Apple iPhone 12 miniを実際に落として、割ってみました。

Apple iPhone 12シリーズは4倍向上した耐落下性能があるとされています。耐水性能も旧シリーズから大幅に向上しており、安心して使えるスマートフォンとしてバカ売れしているところですが・・・

iPhone 12 miniの場合、運が悪いとズボンのポケットからポロリと落としただけで簡単に割れることが判明しました。

iPhone 12 miniはiPhone 8や iPhone 7などの4.7インチモデルよりも小さく軽いボディを採用しており、このサイズ感を活かすために筆者は指紋防止用の背面フィルムのみを装着して利用していました。

回線は楽天モバイルの使い放題1年無料回線をeSIMで利用しており、散歩中に音楽プレイヤーとして使っていた最中、ズボンのポケットに入れたつもりが浅かったらしく、ポロリと落としてしまいました。

落とした地面は舗装されたコンクリート道路。

強く叩きつけたわけではありませんが、あっけなくガラスが割れました。腰の高さですから、落下高さは1メートルも無いはずです。

背面フィルムを付けていたおかげでガラスは飛散することはなかったものの、一番衝撃を受けたと見られる角はフィルムの下までひび割れが大きく広がっています。

地面に最初に当たったと推測される部分から、蜘蛛の巣のように筋が幾重にも広がっています。ひび割れの長さは1.5~2センチほど。フィルムを貼っていなければ、もっとヒビは広がったかもしれません。

本体の側面・フレームの縁の塗装が少し剥がれ、内部の銀色が見えています。

コンクリート面に落下時に跳ねて複数箇所がぶつかったようで、各角が傷つきました。

iPhone 12 miniのカメラは背面パネル面に対して飛び出ているため、カメラレンズにも傷が付きました。今回の落下事故ではぎりぎりカメラレンズの縁までで済んでおり、写真機能自体には異常は出ていません。しかし、あと少しでも傷が深ければ写真に傷が映るようになっていた可能性もあります。

今回は落とした高さが低かったためか、ディスプレイパネル側は無傷でした。しかし、落とした面が裏ではなく表だったならば、やはり割れや傷がついたことでしょう。iPhone 12シリーズは「4倍の耐落下性能」があると言ってもそれはディスプレイガラス(Ceramic Shieldの前面)の話であり、”落としても割れない・傷つかない”ことを保証するという意味は全くありません。落とせば、割れる時は割れます。

iPhone 12 miniの修理費用

iPhone 12 miniの画面割れやバッテリー交換、外装交換などの費用は以下のとおりです。

故障内容 費用
画面の修理
(ディスプレイの画面割れ)
Apple Care+保証:4,070円
保証対象外:27,280円
バッテリー交換 Apple Care+保証:0円
保証対象外:8,140円
その他修理
(外装交換や基盤修理など)
Apple Care+保証:14,190円
保証対象外:47,080円

(2021年1月時点)

iPhone 12 miniは旧モデルより頑丈になっているとされていますが、ガラス素材の背面・パネルは落とし所が悪ければ簡単に割れます。破損が怖い・高い修理費用を出したくない場合はApple Care+への加入や保護ケースの利用をおすすめします。

iPhone 12 mini用の格安クリアケースを買ってみた

もう割ってしまったあとではありますが、これ以上傷つくのを避けるため、手遅れながらiPhone 12 miniのデザインを損なわず、軽量なクリアケースを買ってみました。

iPhone 12 miniの飛び出たカメラレンズを保護するように、カメラパーツ部分が少し盛り上がったデザインです。初めからこういったものをつけていれば、カメラに傷が付いたり、割れることもなかったかもしれません・・・

ケースの重量は実測で約16グラム。iPhone 12 mini本体が133グラムですので合わせて約150グラムになります。

☆「ESR iPhone 12 mini 用 ケース」/購入時価格899円

iPhone 12 miniの軽さ・薄さ・小型さという特長をやや損なってしまいますが、落下時の防御力を高めたい場合はケースの利用・保証サービスへの加入をしたほうが良いかもしれません。

[実写]iPhone12miniをコンクリートに落下させると簡単に割れる-画面・ガラス割れ、傷の付き方