春の引越しシーズン・契約更新シーズンに携帯電話とインターネット回線の節約を見直したいのなら、同業者・提携業者によってセット割引が利くネット・スマホ回線に乗り換え検討をしてみることをオススメします。

昨今の携帯電話・インターネットサービスは多業種が参入してることも影響して、それ単体では価格・サービス面ではあまり差が出ないことがあります。一方で業者としては「顧客の囲い込み」をしたいために同業者のサービスを複数契約することで大幅な割引を用意していることが多く、特に「スマホとインターネット」のセット割引は強力な特典があります。

せっかくセット割引が使えるチャンスがあるのに使わないのは損ですので、スマホ契約にインターネットを変える・インターネット回線に合わせて携帯会社を変えると、どのくらいの割引が受けられるのか一覧にしてチェック出来るように情報をまとめてみます。

スマホセット割引のあるネットサービス*

*以下の情報は2017年時点のものです。現在はプラン変更により大きく特典が変わっています。

対象携帯会社 ネットサービス セット割引例
ドコモ ドコモ光
月額4000円~
最大月額3,200円引き
(1契約につき1グループ)
 au auひかり
月額 3,800円~
最大月額2,000円引き/台
(1契約につき最大10回線)
 au  光コラボレーション
月額2,900円~
最大月額1,700円引き
(ネット回線の値引き)
 au UQ WiMAXサービス
月額3千円~4千円程度
スマートバリューmine
 最大934円
(1契約につき1回線)
SB  ソフトバンク光
月額3,800円~
最大 月額2,000円引き/台
(1契約につき最大10回線)
SB Softbank Air
月額5,370円~
最大 月額2,000円引き/台
(1契約につき最大10回線)
SB ホワイトBB(ADSL)
月額1,886円~
最大 月額1,522円引き/台
(1契約につき最大10回線)
SB NURO光
月額4,743円~
最大 月額2,000円引き/台
(1契約につき最大10回線)
Yモバ ソフトバンク光
月額3,800円~
最大 月額5,200円引き
(4回線以上で最大到達)
Yモバ Softbank Air
月額5,370円~
最大 月額3,800円引き
(3回線以上で最大到達)

*各サービス名・割引額は2017年2月時点の情報に基づきまとめています。ネットサービスの月額料金は契約プラン・加入オプション・建物の種類(戸建て・集合住宅)で異なりますので、ここでは一例のみを記載しました。セット割の値引き分は「ネット回線とセットにすることで発生する割引」のみを考慮し、他の長期割引・携帯購入に掛かる割引・加入時のみに受けられるキャンペーン・特典を除いて記載しています(契約特典系は後述します)。サービスによって割引を併用できない種類の特典もありますので、詳しくは各社のHPを参照ください。

docomoのセットプラン

ドコモのスマホ・携帯とセット割引を使えるのは2017年2月時点では「ドコモ光」という、フレッツ光インターネット回線を利用した「光コラボレーション」と呼ばれるサービスのみとなります。

セット割引で適用される料金は「契約年数+スマホのデータプラン容量によって変動します。そのため、ドコモの携帯を長く・たくさん使っている家庭ほど有利になります。

auのセットプラン

auでは自社の「auひかり」の他、フレッツ光による「auひかりコラボレーション」、地域のケーブルインターネット業者、さらにはモバイルルーター回線の「WiMAX(UQコミュニケーションズ)」との多種多彩なセット割引を用意しています。

セットに出来るインターネット回線の種類に応じて適用できる割引の種類もたくさんあるので割引条件が複雑になっているため注意が必要です。しかしながらそれだけネット回線の種類を豊富なサービスから選び、居住エリア・建物に依らずauとのセット割引を狙うことが出来るというメリットがあるとも考えられます。

上記の一覧比較テーブルにも書いたのですが、以下の3種類は「auのスマホ回線とセットで値引き」という点では同じながら、適用できるインターネット回線はそれぞれ異なります

auスマートバリュー / 「auひかり」サービスが対象
auスマートバリュー mine / モバイルルーター回線が対象
auセット割 / auと提携した「ひかりコラボレーション」サービスが対象

各セット割引で値引きされる料金も違います。3種類の違いはどの割引がお得か?という問題ではなく、どのセット割引を使える回線を各家庭で使えるか?というところにあります。auのスマホをすでに使っているのなら、どの回線が住んでいる自宅のエリア・マンションで使えるのかを知るところから始めるべきです。

3種類のauセット割引はそれぞれ併用・重複適用することは出来ません

最も基本的な自宅用固定回線とのauスマホのセットは「スマートバリュー」になります。auひかりが提供されていないエリアでもCATV事業者のネット契約でも適用出来ることが多く、まずはスマバリが使えるかどうかをチェックしましょう。

☆「auスマートバリューに使えるネット回線・必須契約サービスを調べる方法

auスマートバリューmineが使えるのはUQコミュニケーションズが提供している「WiMAX2+」というサービスになります(ごく一部のエリアではauが提供しているWiMAXサービスを契約することで通常のスマートバリューを適用できるケースがあります。詳しくはauショップにて問い合わせてください。オンラインで取扱いのある公式サイト・業者はありません)。WiMAX2+はUQを本家として、多種多様な販売代理店がさまざまなキャンペーン・割引を出していますので、申し込み窓口によってさらにお得感が異なるため、代理店選びも重要なポイントになります。

関連記事:2017年WiMAXキャンペーン比較 月額値引き・キャッシュバック特典付与のトレンド

auセット割では、「auひかり」ではなく「光コラボレーション」を利用したインターネットサービスと一緒に利用することが出来る割引となります。このあたりになるとネットサービスの種類に詳しくない人にとっては何がなんだか分からなくなると思いますけれど(´∀`;)

例えばauセット割が使えるサービスはソネットが運営しているコラボ回線があります。

非常に分かりにくいのですが、ソネットは「auスマートバリューが使える au光回線」も「auセット割が使えるコラボレーション回線」も「So-net 光」という名前が付いています。どちらの割引が使えるかは契約する回線の種類によって異なる、というのはこういう意味です。

ソフトバンク・ワイモバイルのセット割

ソフトバンクグループの場合、同グループがやっている光・ADSL、そしてちょっと特殊なワイヤレス固定回線のソフトバンクエアーなどがセット対象になります。ソフトバンクでは「おうち割光セット」・ワイモバイルでは「光おトク割」という名前の割引が該当します。

ソフトバンクとワイモバイルではセット割適用時の値引き額・システムが異なります。最大割引額はソフトバンクのほうが大きくなりますが、ワイモバイルでは比較的安い維持費で大きなセット割引が受けられるように設定されています。

ワイモバイルの場合も複数台のセット割引を組むことが可能です。

セット種類 1回線 2回線 3回線 4回線以上
SB光(戸建て) 500円 1,000円 1,500円 5,200円
SB光(ライト) 500円 1,000円 1,500円 2,000円
SB光(マンション) 500円 1,000円 3,800円 3,800円
ソフトバンクエアー 500円 1,000円 3,800円 3,800円

ワイモバイルのセット割では、上記のテーブルで赤文字にした契約パターンで割引額が跳ね上がります。ワイモバイルで3回線以上のスマートフォン契約をしているのなら、ソフトバンク光・ソフトバンクエアーをセットにすることで大幅な節約効果が期待できます。通常ソフトバンクエアーは普通の固定回線よりも料金が割高なのですが、3,800円引きを適用すれば他のほとんどのネット回線より安くなると考えることも出来るはずです(セット割引はワイモバイルの合算料金から値引きされます)。

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2月~3月の引越しシーズンになると、インターネット回線の契約・開通工事には長い待ち期間が生じることがあります。スマホとのセット割引を適用するためにインターネット回線の契約を見直す場合は、なるべく早めに申し込みをしておくことを推奨します。長い場合は1ヶ月以上のインターネット不通期間が出来てしまったりすることもあります。

すぐにインターネットを使いたい場合は上記でも登場したソフトバンクエアー・WiMAXサービスなら工事不要のネットサービスになりますので、比較的早く使うことが出来ます(通常は申し込みから1週間以内に利用開始が出来るはずです)

関連記事:[実体験]Softbank Airの申し込み方法・必要な準備・日数 利用方法まとめ


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