2025年モデルのiPhone 17 (6.3インチモデル)に使える保護フィルム・ケースについて、歴代のiPhoneやほぼ同じデザイン・同じディスプレイサイズであったiPhone 16 Pro用のアクセサリーが使えるかどうか解説します(後日実機検証も行う予定です)。

2025年9月10日に発表・19日に発売される新モデル「iPhone17」シリーズおよび「iPhone Air」は、久しぶりに大きめのデザインとラインナップの変更がありました。

2025年モデルでは14~16シリーズまでにあった大画面”Plus”がなくなり、新たに「Air」が増えました。

それだけではなく、2025年モデルのiPhone 17は、歴代の無印シリーズにてiPhone XRや11から続いてきた”6.1インチ”から”6.3インチディスプレイ”に変更されたように、2025年新型モデルでは外観に影響する多数の違いがあります。

・iPhone 17の画面が6.3インチへ変更
・iPhone 17 Proシリーズの背面カメラデザインが大幅変更
・iPhone Airが新発売
・Proモデルのボディ素材がチタンからアルミに変更

これらの変更により、特に保護ケースに関してiPhone 17以前のシリーズと互換性(使いまわし)は完全になくなり、基本的に2025年モデルに対して保護ケースはそれぞれに専用のアイテムが必要となりました(デザインに依存しないフリーケース系を除く)。

2025年モデルのラインナップではディスプレイサイズが”6.3インチ”(無印とPro)・”6.5インチ(Air)”・”6.9インチ”(Pro Max)の3種類になり、従来の”6.1インチ・6.7インチ”などのシリーズとは当然ながらアクセサリーの大きさが違っています。

iPhone17シリーズ用にケースやディスプレイを保護するフィルムを購入する際には、対応商品を間違えないように気をつけて注文をする必要があります。

iPhone 17シリーズ/16シリーズの大きさの違い

まずは2024年モデルと2025年モデルのiPhoneシリーズの、数字上の違いを見てみましょう。

モデル/仕様 2024年
iPhone16シリーズ
2025年
iPhone17シリーズ
無印
(6.1″→6.3)
縦 147.6mm
横 71.6 mm
厚さ 7.80 mm
縦 149.6mm
横 71.5 mm
厚さ 7.95 mm
Pro
(6.3″→6.3″)
縦 149.6mm
横 71.5 mm
厚さ 8.25 mm
縦 150.0mm
横 71.9 mm
厚さ 8.75 mm
Pro Max
(6.9″→6.9″)
縦 163mm
横 77.6 mm
厚さ 8.25 mm
縦 163.4mm
横 78.0 mm
厚さ 8.75 mm

上記の通り、ディスプレイサイズが変わったのはiPhone 16→17だけですが、本体のサイズは全モデルで変更がありました。このことからも、保護ケースはそれぞれの16用→17用で使い回すことは通常できません。

一方で、画面が大きくなったiPhone 17 (6.3インチ)は2024年モデルのiPhone 16 Proと同じ画面(縦横も同じ)になったため、iPhone 16 Pro用とされている保護フィルム・ガラスフィルムはiPhone 17にも使えます。この事実はアップルの公式サイトの互換性からも明らかです。

 

ディスプレイサイズが同じiPhone 16 Pro→iPhone 17 Pro、iPhone 16 Pro Max→iPhone 17 Pro Maxについては、本体の縦・横幅がそれぞれわずかに変更されているため、アップル公式サイトで販売されるフィルムでは互換性が無い=使い回しが出来ない可能性が示唆されています(ケースはカメラユニットの形が異なるので絶対にムリ)。

一方で、16P→17P/16PM→17PMの画面サイズの変更はわずかであるため、ディスプレイを覆うエリアが元から小さめ・余裕を持って作られている/インカメラ部分の位置に依存しない(穴が空いていない)フィルム製品の場合、2024年・2025年モデルのPro/Pro Maxモデルで互換性がある製品もあります。

 

 

(SB公式サイトのフィルムでは、iPhone17Pro/iPhone 16Pro/iPhone17すべてに使える製品あり)

よって、

・iPhone 17 → フィルムはiPhone 16 Pro用なら流用可/ケースは専用必須
・iPhone 17 Pro → フィルム・ケースともに専用推奨(フィルムによっては”6.3インチ用”が使える可能性あり)
・iPhone 17 Pro Max→ フィルム・ケースともに専用推奨(フィルムによっては”6.9インチ用”が使える可能性あり)

・iPhone Air → フィルムもケースも専用必須

と考えておきましょう。

☆「アマゾンでiPhone 17用のフィルムをみる

iPhone 15シリーズ以降はすべてUSB-Cタイプのケーブル/電源アダプタ(充電器)が必要です。iPhone 14以前のLightningケーブルしか持っていない人はケーブルと対応の高速充電器の購入も検討してください:[実機検証]結局iPhone15Pro充電速度は何ワット?急速充電が出来る充電器・ケーブル

110円で買えるiPhone16/17シリーズのフィルム

2025年9月時点、iPhone 17に使い回すことが出来る可能性が高いiPhone 16 Proシリーズのフィルムが110円でエレコム公式サイトのアウトレットコーナーで投げ売りされています。

前述の通り、iPhone 17シリーズには旧モデル用のケースは使えないアイテムがほとんど。しかし、フィルムだけなら安く買える可能性があります。発売当時は高価だったはずのガラスフィルムも値下げされている場合がありますので、割安なアクセサリーをゲットしましょう。

*iPhone 16以前のモデル用に発売された製品には、互換性としてiPhone 17シリーズの記載が含まれていないこともあります。iPhone17シリーズに使えるかどうかは各自でよく確かめてください。

iPhone 16 Pro/iPhone17に綺麗に貼れたガラスフィルム

ESR社の3枚セットガラスフィルム(購入時価格1299円)ESR Magsafe対応クリアケース iPhone 16 Pro用」は、フィルムとケースが干渉しないことも確認済みです。本製品はiPhone 17 (6.3インチ・無印)も対象製品に追記がされました。

iPhone 16 Proの発売日から1年間毎日使い続けて、ガラスフィルムが割れたり欠けたり、浮いたり・空気が入ることもなく、安定して使うことができましたので、iPhone 17に使いたい人にはオススメできます。

☆「アマゾン – ESR iPhone 16 Pro ガラスフィルム スクリーン保護フィルム3枚

iPhone17Proは”40W”以上の電源アダプタ対応

2025年モデルのiPhone 17Proシリーズの接続端子は15シリーズ以降と同じ「USB-C」ですが、今季モデルからアップル公式サイトの電源記載に「40Wアダプタまたはそれ以上」を使った場合の高速充電に対応というフレーズが登場しました。

(手前がLinghtning/奥がUBS-Cの端子形状)

これまでアップルの公式サイトでは”20Wアダプタ”およびそれ以上のアダプタを使った高速充電が基準となっていたため、アップルの公式準拠の速い充電を使いたいなら「40W以上」の高出力アダプタを用意しましょう。

☆「アマゾン – Apple純正 40Wダイナミック電源アダプタ(最大60W対応)」/iPhone 17 Pro/Pro Maxを20分で最大50%充電できるとしている製品

iPhone17にiPhone16・15/Proなど旧型向けケース・保護フィルムは使える?6.3インチ互換性