1インチセンサーカメラスマホ AQUOS R6とAQUOR R5Gの違い・スペック比較評価レビュー-価格や発売日情報

ソフトバンクとドコモから発売される2021年夏モデルスマートフォン シャープ AQUOS R6 (docomo 型番 SH-51B)と、旧型モデル AQUOS R5Gの違い・進化点や機能・性能のスペック比較、価格や発売日などの情報比較・実機レビュー評価を行っていきます（2021年6月、発売日・価格情報を更新しました）。

シャープの新しいスマホ AQUOS R6(アクオス アールシックス)は、一言で表せば「歴代最強のカメラを搭載したAQUOSスマホ」です。今回のシャープはカメラブランドとして有名なLeica（ライカ）と協業することによって、従来のシャープスマホとは比べ物にならない大きなセンサーと高品質なレンズを大きく1つだけ採用することで、「見たままの世界を写す」としています。

最近のスマートフォンでは「トリプルカメラ」（レンズ3個）「クアッドカメラ」（レンズ4個）、あるいはもっとたくさんの専用カメラレンズを搭載することでシーンに合わせたモード（例えば超広角～望遠など）を選択して最適な写真を撮る技術が発展してきました。

（AQUOS R5G SH-51A実機）

旧モデルのAQUOS R5Gも同様にカメラレンズを増やし、トリプルカメラを採用していたもののAQUOS R5Gでは他社の最高峰レベルのカメラ性能と評価されるスマホに比べるとまだ性能が追いついていなかったという評価です。

しかし、新型モデル AQUOS R6は100年続くライカの開発・設計力を手に入れることで、一気にスマホ業界トップクオリティの写真が撮れるスマホに進化しています。

もちろんカメラ以外の部分もAQUOS R6は旧型モデルから大幅進化・変更されている部分があるため、ワクワクする最新ハイエンドモデルの魅力をチェックしていきましょう。

AQUOS R6とAQUOS R5の違い・スペック

 

スペック・仕様	2021年モデル AQUOS R6	2020年モデル AQUOS R5G
ディスプレイ	6.6インチ WUXGA+ （2730×1260） Pro IGZO OLED	6.5インチ Quad HD+ Pro IGZO TFT
リフレッシュレート	1~240Hz*	1～120Hz
サイズ	162 × 74 × 9.5 mm	162 × 75 × 8.9 mm
重さ	207グラム	189グラム
電池容量	5000mAh	3730mAh
電池持ち時間(5G)	非公開	約100時間
CPU	Snapdragon 888	Snapdragon 865
RAM	12GB	12GB
ROM	128GB	256GB
5G通信	受信最大4.2Gbps	受信最大3.4Gbps
おサイフケータイ	対応	対応
ワンセグ／フルセグ	非対応	対応
ワイヤレス充電	非対応	非対応
外部ストレージ	micro SD（最大1TB）対応	micro SD（最大1TB）対応
カメラ	19mm 広角 2020万画素 ToFセンサー	標準 1220万画素 超広角4800万画素 望遠 1220万画素 ToFセンサー
センサーサイズ	1/1″センサー(メイン)	標準 1/2.55″ 超広角 1/2.0″ 望遠 1/3.4″
防水防塵	対応	対応
生体認証	指紋・顔	指紋・顔
価格	docomo:115,632円 SB:133,920円	docomo（発売時）:111,672円 SB（発売時）:129,600円 au(発売時):106,870円 楽天:128,800円

*ディスプレイのリフレッシュレートはアプリのゲーミング登録時のみ、120Hzの表示更新間に黒画面を挿入することで240Hzとしています。

2021年モデル AQUOS R6はシャープスマホシリーズのハイエンド機種です。2021年夏モデルの多くが採用するSnapdragon 888を搭載することで、ゲーミングスマホ並の処理性能を実現します。Antutuベンチマークスコアで言えば70万点程度にまで処理性能はアップしています（アプリver8系統での目安。AQUOS R5は当サイト測定時57万点。AQUOS R5Gのゲーミング性能レビューはこちら）。

ディスプレイサイズこそ「6.5インチ→6.6インチ」へのわずかな変化ですが、ディスプレイパネルの仕様は大きく変わりました。

AQUOS R5GはTFT液晶パネルであったのに対して、新型 AQUOS R6はエッジカーブのある有機ELパネルを採用しました。AQUOS zero2にも採用されていた疑似240Hz(表示間に黒画面を挿入することで滑らかさをアップ)のリフレッシュレートに対応しています（通常表示は120Hzまで）。

10億色の色彩階調と20,000,000：1の高コントラスト表示、業界最高の2000nitの輝度を誇るなど、シャープのディスプレイメーカーとしての強みも存分に反映されています。

インカメラ部分は水滴型（ティアドロップ）からパンチホール型に変更、さらに画面下に埋め込まれた指紋センサー（3D超音波指紋センサー「Qualcomm ® 3D Sonic Max」と搭載）が大きくなっており、2本指での指紋認証にも対応します。

さらに旧モデルでやや小さかった電池容量が大幅アップし、シリーズ最大の5000mAhを搭載しています。ただし、代わりに本体重量が少し重く、1割ほど増えました。

カメラのレンズ個数は3個→1個に減りましたが、AQUOS R6のカメラセンサー面積はなんと約5倍に大きくなりました。

この1インチセンサーは2021年5月時点でスマートフォン搭載サイズとしては最大級です（スマホのカメラセンサーサイズ一覧はこちら）。センサーが大きくなることで暗い場所でもたくさんの光を集め、高感度でノイズが少ない写真を撮ることが可能となります。

センサー・レンズ・画質調整などをLeicaと共同開発しているため、これまでのAQUOSスマホのカメラから格段に画質がアップしています。

一方で、スペックが抑えられている部分もあります。

旧モデルAQUOS R5Gのストレージ容量（ROM）は256GBありましたが、AQUOS R6は半分の128GBに減りました。外部ストレージ（micro SDカード）には対応しているため、たくさんの写真やムービーデータを保存したい場合はSDカードへの保存やクラウドサービスを利用することも出来ます。

また、AQUOS  R6はワンセグ／フルセグによるテレビ機能もなくなっています。

なお、AQUOS R6はミリ波に非対応です（docomo, SBモデル）。

旧モデルAQUOS R5Gはau、楽天からも発売されているものの、2021年5月17日発表時点でAQUOS R6はドコモとソフトバンクの2社から発売が予定されています（ドコモ・ソフトバンクの発売日は2021年6月25日で決定しました）。

AQUOS R6の発売日情報

AQUOS R6の国内発売日は2021年6月中旬以降が予定されています。

予約受付は2021年5月18日10時より、ドコモの公式ウェブサイトで開始されます。

☆「ドコモ公式 AQUOS R6(SH-51B)の価格・スペック」

ソフトバンクでは2021年6月18日より予約受付開始、2021年6月25日発売となります。

AQUOS R6の価格情報

2021年5月17日のAQUOS R6発表時点において、NTTドコモ・ソフトバンクは機種代金を発表していません。決定次第情報を追加します。

なお、AQUOS R6の予想販売価格は旧モデル AQUOS R5Gと同程度の10万円～12万円前後が予想されます（AQUOS R5Gの最安はauの106,870円、最高値はSBの129,600円）。

価格は2021年6月中旬以降までに各社から発表されます（→確定情報が出ました）。最新のAQUOS R6の仕様・価格・値引きキャンペーン等については公式サイトの表示をご確認ください。

ドコモ SH-51Bの価格

2021年5月31日、ドコモがAQUOS R6 SH-51Bの価格を発表しました。

docomoモデル SH-51Bは、スマホお返しプログラム利用時、月々3,212円に提供します（36回払い）。

ソフトバンク AQUOS R6の価格

ソフトバンクの公式オンラインショップ価格は133,920円となりました。

ソフトバンクの場合、公式サイトで他社からの乗り換えをすると値引きが適用される「ウェブ割」があります。6月17日時点では対象機種に入っていませんが、おそらく発売日以降に対象に追加される見込みであるため、乗り換えでAQUOS R6を買うとドコモで機種変更するよりお得になります。