楽天モバイルから発売中のHuawei honor6 Plusと、SHARP SH-M01のスペック比較・価格をしてみようかと思います。

SH-M01は他社MVNOでも取り扱いがあるのですが、honor6 Plusは楽天モバイルが専売しているため、家電量販店などにはおそらく出ていないと思われますが、なかなかおもしろい機種です。

現在セールで半額で買えるこの2機種は目玉商品になっており、台数限定で飛ぶように売れているはずです。

このあとのタイムスケジュールは以下の通りです。

・9/7 21時から1時間 AQUOS SH-01M ホワイト500台
・9/7 23時30分から30分 honor6 Plus ゴールド700台
・9/9 20時から1時間 ARROWS M01 ブラック250台
・9/10 0時から1時間 honor6 Plus ホワイト700台

☆詳細なスケジュールはこちら▶「楽天スーパーセール 販売タイムスケジュール

スマホに慣れている方だと「honor6 PlusとSH-M01では購入者ターゲット層が全く異なる」というのはわかると思いますが、初心者向けに同じ格安スマホでもどんな違いがあるのかチェックしてみましょう(特にこの2台は価格帯も近いですが、出来ることは大きく違います)。

スペック比較

細かい解説は後回しにしまして、まずは物理的なスペック(性能・能力)の違いから行きましょう。

honor6 Plus SH-M01
OS Android 4.4
(5.1へUpdate予定)
Android4.4.4
CPU 1.8+1.3 8コア 2.2GHz 4コア
Antutuベンチスコア 42000前後 40000前後
RAM/ROM 3GB/32GB 2GB/16GB
ディスプレイサイズ 5.5インチ IPS 4.5インチ IGZO
解像度 フルHD フルHD
電池容量 3600 mAh 2120 mAh
重さ 約165グラム 約120グラム

OS・・・どちらもデフォルトではAndroid4.4のKitkatと呼ばれるバージョン
CPU・ベンチスコア・・・数字が大きいほど処理能力が高い
RAM・・・大きいほど同時にたくさんの仕事をさせても安定する
ROM・・・スマホに保存できる写真や音楽、アプリデータ容量の大きさ

IPS液晶・・・視覚野が広い(画面の横・斜めから見た時に見やすい)、発色の鮮やかさは若干劣る事が多い
IGZO・・・SHARPの液晶における基盤技術。静止画を表示している時に電池の消費が少ないと言われれる

続いて機能性の違いです。

honor6 Plus SH-M01
防水性能 なし IPX5/7
テレビ なし ワンセグ
おさいふ機能 なし なし
GPS あり あり
テザリング
メインカメラ 800/800万画素
ダブルレンズ
1310万画素
サブカメラ 800万画素 130万画素
赤外線通信 なし なし
SDカード mircoSD
最大128GB
mircoSD
最大32GB

国内のスマホならば当たり前のように上記テーブルの各機能は「全部入り」となってきていますが、SIMフリースマホの場合はいろいろと省かれています。特に、おサイフケータイ機能に関しては海外モデルで搭載している機種は皆無でしょう。初めからSIMフリーで販売されていて、おサイフケータイ機能があるのはソニーのXperia J compactくらいです(これも楽天モバイルで売っています)。

それでは続いて各機種の細かな性能を追っていきたいと思います。

honor6 Plusの長所は、某果物の名前が社名であるあのメーカーが出している、名前もそっくりなあのスマホっぽいデザインの良さです。

フラットなデザインで特徴的ということはないのですが、シンプルで飽きの来ない高級感がある作りです。

また、OSが最新のAndroid5.1へアップデートされることが予告されています。4.4でも使えないというわけでは全く無いのですが、将来的なアプリの対応はAndorid5.0以降~となってくる時代もそのうち来るでしょう。国内メーカーの端末はOSの更新に消極的ですが、honor6 Plusは少なくとも現行のLolipop(Andorid5xの開発コード名)に出来ます。

また、CPUには「Hisilicon Kirin 925」というチップが使われています。日本のスマホではあまり見ないCPUですが、ベンチマークアプリの測定結果を見る限りでは通常利用に十分な処理能力を持っているようです。Antutuで4万以上のスコアは国内スマートフォンであれば2013年冬~2014年モデルあたりのハイエンドスマートフォン並だと考えていいでしょう。

RAMが3GBになっており、これまた最新ハイエンドモデルと遜色のないメモリー容量です。昨今では4GBのRAMを搭載したモデルも無いではないですが、3GBあればアプリを複数同時に立ち上げての利用もスムーズなはずです(RAMの問題だけでなく、OSの違いによるプロセス・CPUの能力や処理によるので、RAMの大きさだけで動作の良さを判定することは出来ません)。

また、honor6 Plusの最大の特徴でもあるのですが、この機種は背面に800万画素のデュアルレンズを搭載しています。2つのカメラを使ってボケ味をデジタル的に処理して、一眼レフのようなフォーカス調整が可能になっています。「スーパーナイト」という夜景撮影に強いモードもあり、ライトアップや街の夜景を綺麗に撮影することが出来ます。(公式サイトに撮影例があるので、それをチェックして見てください。)

バッテリーの大きさもまた長所の一つです。スマホはディスプレイが大きくなるとどうしても電池の消費が激しくなるのですが、3600mAhというスマホとしては最大級レベルの電池が載っていますので、平均的なユーザーで実利用2日は保つとされています。

大きいスマホが好きだ!と言う方には良い点でもあるのですが、honor6Plusは5.5インチとかなり大型です。横幅が75.7mmとなっており、比較対象のSH-M01の63mmとは1センチ以上も幅広です。重さも165グラムと、軽量型のガラケーの2倍近い大きさ。

このサイズになると成人男性でも片手で画面の隅から隅までを操作するのはきついです。5.5インチは大きなスマホが使いづらいと感じる方にはオススメしづらいレベルの大きさです。その代わり動画を見たりゲームをしたりする場合には迫力がある、大きめの文字で表示させても読みやすいというメリットもあります。

また、honor6 Plusはもともと日本向けに開発されたモデルではないため、、日本国内での利用は少し限定されています。

FDD-LTE: B1/B3/B7, TDD-LTE: B38/B39/B40, UMTS: B1/B6/B8/B19, TD-SCDMA: B34/B39, GSM: 900/1800/1900

まず利用できるLTEの周波数帯が、公開されているところではBand1およびBand3しか対応していません。ドコモではこのBand1が広く使われていますのでかなり広いエリアで繋がるはずですが、この他のBand19, 21, 28などに対応できていません。

日本キャリアのLTE・3Gバンドはこちらで確認して下さい→ https://mvno.xsrv.jp/band/

SIMフリーではありますが、日本国内で使う場合にはドコモおよびドコモ系MVNO以外は厳しいでしょう。楽天モバイルはドコモ系なので問題ないといえば無いのですが、つながりやすさ重視、150Mbps以上での高速通信を期待するならhonor6 Plusは物足りないと感じる可能性が高いです。

管理人はSH-M01ではないのですが、この機種と兄弟機種としてauから発売されたAQUOS PHONE SERIE mini SHL24を持っています(機種としての性能は全く同じ)が、この機種は本当にコンパクトで持ちやすいですね!

FullSizeRender上記写真は小さいほうが4.5インチのSHL24,下が同じくシャープ製5.2インチの304SHです(液晶の色味が違うのは、わざと写真に取りやすいように暗くしているからです。同じモードにすると2台ともIGZOディスプレイなのでそっくりな色合いになります)。画面が小さな分だけキーボードなどの操作は多少しづらくなるのは避けられませんが、最近の大画面スマホとは目に見えてサイズが違います。片手でも余裕で画面の隅まで指が届き、ポケットに入れておいても邪魔になりにくいです。

そして防水性能もあります。防水機能のあるSIMフリー機種は他にもないわけではないのですが、それでもまだ少数派です。充電口はキャップレス防水で便利です。

ワンセグもあり。フルセグはありませんが、とりあえず暇つぶしにテレビが見られるというのは日本メーカー製ならではですね。

電池の持ちが悪い、とまでは言わないのですが、搭載された容量が2120mAhと比較的小さいため、1日じゅうスマホをいじり続けているとやはりバッテリーの減りが早くなります。それでもワンセグ視聴なら公式データで8時間くらいは連続で見られますし、待機状態にしておけば1週間位充電しなくても余裕で受信状態をキープ出来ます。

あと、この機種はドコモから発売されていた「AQUOS PHONE EX SH-02F」というモデルとほぼ同一なのですが、その時はあったおサイフケータイ機能が無くなっています。今回比較しているhonor6 Plusにもおサイフケータイ機能はありませんが、この機能が必須という方はSIMフリーには手を出すべきではありません(国内版を買ってSIMロックを外したほうが幸せになれます)。

SH-M01の性能は、SH-02F,SHL24が発売された当時のものですので、2013年冬~2014年春モデル相当です。すでに1年半以上前の機種ですから、どうしても最新の機種と比べると性能が少しだけ見劣りし始めています。通常利用には十分耐えられる能力はあるのですが、これが通常価格の5万円オーバーと言われてしまうと、ちょっと割高な感じがしてしまいます(笑)

まとめ

なんだかごちゃごちゃといろいろ書きすぎて伝えたい事が伝わったか怪しいのですが、つまりは、

画面・本体が大きく、高性能がいい人▶ honor6 Plus
本体は小さく、防水機能重視の人 ▶ SH-M01

これが最も簡単な選ぶポイントですね。処理能力的な意味でのコスパならhonor6 Plusは現在発売されているどの格安スマホにも劣らないくらい上位ですし、SH-M01は防水機能持ちで日常利用に便利なのです。

どちらを選ぶかは利用者の好み次第です。

SIMフリー格安スマホのSH-M01とhonor6 Plusを比較 コスパ・利便性が高いのはどっち?

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2 thoughts on “SIMフリー格安スマホのSH-M01とhonor6 Plusを比較 コスパ・利便性が高いのはどっち?

  • 2015年9月9日 at 5:43 PM
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    私的には、honor6 PlusはむしろLTEバンド二つ対応しているソフトバンク系の方がおすすめです。3Gもプラチナバンド対応ですし。
    5s/5c以前のiPhoneやNexus5とほぼ同じくらいつながるはずです。(最近はB8エリアが広がった様なので意外と差がついたかもですが)

    • 2015年9月9日 at 8:01 PM
      Permalink

      私はSB系のバンドがどれが普及しているのかなど全くわからないのですが(焦)、SBのLTE band1とYモバのBand3はつながりやすいのですかね?プラチナバンド対応しているのは安心できて良いですね。(SBは少し地方に行くとすぐに圏外になる昔の印象が^^;)

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