ソフトバンクが提供する、月額料金無しで利用できる数少ないプリペイド携帯電話サービス「シンプルスタイル」向けに、防水防塵対応で頑丈な折りたたみ携帯「DIGNOケータイ」が追加されました。

携帯本体代金と初期チャージ4000円分を含み、10,800円にて購入できる新型のプリペイド携帯でどのようなサービスが使えるのか、シンプルスタイルの料金体系・プリペイド携帯の仕組みと共に解説します。

ソフトバンクのプリペイド携帯の仕組み

ソフトバンクのプリペイド携帯・プリペイドスマホサービスは「シンプルスタイル」という名前で提供されており、ソフトバンクの公式オンラインサイト等から注文することが出来ます。

2018年7月時点では、以下の3機種が販売中です。

・Simply(602SI)・・・ストレートタイプのシンプルガラケー(購入レビューはこちら
・DIGNOケータイ・・・折りたたみ式携帯(本記事で紹介している機種)
・Libero2・・・4G/LTE通信対応のスマートフォン機種

☆「ソフトバンク シンプルスタイル(プリペイド携帯)ラインナップを見る

DIGNOケータイの特徴

DIGNOケータイは京セラ製の折りたたみ携帯電話機種です。従来どおりのテンキーによる電話番号入力・文字入力が可能なスタイルになっており、使い慣れたガラケーと同じように操作が出来ます。

販売価格は本体代金と4,000円分のチャージを含んで10,800円と格安ですが、ガラケーとしては多機能であり、防水・防塵機能を備えるだけでなく、米国国防総省のたMIL-STD-810G規格において、耐衝撃性能などもクリアした壊れにくい・頑丈なケータイです。

さらにテンキーの領域はノートパソコンに搭載されているタッチパッドのように、画面の移動や拡大表示などを操作することが出来るという、ネットサイトを快適に見ることができる機能が搭載されています。

メッセージアプリとして有名な「LINE」が初めからインストールされていますので、スマートフォン・iPhoneを持っている家族・友人とメッセージの交換・スタンプの送受信・無料通話を楽しむことも可能です(ただし一部機能に制限があります)。

また、1500mAhの大容量バッテリーを搭載しており、連続待受時間は約530時間(4G待機時)とスマホ機種に比べて長くスタンバイ状態で維持する事ができます。

シンプルスタイル用のDIGNOケータイはSIMロック解除が可能であり、オンラインからなら無料でSIMフリー化手続きが可能です。

DIGNOケータイの料金プラン

シンプルスタイル用のDIGNOケータイは「プリペイド携帯」ですので、毎月の基本料金は0円で契約出来ます。通話やメール、インターネット機能を使う場合は、利用した分だけ事前に支払った「チャージ」の残高が減っていくというシステムになります。

プリペイドチャージ以外に料金が発生することはなく、携帯電話の使いすぎが心配なユーザーに人気です。(オプションやアプリ等の他社有料サービスを使った場合は別途請求が発生することもあります)。

ソフトバンクのプリペイド携帯サービスの利用料金は、以下のように定められています。

項目
基本使用料金
料金料金
メール定額料
TVコール
パケット通信
ユニバーサル料金

2018年7月13日時点。より詳しい料金プラン・サービス内容はソフトバンクのサイトにて確認してください。

DIGNOケータイを公式サイトで購入した場合には4,000円分のチャージが含まれていますが、利用開始時に契約事務手数料相当+ユニバーサル料金が差し引かれるため、実際に使える初期チャージ残高は750円強になっているはずです(残高の確認方法は「1400」へ電話→ガイダンスに従って「1」をプッシュすると確認できます)。

残高が少なくなった場合にはソフトバンクショップやコンビニでチャージすることが出来る他、オンライン(My SoftBank)ではクレジットカード支払いですぐに残高を増やすことも出来ます。

DIGNOケータイは一般的なスマートフォンと同じ「4G接続」に対応し、最大で112.5Mbpsの高速通信が可能です。プリペイド携帯として契約する場合には4Gケータイの専用プラン「シンプルスタイル(4Gケータイ)専用パケット定額サービス」に加入することで、ウェブ接続が使えるようになります。

シンプルスタイルのパケット通信プランの適用方法については以下のSimplyで行った設定解説を参照下さい。

☆「 [レビュー]電話を受けるだけなら年間3千円でOK 超シンプルプリペイド携帯 Simplyで出来る事・買い方解説

DIGNOケータイのプリペイド利用時注意点

DIGNOケータイはLINEアプリが初期状態でインストールされており、パケットプランを有効にしている間はメッセージアプリや無料通話使うことは可能ですが、本機種はWi-Fi接続機能が無いため、LINEを始めとするネット接続が必要なアプリを利用し続ける場合に注意が必要です。

先述の通り、DIGNOケータイでは1回30日・100MBまで使える300円の低価格プランがあります。100MBあればLINEによるメッセージ交換はかなりの回数が利用可能です。

LINEが消費するパケット通信量は利用方法によって異なりますが、音声通話の場合は4~5時間の利用が可能でしょう(通常30分の利用でおよそ10MBくらい消費しますが、通信状況によって消費量は変化します)。

ソフトバンクのプリペイドチャージの有効期間は追加日から60日(電話番号の有効期限はプリペイド残高有効期限切れの日から360日)とされていますので、LINEを使う場合は60日ごとに追加チャージをし続ける必要があります。

通常の通話・SMSの受信だけならばチャージ有効期限(60日)が過ぎたあとでも利用が可能なのですが、LINEアプリでは受信だけでもパケット通信が必要となりますので、チャージ有効期限・残高が0の状態では利用が不可となります。

LINEアプリを目的としてDIGNOケータイをプリペイド契約する場合には、チャージ残高の有効期間とプラン料金の仕組みをよく理解してから購入したほうが良いでしょう。

SIMフリー化すればドコモ回線あるいはソフトバンク回線を利用した格安SIMサービスでも利用が可能なはずですので、プリペイドチャージを使い切ったら格安SIM+DIGNOケータイでLINEを使ったほうが便利かもしれません。

☆「(SB回線対応)LINEモバイル契約はエントリーパッケージを使うおトク 事務手数料を無料にする2つの方法

LINEを必要としない・追加でチャージし続けても構わないという人にとっては防水防塵対応でワンセグも見られるケータイが新品で10,800円という格安で買えるチャンスですので、スマホでの使いすぎが気になる子供用や家族用にオススメです。

DIGNOケータイを始めとするプリペイド携帯は、ソフトバンクのオンラインショップで購入しても送料・代引き手数料等もすべて無料になっていますので、購入・契約に掛かる時間を節約したい人にはウェブ注文を推奨します。

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