発売日から1年が経過し、価格改定によって一気に半額以下まで安くなったソフトバンク Xperia 10 VI (えくすぺりあ てん まーくしっくす)は、旧モデルの中古より安く買えるという異常事態になっています(2025年7月下旬時点において)。
スマホの買い替え時期が来ている旧モデルのXperiaを利用中のユーザー・新たに買い増しをしたいユーザーは、在庫がなくなる前にXperia 10 VIを手に入れるべきかどうか検討しましょう。
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Xperia 10VIが半額以下/旧型の価格相場が異常に
2025年7月、ソフトバンクはXperia 10 VIの本体販売価格を半額以下に値下げしました。これにより、前世代のXperia 10 V (mk5)の中古相場よりも10 VIの新品のほうが安くなるという珍しい価格崩壊が起きています。
2025年7月22日時点の販売例だと、
モデル/価格 | ソフトバンク公式価格 | 中古価格* |
Xperia 10 VI (最新型) | 旧価格 77,760円 → 通常価格 31,824円 (機種変更も同額) |
ゲオ/ Aランク 54,780円 イオシス/ Bランク 46,800円 |
Xperia 10 V (旧型) | 在庫なし | ゲオ/ Aランク 36,080円 Bランク 34,276円 じゃんぱら/ Aランク 37,980円 |
*中古価格は一例。個体によって価格が異なる場合があります。
上記の通り、ソフトバンクによる極端な値下げに中古相場が追いついていません。2023年モデルのXperia 10 Vの価格よりXperia 10 VIの新品価格が安いことから、今後しばらく時間が経過してもXperia 10 VIの新品価格が3.2万円以下になることは考えづらいため、今が買い時です。
Xperia 10 VIとXperia 10 V/VIの違い
2025年7月22日時点において、上述の通り現行モデルのXperia 10 VIのほうが10Vより安いため、これから買うなら10VI一択状態です。一方で、Xperia 10シリーズは長くモデルチェンジを繰り返している機種であるため、買い替えをするメリットがあるかどうか比較をしましょう。
項目 | Xperia 10 VI (2024) |
Xperia 10 V (2023) |
Xperia 10 IV (2022) |
画面 | 約6.1インチ 有機EL Full HD+ リフレッシュレート60Hz |
約6.1インチ 有機EL Full HD+ リフレッシュレート60Hz |
約6.1インチ 有機EL Full HD+ リフレッシュレート60Hz |
本体重量 | 164グラム | 159グラム | 161グラム |
サイズ | 約68mm×約155mm×約8.3mm | 約68mm×約155mm×約8.3mm | 約67mm×約155mm×約8.3mm |
電池容量 | 5000mAh | ||
CPU | Snapdragon 6 Gen1 | Snapdragon 695 | Snapdragon 695 |
RAM/ROM | 6GB/128GB | ||
カメラ構成 | メイン+超広角 (望遠なし) |
メイン+超広角+望遠 | メイン+超広角+望遠 |
メインカメラセンサー | 1/2.0型センサー | 1/2.0型センサー | 1/2.8型センサー |
スピーカー | フロントステレオ | フロントステレオ | モノラル |
防水防塵 | IPX5/IPX8,IP6X | ||
生体認証 | 指紋認証 |
Xperia 10シリーズは約6インチサイズの細長いデザインを継続しており、現行のXperia 10 VIと旧型であまり変わっていない部分もあります。
Xperia 10 VIの進化点・変更点としては、
・CPU変更で処理性能アップ(Antutuスコア50-60万点前後)
・フロントステレオスピーカーがアップグレード
・望遠レンズは廃止(メインカメラからのクロップ)
・4年間のセキュリティアップデート
などが挙げられます。逆に言うと上記以外の大幅な変更点はあまりなく、スタンダードなミドルレンジスマホとなっています。更に古いXperia 10 III以前の機種からの買い替えであれば、いろいろと変化を感じられるはずです。
Xperia 10 VIの処理性能は2025年時点の水準からみて高性能な部類には入りません。
Antutuスコア (ver 10.x) |
搭載CPU/目安 |
250万点前後 | Snapdragon 8 Elite /2025年時点の最高峰モデル |
200万点前後 |
Snapdragon 8 Gen3 /2024年のハイエンドクラス |
140万~160万点 |
Snapdragon 8 Gen 2 /2023年のハイエンドクラス |
100万~120万点 |
Snapdragon 8 Gen 1 /2022年のハイエンドクラス |
80~90万点 | Snapdragon 7 Gen 3 Google Tensor G2 Snapdragon 888 /2021年のハイエンドクラス |
70~80万点 |
Snapdragon 7 Gen 1 Google Tensor G1 Snapdragon 865 /2020年のハイエンドクラス |
[Xperia 10 VIはここ] 50~60万点 |
Snapdragon 6 Gen 1 Dimensity 7050 Snapdragon 778・ Snapdragon 855 /2019年のハイエンドクラス |
40~50万点 |
Snapdragon 765 5G・ Snapdragon 695 5Gの水準 Dimensity 7025 /2021-2023年のミドルクラス |
35~40万点 |
Snapdragon 690 5G /2021年のミドルクラス |
30~40万点 |
Snapdragon 480 /2022年のエントリーモデルクラス |
*数字は目安です。モデル・測定環境によって同じCPUを搭載していてもスコアが上下することがあります。
Xperia 10 VIのAntutuスコア(60万点弱)・CPU性能であっても、ある程度のゲームアプリはスムーズに動作することが期待できる一方で、処理がとても重い3Dゲームの場合にはカクツキ・処理落ちが発生する可能性があります。あらゆるゲームを快適に遊びたいという人にはやや処理性能不足を感じる可能性が高いため、Xperia 10シリーズではなくもっと高いシリーズへの買い替えが無難です。
”安くて性能が少し高いスマホ”として、今のおすすめはmotorola edge 50s proです。こちらも大幅値下げによって、価格相場が崩壊しています。