2021年モデル最新格安スマートフォン Redmi Note 10 Proと発売当時ミドル-ハイスペック機種として国内にも投入されたMi Note 10(Mi Note 10 Pro/グローバル名称は Mi CC9 Pro)を比較していきます。
Redmi Note 10 Proは2021年4月発売のエントリークラスの新モデル、一方のMi Note 10は「Mi」シリーズに属する性能が高めのスマホとして2019年-2020年に発売されています。
Mi Note 10は2021年時点からみると発売から1年以上が経過した古い機種ではありますが、”最新の低価格機種”と”型落ちのハイスペック機種”の価格差・性能差は縮まってきています。
Xiaomiのスマートフォンはどの機種も「高コスパスマホ」として評価されるモデルばかりです。しかしながら販売価格やスペックの評価は時を経ると大きく変わってきます。
元から安い最新モデルと、かつては高かったけれど安く買えるようになった型落ちモデル、どちらを買うべきか迷った場合の参考用に、最新の基準で機能・性能比較を改めて行っていきます。
2021年vs.2019年型 Redmi Note 10 Pro/Mi Note 10の違い
価格の比較 | 通常販売価格* |
Redmi Note 10 Pro | 34,800円 |
Mi Note 10 | 57,024円 |
Mi Note 10 Pro |
69,984円 |
*メーカー販売サイトの発売日時点の定価。Redmi Note 10 Proのセール情報は本ページ下部で紹介します。
2020年モデルのRedmi Note 9Sと2019年モデルのMi Note 10シリーズでは、発売時点の定価で比較するとMi Note 10 Proの半額でRedmi Note 10 Proが買えてしまうほどの価格差があります。スタンダードモデルのMi Note 10でもRedmi Note 10 Proより2万円も高く国内では売られていました。
ただし、Mi Note10/Mi Note 10 Proは発売から1年以上が経過しており、2021年4月時点ではほぼ販売は終了となっているものの、当時より1万円程度値下げして販売するショップもあります。
中古在庫の相場はもっと下がっており、Mi Note 10 Proも5万円程度で買えます。
処理性能の比較 | CPU/RAM/ROM |
Redmi Note 10 Pro | Snapdragon 732G/6GB/128GB |
Mi Note 10 | Snapdragon 730G/6GB/128GB |
Mi Note 10 Pro |
Snapdragon 730G/8GB/256GB |
Redmi Note 9S Redmi Note 10 Proでは搭載されているCPUに違いがあります。
新型モデルに搭載されたQualcomm Snapdragon 732Gのほうが若干処理性能が高くなり、Redmi Note 10 Proが29万点前後、旧型のMi Note 10では26万点台です(アプリver8での測定)。”732G”と”730G”ではチップの型番は近い数字となっていますが、世代が違うため低価格なRedmi Note 10 Proでも発売当時5~7万円もしたMi Note 10に負けない性能があると言えます。
ただし、Redmi Note 10 Proのほうが快適に動作すると言えるほどの差はないため、処理性能に関しては1~2年前のモデルと同程度と考えておきましょう。
メモリとストレージに関しても、発売時の定価比較で2万円も高かったMi Note 10と同じ6GB+128GBをRedmi Note 10 Proは3万円台で実現しています。Redmi Note10 Proには8GB/256GBモデルは存在しません。
カメラ性能の比較 | Redmi Note 10 Pro | Mi Note 10 |
メインカメラ | 1億800万画素 1/1.52インチセンサー |
1億800画素 1/1.33インチセンサー |
超広角カメラ | 800万画素 FOV 118° |
2000万画素 FOV 117° |
ポートレートカメラ |
無し |
1200万画素 光学2倍ズーム |
望遠カメラ | 無し |
500万画素 10倍ハイブリッドズーム |
マクロカメラ | 500万画素 | 200万画素 |
深度センサー | 200万画素 | 無し |
Redmi Note 10 ProとMi Note 10/Mi Note10 Proはどちらも108メガピクセルのカメラ・4つのカメラを搭載しているという点は同様ながら、イメージセンサーおよびカメラ構成が全く違います。
業界最高峰の画素数である1億画素カメラであっても、それを活かすことが出来る大きなセンサーを搭載していなければ画質の向上は望めません。
Redmi Note 10 Proは「3万円台で1億画素カメラ」を搭載した点は驚異的ながら、カメラ性能を期待するなら1年前のMi Note 10/Proのほうが上位です。
特に、ズーム性能はMi Note 10の評価は高くなっています。
(実際にMi note 10で撮影した写真)
カメラパーツのスペック上(数字上)の比較であれば、メインカメラも望遠も広角も、すべてRedmi Note 10 ProよりMi Note 10(Pro)のほうが高画質に撮れるはずです(Mi Note 10 ProとMi Note 10ではメインカメラの内部レンズ数が異なります)。
Mi Note10はミドル-ハイスペック機種として発売当時最高峰のカメラを積んでいたため、まだまだ低価格モデルには負けない性能がある、ということです。
物理的なスペックの違い | Redmi Note 10 Pro | Mi Note 10 |
ディスプレイ | 6.67インチ | 6.47インチ |
大きさ | 縦 164mm 横 76.5mm 厚さ 8.1 mm |
縦 157.8mm 横 74.2mm 厚さ 9.67 mm |
重さ | 193グラム | 208グラム |
電池容量 | 5020mAh | 5260mAh |
急速充電 | 最大33W急速充電 | 最大30W急速充電 |
SIMスロット | nano SIM×2 | nano SIM×2 |
防水・防塵 | 防滴IP53対応 | — |
Redmi Note 10 Proでは旧モデルのMi Note 10よりわずかに大きなディスプレイを搭載しながら、軽量化・薄型化しています。
(Mi Note 10実機)
Mi Note 10のほうが縦・横幅は小さいものの、かなり分厚いスマホでした。本体重量も15グラムも違うため、持ち比べると結構な差を感じられます。
電池容量については若干Mi Note 10のほうが大きいものの、Redmi Note 10 Proも5020mAhと大容量かつ33Wの急速充電に対応している点は、低価格モデルとしては十分な性能といえるでしょう。
もう一点、これは好みの問題もありますが指紋認証センサーの位置も違います。
Mi Note 10は画面内(ディスプレイの下部)内蔵の指紋認証、Redmi Note 10 Proのセンサーは本体側部にあります。画面内蔵のMi Note 10でもスムーズにロック解除を行えますが、「画面に指紋がべったり付くのがイヤ」という場合はRedmi Note 10 Proタイプのセンサーが良いかもしれません。
以上から、1年以上前に発売されたモデルに最新型のRedmi Note 10 Proは性能面で迫っている部分(電池性能・CPU性能・ディスプレイ)があるものの、まだ発売時点で2~3万円の価格差があった1世代前の上位モデルに全方面で勝てるほどの進歩はしていない、という評価です。
2021年4月時点の価格比較でもMi Note 10のほうがRedmi Note 10 Proより値段も高いため、「コスパ重視でRedmi Note 10 Proを選ぶ」ならアリです。性能が少しでも高いほうが良いというのならMi Note 10やその他のハイスペック機種を選ぶべきです。
Mi Note 10/Mi Note 10 Proも、そうは言ってもまだ発売から1年程度しか経過しておらず、短期間で格安スマホに追い越されるほど性能は劣っていません。Mi Note 10シリーズを持っている方がRedmiシリーズへの機種変更を考えるのはもう少し先で良いでしょう。
なお、おサイフケータイ機能・防水機能が欲しい場合にはRedmi Note 10 ProもMi Note 10も非対応であるため、不向きです。
おサイフケータイ機能・防水があり、かつ5G対応で21,600円という激安のソフトバンクRedmi Note 9Tもありますので、防水・おサイフケータイ必須の方はRedmi Note 9Tを推奨します。
Redmi Note 10 Proのセール情報
Redmi Note 10 Proについて、2021年4月3日時点でOCNモバイルONE回線・nuroモバイルの契約セットでキャッシュバックが貰える特典があります。
nuro モバイルのセット契約で16,000円、OCNモバイルONEの契約なら本体価格の50%以上である18,000円が貰えます’(キャッシュバックには適用条件があります。詳しくは販売サイトキャンペーン情報を参照ください)。
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