2018年夏モデルスマートフォン Xperia XZ2 Premium SO-04Kの顔認証を使ったセキュリティ機能の設定方法・認証速度・精度を実際に利用してみましたので、他社メーカー製品と比べてどんな使い勝手だったのか、レポートをお届けします。
Xperia XZ2 Premium(docomoモデル SO-04K, auモデル SOV38)では、生体認証として3つの方式「指紋・顔・声」からロック画面解除方法を選択をすることが出来ます。
dアカウントと連携できる生体認証データは指紋認証のみとなりますが、ソニーの「Smart Lock」機能として、顔認証・声認証(Voice Martch)が使えます。
顔認証の設定方法
【設定】→【ロック画面とセキュリティ】→【Smart Lock】へ
*Smart Lock機能はパスワード・ロックNoなど、すでに別のロック機能を設定している場合にのみ利用できます。「顔認証だけ」をロック解除方法をして使うことは出来ないため、画面ロックを使っていない場合は、事前にロック設定を行って下さい。
Smart Lockの画面から「認証済みの顔」を選択して、初回登録を行います。
初回利用時にはカメラへのアクセス許可設定が表示されますので「許可」を選択します。
インカメラが起動し、顔データの採取を行います。円の中心に顔が入るようにカメラとの距離を調整して、円の周囲にあるインジケーターが一周するまで待つと、登録完了です。
また、必要に応じて「顔認証の精度を改善」を選ぶことで、顔写真の追加データを取り込むことも出来ます。
Xperia XZ2シリーズのSmart Lockでは、AppleのFace IDにように立体的に顔のデータを保存するわけではなく、撮影する度に精度が上がっていくようなAIシステムもありませんので、頻繁に認証失敗する場合は、制度の改善を試しましょう。
SO-04Kの顔認証の精度・速度
顔認証の設定がオンになっていると、ロック画面に人の上半身をデザインしたようなアイコンマークが出ます。これが表示されている間にスマホを顔の正面に持ってくると、顔認証によるロック解除が行えます。
顔認証に成功すると、南京錠が解錠されたアイコンに変化します。
Xperiaのスマートロックでは、顔認証後にスライドをすることによってホーム画面に移動することになります。スライド無しで一気にホーム画面まで行く設定は無いようです。
認証の速度は早く、画面を点灯して1秒も経たない間に解除が可能です。通常通りにパスワードやパターン入力を行うより、すばやくロック解除が出来ます。
ただし、顔認証後に画面のスライドが必要になるため、他社のスライド不要で解除が出来る方式の端末に比べると不便で、ホーム画面へ到達するまでの時間も余計に掛かります。
Smart Lockの精度については、顔を表面的にしか判断出来ないシステムであるため、顔写真をかざすだけでも簡単に解除が出来てしまいます。端末の持ち主が不明な状態であれば勝手に解除される可能性は低くなりますが、所有者が分かっている場合(例えば家族や友人・知人)には、事前に所有者の顔写真をスマホで撮ったものがあるだけで、簡単に中身を盗み見されてしまいます(スマホのディスプレイ画面に写真を表示させ、Xperia XZ2 Premiumの前に持ってくるだけで、すぐに解除出来てしまうことを確認済み)。
従って、パターン・パスワード・指紋認証に比べて顔認証のセキュリティは弱いと言えるため、日常的に利用することはおすすめしません。他人に見られて困るデータ・情報が入っている場合は、顔認証以外のセキュリティ方式を使うことを推奨します。
Xperia XZ2 Premium SO-04Kのレビューをもっと見たい人は以下の記事を参照下さい。Xperua XZ2 Premiumの新機能やカメラ機能の実機テスト、値引き情報などもまとめています。
☆「スナドラ845搭載機種比較 Xperia XZ2プレミアム SO-04Kは買いか スペック・機能・価格まとめてレビュー」
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