Pro Maxには3つのカメラがあり、メインカメラ・超広角カメラは問題なく動作しましたが、望遠レンズに切り替えるとうっすら黒い点が映りました。

背景が白い・明るい場所での撮影時以外では目立たないものの、カメラシミはセンサーに不具合が出ているため、パーツ交換をしないかぎり治ることはまずありません(レンズにゴミが付いているのではなく、内部のセンサーに問題がある場合)。今回は望遠レンズで、倍率3~6倍程度までにしか映らないシミ(それ以上の倍率だとフレームから外れる)なので、そこまで利用に影響するものではありませんが、これがメインカメラ・よく使う倍率で発生していると厄介です。
カメラシミの不良は中古品に多いトラブルです。簡単にカメラ機能をチェックしただけだと見逃されがち(”カメラ機能”自体に不良があるとは判断されにくいため、交換も困難)なため、カメラ機能を最重視して買いたい場合は中古iPhoneは避けたほうが無難です(カメラユニットの修理交換は高額になることが多いため)。
以上、ドコモのAランク中古品の品質実機チェックでした。同じランクでも個体により状態は異なり、他のランクでも評価・品質は変わりますので、よく公式サイトの説明を確認して買うかどうか検討してください。
結論:細かいことを気にする人は買うべきではない/でも激安なのは魅力

上述の通り、今回ゲットしたドコモの認定中古iPhone 13 Pro Maxは、「画面は綺麗で良かった/電池劣化が結構進んでいた/カメラのシミは残念」という感じで、”Aランク”の範疇ではあったとしても、あまり状態の良い個体とは言えない結果に。実際の利用にはあまり影響のない範囲ながら「完全な美品」を期待してAを選ぶと、ちょっとがっかりする可能性もあるでしょう(傷無しがほしいならA+を選ぶべき)。
一方で、今回ドコモのiPhone 13 Pro Maxは128GBでも1TBでも、全容量が66000円均一(機種変更でも買える)のが魅力でした。

iPhone 13 Pro Maxの512GBや1TBが6.6万円となると、ふつうはジャンククラスでもない限りこんなに安く買えることはありません。128GBや256GBで今回の品質だと微妙ですが、512GB(も同額)だから許せる、という印象です。
また、ドコモの公式認定iPhoneは、ケータイ補償サービスに加入することも可能というメリットがあります。

初期保証期間を超えて、長く安心して使いたい場合には、Certified iPhoneは一律で月額550円にてケータイ補償に入れます。価値・価格が低いiPhoneだけでなく、Pro/Max・大容量モデルも同額なので、比較的新しい・高性能モデルを買って使いたいならケータイ補償は有利です。
認定中古品のiPhoneに対する保証は販売会社ごとに異なりますので、初期保証のみ/追加補償の加入判断は、「長く使いたいか」・「価値が高いモデルを選ぶかどうか」を基準に検討しましょう。
☆「ドコモ公式サイト - Certified iPhone」
☆「ahamo(アハモ)公式サイトでCertified iPhoneをみる」
☆「
ワイモバイルオンライン限定 認定リユースiPhone」
☆「 楽天モバイル 認定中古iPhone」
☆「
UQ mobile公式サイト- Certified iPhone」
☆「
ソフトバンク公式サイト Certified iPhone」
