2017年11月21日より、auの下取りプログラムの査定ルールが大幅に変更され、従来画面割れでも同額だった査定額が減額されるようになりました。
画面が割れていても下取りが出来ないわけではないながら、11月20日までは画面が割れていても正常に動作すれば通常品と同じ満額の値引きが適用されており、利用者にとっては事実上の大幅値上げとなっています。
画面割れ査定の例(12月1日時点)
下取り機種 | 通常品の 最大割引額 |
画面割れ品 最大割引額 |
iPhone 7 Plus | 40,500円 | 11,880円 |
iPhone 7 | 35,640円 | 10,260円 |
iPhone 6s | 17,280円 | 5,400円 |
iPhone 6/6 Plus | 16,200円 | 4,860円 |
Xperia Z2~Z5 | 21,600円 | 6,480円 |
Galaxy S6 edge | 8,640円 | 2,700円 |
他社スマホ | 8,640円 | 2,700円 |
他社ケータイ | 5,400円 | 1,620円 |
iPhoneシリーズの下取り額は、ストレージ(容量)による差額はありません。同じモデルであれば32GBでも256GBでも同じ値引きとなります。機種変の場合もほぼ同様の画面割れ時の減額査定が設定されました。
画面割れ品の基準は?
公式サイト上には明確な「このくらいの状態が画面割れ・ここまでは通常品」という線引きは書かれていません。しかし、事前に画面割れ下取りに関する情報をリークさせていたショップの情報によれば、
・スマホディスプレイの表面に少しでも欠けがある
・ボディの筐体に欠け・欠損がある
・大きめの擦り傷(ディスプレイでも、背面でもNG)
・ディスプレイ表示の不具合(一部でもNG)
とされており、かなり厳しい判定をされる可能性があるそうです(下取りの判定は審査をする店員・買取センターのその時々の判断で変わることがある)。
画面割れ減額はアップグレードプログラムとの整合性調整か
画面割れの下取りに関してはドコモ・ソフトバンクでは初めから減額対象で運用されていますので、auも他社と条件を揃えたという形になります。auでは2017年より下取りではなく、将来機種変更時に端末をauに返却することを前提に契約する「アップグレードプログラム(EX/(a)各種)」があります。
アップグレードプログラムでも最終的にauに端末を渡すことになるという結果は下取りプログラムと同じです。iPhone用のアップグレードプログラムEX(a)では返却端末に画面割れがある場合、故障時利用料20,000円(不課税)という料金が発生するという規約になっています。11月20日までの下取り条件だとこの故障時利用料相当に対する減額が無いという不公平さがありましたので、ここを調整するために下取りプログラムも画面割れに対する減額措置を復活させたものと思われます(実際はどうだか知りませんけど)。
*各社の下取りプログラム査定額は随時変動します。最新の価格は必ず公式ページで確認してから下取りプログラムの申請を行って下さい。下取りの申し込みはオンラインショップから機種変更・MNP時にも利用できます。
auの下取りを使わず、売却する方法
今後、画面割れ状態のiPhoneをauに持ち込んでも大きな割引を受けることができなくなりましたので、画面を割ってしまった方はAppleや首里専門店で修理するか、下取りよりも高く買い取ってくれる専門店への売却をオススメします。
買取ショップ | リアルタイム査定 | ジャンク品可否 | 宅配買取送料 |
---|---|---|---|
ダイワンテレコム | ○ | × | 無料 |
ライズマーク | ○ | △ | 元払い |
ネットオフ | × | △ | 無料 |
バイヤーズ | ○ | ○ | 無料 |
携帯買取アローズ | × | △ | 無料 |
センチュリオンエンタープライズ | × | ○ | 無料 |
スマホ買取ネット | ○ | ○ | 無料 |
*ジャンクの状態では「水没・起動しないものもOK」なショップと、「動けば画面割れでもOK」というショップが混在しています。破損のレベルによって買取可否が変わりますので、詳しくは各買取店に問い合わせてみて下さい。