大手キャリアよりスマホ料金が安いことで人気のワイモバイルとUQモバイルの格安SIMプランで、2020年最新モデルの小型iPhone「iPhone SE(第2世代)」が2020年8月27日より発売されます。
iPhone SE2はこれまでワイモバイル・UQモバイルで販売されてきた旧モデルのiPhone7またはiPhone 6sとほぼ同じサイズ・デザインでありながら、CPUの処理能力が最新グレードにアップ・eSIMによるデュアルSIM利用が可能になる・カメラにポートレートモードが追加されるなど、大きな進化をしています。
一方、iPhone SE2の価格は格安でUQモバイルの場合なら3万2400円から購入可能です。
2020年大注目のiPhone SE2が料金プランも安いワイモバ・UQで買えるようになるということで購入検討をしているユーザーも多いと思いますが、iPhone SE2と同じディスプレイサイズの4.7インチシリーズの旧iPhoneから買い換える場合には、保護ケース・ガラスフィルム・ジャケットなどの使い回し・互換性に注意する必要があります。
iPhone SE2は”iPhone8”とほぼ同じデザイン
アップルのiPhoneシリーズでは、2020年モデルのiPhone SE2と同じディスプレイサイズ「4.7インチ」モデルは2014年のiPhone 6から始まりました。
正面からの見た目は6年も前のiPhone 6とiPhone SE2も似ていますが、実は少しずつデザインが変わっています。
歴代の4.7インチモデルは、「iPhone 6」「iPhone 6s」「iPhone 7」「iPhone 8」、そしてiPhone SE2で5世代目となります。
このうち、ワイモバイルとUQモバイルでは取り扱いのない2017年モデル iPhone 8とiPhone SE2はボディの素材（ガラスとアルミニウムのボディ）も同じであるため、本当にそっくりです。
iPhone 8とiPhone SE2の場合、カラーリングやロゴの位置などに若干の違いがあるものの、本体のサイズ・重量は完全に一致しています。
このため、iPhone 8用に作られた保護ケース・ジャケットなら、多くの製品でiPhone SE2にて流用が可能です（互換性は製造メーカーによって異なる場合があります）。
しかし、「iPhone 8用のアクセサリーがすべてiPhone SE2で問題なく使える」というのは間違いです。
iPhone 8とiPhone SE2ではディスプレイパネルの形状がわずかに違うことが確認されており、保護フィルム・ガラスフィルム製品では縁に浮きが生じるケースが多数報告されています。
当サイトでもiPhone 8用のフィルムを貼ると、iPhone SE2では空気が入ってしまうことを実証しています。
関連記事：iPhoneSE2用ガラスフィルムはどこで買える？(第2世代,2020) 縁が浮かない/キャリア販売品
同じく、iPhone 8以前のiPhone 7/6s/6用のガラスフィルムもiPhone SE2に装着すると浮きがでてしまう可能性があるため、ワイモバイル・UQモバイルでiPhone SE2を使うためにディスプレイ保護フィルムを買う場合には、専用の製品（および互換性が確認されたもの）を入手することを推奨します。
☆「Nimaso iPhone SE 第2世代 (2020) 強化ガラス液晶保護フィルム【ガイド枠付き】」
iPhone 7用のケースはiPhone SE2でも使える可能性あり
前項で「iPhone 8とiPhone SE2のボディサイズは同じ数字」ということを解説しましたが、ワイモバイル・UQモバイルから発売されたiPhone 7とiPhone SE2は、サイズは同じではありません。
（左 iPhone SE2,右iPhone 7）
iPhone 7もSE2も同じ4.7インチサイズであるため、2台を並べてじっくりと見比べてもどちらがどちらか解らないほどそっくりです。
しかし、iPhone 7とiPhone8/SE2ではボディの素材・パーツが一部変更されている影響で、ほんの少しサイズ・重さが変わります。
高さは0.1mm大きく、幅は0.2mm、厚さは0.2mmだけ増えています。
ただ、数字上は同じではありませんが、差がごくわずかであるため、iPhone 7用のケースやバンパー・ジャケットはiPhone SE2でも使える可能性はあります。
上記はSpigenというメーカーのiPhone 7用保護ケースですが、iPhone SE2でも全く問題なく装着出来ました。
製造精度・素材によって装着の可否・互換性が変わる可能性もありますが、多くのケース類はiPhone7/iPhone 8用のものでもiPhone SE2で使い回せると考えて大丈夫なはずです（個別製品の互換性は各メーカーにお問い合わせください）。
iPhone 6s/6のケースはiPhone SE2には不向き
ワイモバイル・UQモバイルでかつて販売されていたiPhone 6s（2015年モデル）から機種変更する場合、iPhone 7/8の場合とは異なり、保護ケースは互換性が無い可能性が高いです。
これはiPhone 6sとiPhone SE2のカメラのパーツが変更されていることに起因します。
iPhone 6s/6に比べてiPhone 7以降のモデルはカメラのレンズ位置がやや外側に移動しています。このため、背面カメラレンズ穴の位置が合わず、背面を保護するケース・アクセサリーには互換性がありません。
iPhone 6sからiPhone SE2へ機種変更を考えている場合は、保護ケースも買い直す必要があるでしょう（大きくカメラ穴が空いたデザイン・ユニバーサルデザインのケースなら使える可能性も無くはありません）。
アップルのiPhone用アクセサリーは、型落ちモデル用のフィルムやケースは在庫処分でとても安く買えることもありますが、iPhone SE2に使えるものかどうか互換性をよく確認してから注文することを推奨します。
