UQ mobileおよびauから発売されているシャープ製のスマートフォン AQUOS U, AQUOS L SHV37のカメラチェックを実機で確認してみます。

shv37-c

この機種はドコモのAQUOS EVER  SH-02J,  SIMフリーモデル SH-M04の兄弟機種でもあり、それぞれ全く同じではない(例えばドコモ版では指紋認証がありますが、SHV37には非搭載となっています)ものの、カメラ機能はおそらく同一です。

SHV37のカメラ仕様

カメラの仕様データは以下の通りです。

アウトカメラ:約1,310万画素 CMOS 裏面照射積層型
インカメラ:    約500万画素 CMOS 裏面照射型

シャープの「AQUOS L」のページにはコレだけしか書かれていないのですが、レンズのf値は2.2です。

インカメラは「見るだけ解除」機能に対応しており、登録した目の画像を解析してロック解除が出来ます。認証速度は指紋認証システムに比べてちょっと時間が掛かりますが、慣れれば1秒足らずの一瞬で解除も出来ます。

カメラの主なメニュー機能

AQUOS Lには自動でシーンを判断して撮影する「おすすめオート」の他にもいくつか簡単に撮影出来るメニューが用意されています。

・おすすめプラス
・タイムプラス
・花火撮影
・モノクロ
・銀残し

「おすすめプラス」モードの中には「くっきり」・「ふんわり」・「逆光でも」・「残像を」・「近づいて」、そしてフルマニュアルモードがあります。それぞれのモードでシャッター時間やISO感度・ホワイトバランス・焦点距離が調整されており、必要に応じてこれらのモードを駆使することもできそうです。

なお、今回の撮影では基本的にすべておすすめオートで、一切の加工をせずに画像をアップロードしておきます。

clip_now_20170115_024357最近の高性能カメラ機能を搭載したスマホには良くあるフルマニュアルモード。一眼レフカメラのように自由に設定出来る反面、調整を失敗するとピンぼけになったり、真っ暗・真っ白の写真ができてしまう可能性があります。長時間露出は最大5秒までと少々短めです(バルブ撮影は出来ません)。

各種設定画面では撮影サイズの変更・写真構図のアドバイス(フレーミングアドバイザー)、笑顔や振り向きを判別してシャッターをきれるモード・タイマー撮影などの設定が出来ます。

AQUOS Lで風景撮影

では、実際にAQUOS Lで撮影した写真を見ていただきましょう。各画像をクリックするとオリジナルサイズの写真を見ることが出来ます(ファイル容量が大きいため、モバイル回線を利用中の方はパケット料金にご注意下さい)。

撮影機種 AQUOS L Mi5 デジカメ
渡月橋 D kiss2
竹林の道 DSC_0031 mi5-2017-2 kiss1
二尊院 mi5-2017-3 kiss3

*一部人が写り込んだ箇所は加工していますが、色合い・コントラストなどは無調整です。

もっと真っ白な風景を期待していたのですが、残念ながら1日遅かったようで・・・かなり雪は溶けてしまっていました。タクシーのおじさん曰く、この2日前は数年に一度レベルで綺麗な雪景色になっていたとのことです。

Xiaomi Mi5と比べてAQUOS Lではやや画角が狭く撮影されるようです。デジカメの場合は超広角レンズ(10mm)を使っていますのでスマートフォンとは比較にならないほど広い範囲が1枚の写真に収まっていますが、ほぼ同じ場所から撮影しています。

京都の嵐山で有名な「竹林の道」の写真を比べると、Mi5の場合が少し不自然なくらい緑が鮮明に。見た目としては確かにキレイに見えますが、より現実の色合いに近いのはAQUOS Lです。

天台宗の寺院・二尊院の多宝塔~京都市内を眼下に収めることが出来る小倉山での写真では、むしろMi5よりもAQUOSの方が明るく、影になった部分もより自然な感じに(ただし、このあたりのコントラストはあとからフォトアプリ・画像加工によっていくらでも調整出来るので、どちらがキレイな写真が撮れるかと聞かれるとなんとも言えないです)。

多宝塔のてっぺんのモニュメントを拡大して見比べてみましょう。

shv37mi5

上がAQUOS L,下がMi5です。正直、どちらも似たようなものですね(´∀`)

さて、これだけではまだ良く違いが分からないので、iPhone7とも比べてみましょう。

AQUOS L iPhone 7
IMG_1461

この2枚は全く同じ位置から撮影しています。わざと背景にLEDライトを当てて逆光っぽい環境になっています。AQUOS Lではかなり青っぽくホワイトバランスの調整がされています。

前輪の部分を拡大して比較してみましょう。

aqip7色合いが全く違ってしまっていますが、車輪の模様までAQUOS LでもiPhone7でもそれほどの違いがなく、くっきりと写っているようです。

色合いの違いも最初に解説したフルマニュアルモードからホワイトバランスの調整をすることで、iPhoneのような温かみのある色で撮影することも可能です。

DSC_0008同じ状態のまま、ホワイトバランスを最大値まで振り切らせてみました。シルバーの車の模型が輝く金色になりました。

AQUOS Lのカメラはいろいろなメニューを使いこなして特徴な的な写真を撮影することも可能であり、通常のスマホ画面で見るだけなら十分に利用できそうな画質で撮影が出来ると考えて良いと思います。

使っていた気づいた点としては、AQUOS L(SHV37)には良くある「パノラマ撮影」機能が無いようです。最近のAQUOSスマホにはないのでしょうか?アウトカメラの画角が狭めなので、合成でも良いからパノラマ写真機能があると良かったかなと思います。

AQUOS Lのカメラ性能は他のスマホに比べてものすごく優れているという点は特にありませんが、シャッター音も必要以上に大きくは無く、使い勝手も悪くなかったと感じました。

このAQUOS L(SHV37)はUQ mobileのお試しレンタル・Try UQ Mobileサービスを利用すると誰でも借りることができますので、自分自身で試してみたい!という方はレンタルサービスを試してみましょう。

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*記載情報は記事執筆のものです。最新情報は公式HPを参照ください。
AQUOS L(SHV37)のカメラ性能 雪景色の京都を撮影して機能をチェック