2020年10月23日に発売されたアップル iPhone 12, iPhone 12 Pro (モデルA2402, A2406)をワイモバイル回線で使う方法を解説します(→2021年時点、ワイモバイルの料金プランは4G/5Gが統一され、追加料金無しで5Gにも繋がるようになっています)。
Apple iPhone 12シリーズは「5G通信」に対応し、ソフトバンク・au・ドコモで5Gプランに変更して使うと次世代の高速通信が(現時点ではごく限られた場所でのみですが)体験出来るようになります。
一方で、国内携帯会社の5G料金プランは4G料金プランよりも高くなる傾向にあり、2020年9月末にサービスが始まった「楽天モバイル UN-LIMIT (V)」を除くと、家族4人で大容量の5Gプラン料金契約すると一人あたり年間40万円近くの出費(もちろん機種代は別)になります。
5G通信を使う場合は従来の通信方式に比べて短時間の利用でもあっという間に大量のギガを使ってしまう可能性があるため、使い放題(あるいはそれに準ずるレベルの大容量)プランでなければすぐに制限が掛かってしまうことを考えると低容量/段階プランでの契約は(パケットを節約を徹底できる)やや上級者向けになり、どうしても従来プランよりも高めの維持費になってしまいます。
ワイモバイルなら4Gプランのまま、月額1628円~
2020年10月時点において、ソフトバンクでiPhone12に機種変更すると5Gプランへの変更が案内されますが、ワイモバイルでは5G通信自体の提供をまだ行っていないため、4G料金プランのままiPhone 12を使うことが可能となっています(*2021年時点、料金プランはリニューアルされています)。
ワイモバイルのスマホ料金プランは、最も安いSプラン(増量時 4GB/月のデータ通信、1回10分以内の国内通話かけ放題コミ)は月額1,628円~と、他社5G料金プランよりも圧倒的に安く維持可能です。
*より詳しい料金プラン、個別の割引適用条件は公式シミュレーションを参照ください。
ワイモバイルのSIMカードでiPhone 12を利用しても「5G通信」の速度にはなりませんが、ワイモバイルの通信速度はいわゆる「格安SIM/格安スマホサービス」のようにお昼時の著しい速度低下も発生することはほとんど無く、HD動画なども十分快適に見られる水準を維持しています。
(当サイトでの朝・昼時のスピードテスト結果例)
ワイモバイルのSIMカードをiPhone 12, iPhone 12 Proに入れると、通話・データ通信・テザリングなどの機能も問題なく使えます(2020年10月23日時点、iOS14.1での状況)。
機能/モデル | iPhone 12 (A2402) |
iPhone 12 Pro (A2406) |
音声通話 | ○ 動作可能 |
○ 動作可能 |
SMS(ショートメッセージ) | ○ 動作可能 |
○ 動作可能 |
データ通信 | ○ 動作可能 |
○ 動作可能 |
テザリング | ○ 動作可能 |
○ 動作可能 |
5G通信 | ○ 動作可能 |
○ 動作可能 |
(nano SIMカード、iOS14.1時、4G通信での動作状況→2021年2月よりワイモバイルも5G通信似対応しました。上記はSIMカードのみでの契約時に発行される「n101」と書かれたカードの場合です。ワイモバイルが発行したSIMカードの種別によっては利用できないこともあります。)
5G通信を使いたいのであればau・ドコモ・ソフトバンクで専用プランの契約が必須となりますが、4Gの速度に不満が無い場合は、ワイモバイルでのSIMカードのみ契約+SIMフリーiPhone 12購入がおすすめです。
ワイモバイルでiPhone12を使う手順
ワイモバイルでは直接販売されていないiPhone 12を利用する場合、まず自分自身でiPhone12・iPhone 12 Proを買ってくる必要があります。
(2020年10月24日時点、動作確認がされているのは「SIMフリーモデルのiPhone12」です。他社モデルの場合SIMロック解除手続きが別途必要になる場合があります)
SIMフリーのiPhoneを手に入れたのち、ワイモバイルのSIMカードのみ契約を行います。
ワイモバイルでは機種購入は必須ではなく、SIMカード単品での契約が出来ます。
ウェブで申し込みをすると、およそ3~4日程度で手元にSIMカードが届きます。
実際にSIMカードのみ契約をした体験レポート:MNP予約番号すら不要で簡単手続き-ソフトバンクからワイモバイルへプラン変更(番号移行)する方法
そしてSIMカードが届き、iPhone12を入手したら、最後に専用のプロファイルをインストールする必要があります。
iPhoneに入っている「Safari」ブラウザから、下記ページにアクセスして「APN設定用の構成プロファイル」をダウンロード・設定します。
☆「https://www.ymobile.jp/service/others/simonly/iphone/」
(構成プロファイルのダウンロードにはWi-Fi環境など、インターネットが使える状態にある必要があります。ワイモバイルのSIM以外に通信環境がまったくない場合はダウンロード出来ませんので注意してください)
APNの設定が終わると、すぐにiPhone 12でワイモバイルの回線が使えるようになります(他社乗り換えの場合、SIMカード/番号のの切り替え手続きが必要です)。
・iPhone12はワイモバイルショップでは買えない
・SIMカードとAPNの設定が出来る知識、環境が必要
より詳しいiPhoneのワイモバイル設定方法・データ移行などの解説は公式のガイド・SIMカード契約時に同梱されるパンフレットも参照ください。
ワイモバイルのSIM契約でPayPayボーナスあり
ワイモバイルではiPhone・スマホセットで購入する場合に端末代金の値引きを設定しています。iPhone 12はワイモバイルでは直接購入できないため”iPhone12の値引き”を適用することは出来ませんが、SIMカードのみの契約時には専用の特典があります。
2020年10月時点のSIMカード契約特典は最大14,000円相当のPayPayボーナスがあります。最大のポイントを貰うためには申込日の調整(5のつく日と日曜日が有利)・事前の「どこでも貰える特典」へのエントリー・指定プランでの契約が必要となりますので、事前の準備をしっかり行って特典のもらい忘れをしないようにしてください。
☆「ワイモバイル-新どこでも貰える特典 クーポン発行ページ」
*新どこでももらえる特典:新規・のりかえ・番号移行・シンプルS/M/Lへの変更が対象。シンプルS/M/L内のプラン変更と機種変更(指定プランからのプラン変更を伴う場合は除く)は対象外です。クレジットカードでのお支払いは対象外。ただし、PayPayアプリを介したPayPayカード、ヤフーカードでのお支払いは対象。シンプルSは500円相当。シンプルM/Lは6,000円相当(2023年8月25日~/終了日未定)。後日PayPayポイントを付与。出金と譲渡はできません。PayPayポイントは出金と譲渡はできません。PayPay公式ストア/PayPayカード公式ストアでも利用可能。 特典には適用条件があります。最新情報は公式HPの記載を各自参照ください